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2019年11月

2019年11月25日 (月)

はなしば

糸島弁シリーズ三百七十九。はなしば。

『おぶっぱん かえよったら おしきみの かれとったけん うらやまいって はなしば きってっちゃらんですか』「仏飯を替えようとしたらお供えの木も枯れていたので、裏山に入って花柴を切ってきてくれませんか」

【はなしば】シキミの異名別称。仏前に御供えする(飾る)ための木。神事用はサカキ《榊》。

【おぶっぱん】仏飯。お供え飯のこと。

自分が子供のとき、なしてか、我が家はお神さまも仏さまも一緒くたの棚で、お仏飯と榊が飾っちゃったです。ついでに金光(教)様の御札も。

写真はオシキミやサカキいろいろ。神前仏前に供えるとに輸入物はなかろうたい・・・と思うとですがね。

Importsakaki

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2019年11月18日 (月)

ここもとそこもと

糸島弁シリーズ三百七十八。ここもとそこもと。

『ここもとい まんじゅう おいといたが どっかい なおしこんだや』 『となりんこが きたけん ごっそうしたよ』「このへんに饅頭を置いておいたけれど、どこかにしまったかい」「隣りの子が遊びに来たからご馳走しましたよ」

「そんならよかばって、ほんなごとな、おまえが食うたっちゃなかか?」てことがたまにあります。ははは。

【ここもと・そこもと】ここらあたり、このへん。そこらあたり。そのへん。基本的には目の前やこの近くといった"場所"を指す言葉ですが、テレビ時代劇にちょいちょい「そこもとはどちらのご家中で・・・」などと出てくるように、自分とお前という意味もありますね。漢字で書くと、此許《ここもと》其処許《そこもと》になるようです。

写真は前原の角屋食堂のぜんざいまんじゅう


Zenzaimanjyu_kadoya

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2019年11月11日 (月)

こげ

糸島弁シリーズ三百七十七。こげ。

『あん はっくつちょうさん おばちゃんたちゃ ただの やとわれさんちゃ なかとばい こくほう なるごたる こげば みつける せんもんか』「あの発掘調査のおばさんたちは普通の雇われ人じゃないんだよ。国宝になるような欠片を見つける専門家だよ」

【こげ】かけら。小さな破片。「歯がこげて(欠けて)しもうた」という、あの「こげ」ですね。言葉の由来は「欠ける」「こけら」あたりでしょうか。

写真はそのおばちゃんたちの成果かも・・・の伊都国歴史博物館のこげ。

Koge

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2019年11月 4日 (月)

こわか

糸島弁シリーズ三百七十六。こわか。

『あん くりーにんぐやな のりのききすぎかで しあげのこわかと みせば かゆーか こんだー のりなしで だしてきない』「あのクリーニング屋さんは、糊のきき過ぎで仕上げが固いんだよ。店を代えるか糊なし仕上げでだしてきて」

【こわい】強いと書くとでしょうね。固くてゴワゴワしていること。博多弁としては「こわか」よりも、より意味の強い「こわくるしか」を聞く方が多かったようです。自分はあまりカッターシャツ系は着ないので、なおさら糊負けして、よー首がヒリヒリしよりました。

もしかすると、今どきの合成化学糊よりも、こげな海藻由来の「ふのり」みたいなもんの方が身体にはよかったとでしょうね。

Okyuto02

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