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2019年9月

2019年9月30日 (月)

みみなば

糸島弁シリーズ三百七十一。みみなば。

『みみなばの はえとったけん とってって すいもんに したとやが ほんなごと しおくらげやな』「きくらげが生えていたので採って来て吸い物にしたんだけれど、本当に(海のくらげで保存のために塩をした)くらげだね」

【みみなば】きくらげ。やはり耳の形をしていることからついた名前でしょうね。

【なば】一般的に茸、キノコのこと。

生のみみなばが売りよりました。

Miminaba 

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2019年9月23日 (月)

なまのくさけ

糸島弁シリーズ三百七十。なまのくさけ。

『おくんちの なまのくさけな どげんしますか たいがよかですか ぶりにしますか』『おごっつおぅやけん やっぱ たいが よかやろね』「おくんちのお刺身はどうしましょうか鯛にしますか。鰤にしますか」「ご馳走だからやはり鯛がいいだろうね」

【なまのくさけ】もともとは供物(懸けの魚・祝用やハレの日用の)としての生臭気《なまくさげ》、生臭物のこと。いまでは普通に魚や魚料理や刺身をさすことが多かようです。

写真は福吉の神幸祭。

Hakusan09

Hakusan06

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2019年9月16日 (月)

やまだし

糸島弁シリーズ三百六十九。やまだし。

『ななやまんからの やまだしの ふいてって なしてか えらい むしあつかな』『ばってん これの なからな いねな ちゃんと そだたんげなたい』「七山の方からの山出しの風が吹いて、どうしてだか、ずいぶんと蒸し暑いね」「けれどこれが吹かないと稲はきちんと育たないらしいよ」

【やまだし】山から吹きおろしの強風。梅雨ごろに南からの強風=白南風《しらはえ》のこと。一方、西方向や西北からの強風を「にしあなぜ」とか「にしきた」というようですね。

写真はたしか波呂あたりの田んぼ。

Aki_torai02

この週末は二丈吉井での赤米見学会がありよったっちゃなかでしょうか。

Akamai

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2019年9月 9日 (月)

ぎんずな

糸島弁シリーズ三百六十八。ぎんずな。

『わざわざ はこざきさんやら さくらいじんじゃまで おしおいずな くみにいかんちゃ おれが きすつりい いったとき ぎんずな ひろーってっちゃろう』『そげな ごりやくの なかもんな いらん』

「わざわざ筥崎宮や櫻井神社までお汐井砂を酌みに行かなくても、俺がキス釣りに行ったときに浜の砂を拾って来てあげるよ」「そんなご利益がないものはいらない」

【ぎんずな】真砂、砂浜の砂。金色の砂《きんすな》が濁音化したもの。

【おしおいずな】お汐井・お潮井。身を清めるため、厄落としのための(祈祷済みの)浜砂。

写真は筥崎さんのお潮井酌み場と櫻井さんのお潮井。

Osioizuna

Osioi

 

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2019年9月 2日 (月)

あがりぐち

糸島弁シリーズ三百六十七。あがりぐち

『むかしん いえな もんやら なかけん にわから はいって そんまま あがりぐちで ねだおとしたい』「昔の家は門なんてないから庭から入ってそのまま上がり口で座って長話だったよ」

【あがりぐち】土間(ギチやらタタキやら言いよりましたね)と座敷(や廊下)との間の一段低いところにある狭い板の間のこと。

【ねだおとし】床を支える横木が腐るほどの長話や長っ尻のこと。

写真はご大尽(豪商)の家やったとでしょうね。前原は古材の森。

ギチのへっつい。

Kodainomori03

上がり口

Kodainomori02

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