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2019年5月

2019年5月27日 (月)

ぐのみ

糸島弁シリーズ三百五十五。ぐのみ。

『おまや あやつの はなしな ぐのみ しといて おれの いいぶんな ききながして そらおかしかろ』「お前はあいつの話はそのまま聞いておいて、俺の言い分は聞き流しっていうのはおかしいだろ」

よくあるこっちゃありますね・・・ということで、ぐのみ。

【ぐのみ】鵜呑《うの》みすること。(なにも考えも批判もせずに)そのまま聞き入れること。信じること。以前は「具のみ」が語源と思うとりましたが、「ぐいっと勢いよく飲み込む」という意味の「ぐいのみ」という言葉が辞書にありました。「ぐいのみ」は盃だけを意味するとやないとに、この歳になって気づくというおそまつな話。ただし言葉の由来としちゃこっちの方が筋の良か気もします。

さすがにこげな樽酒やと「ぐいのみ」はできんですかね。ははは。

Agezoko01

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2019年5月20日 (月)

のーしろ

糸島弁シリーズ三百五十四。のーしろ。

『ことしゃ あつーも さむーものーて なえどこも まんぐりよー いきよるたい よか のーしろん できろうや』「今年は暑くも寒くもなくて苗床も具合よくいってるね。良い苗代ができるだろう」

【のーしろ】苗代《なわしろ》のこと。苗代の訛り。人や地域によっては「なーしろ」ても言うごたります。

ちょうど「まんぐり」ていう方言のでてきたので、ついでのおまけ。苗床の生育時期の気候ぐあいを「のーしろかんえ」やら「なーしろがんや」ていうとこもあるごたります。もちろん「寒合い=寒暖の様子・気温の具合」ですたいね。共通語では、やはり同時期を「苗代寒《なわしろざむ》」。

いつもながらの使い回し写真で申しわけなかですが、可也山の田植え直後。麦の収穫時期でもありますね。

Taue_mugi_kaya

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2019年5月13日 (月)

とや

糸島弁シリーズ三百五十三。とや。

『とやん せわな こどもでん よかが やっぱー おとしたり けむしりな させられめーな』「鳥小屋の世話は子どもでもいいけれど、さすがに首締めたり毛むしりはさせられないよね」

そらそうでしょうたい。親っさんたちの寄り合いの酒ん肴のかしわ肉なら・・・ということで、久しぶりに聞いた「とや」

【とや】鳥屋と書くとやろて思います。鳥小屋のこと。以前やっぱし鳥小屋を意味する「じどや=地鳥屋=塒鳥屋」はこちらに書いとりますので、よろしければお読みくだされませ。

最近ペーパークラフトなるもんに凝っておりまして、ちょうどこげなもん作ったときやけん載せときます。

Sanwa

 

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2019年5月 6日 (月)

つらんこうむく

糸島弁シリーズ三百五十二。つらんこうむく。

『うちんとが おだいしこうで おれがしりひかれの かかあでんかて つらんこうむくもんやけん おうじょうしとると』「うちの(嫁・かみさん)が、お大師講で俺が(尻敷かれで家は嬶天下)とばらしてしまうもんだから困っているよ」

【つらんこうむく】正体を明かす、化けの皮、素性をばらすこと。漢字やと「面の皮(甲)剥く」となるとでしょうか。剥かれる前の状態を「面の皮の厚い奴」「つらんこうの厚か」といいます。

面の皮は食えんですが、こげなとならなんぼでも食えます。豚足の皮。

自分ちで一時間ほど茹であげて、それから焼くなり甘醤油で味付けするなりするとよかです。

Tonsoku06_1

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