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2019年2月

2019年2月25日 (月)

やづま

糸島弁シリーズ三百四十二。やづま。
『ねしなに よんだほんが まくらもとに ちらかっとるやないね やづまに つんどくか たなに しまうか しない』「寝ながら読んだ本が枕元に散らかったままじゃないか。部屋の隅に積むか棚にしまうかしなさいよ」

【やづま】部屋の隅。家褄・屋端《やづま》などと書くようです。もともとは屋根や軒の端っこという意味らしいです。個人的にはただ四方八方の八褄と漢字を当てたい気もします。

例文は
実話ですたいね。寝ながら「へっぱくBLOG」と「糸島弁ブログ」両方の次回用の方言ネタを考えたり辞書調べをしよります。こげなふうに片付いとる方が珍しかです。方言資料の一部です。

Itosimabon


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2019年2月18日 (月)

ぬくめ

糸島弁シリーズ三百四十一。ぬくめ。
『こふじから かやさん のぼるとな ぬくめじゃ むりばい まいごに なるとが せきんやま』「小富士の方から可也山に登るのは初心者じゃ無理。迷子になるのが関の山だよ」

自分が迷子になった件は、ここにも何度か書いたごと
ちゃんとした登山道がなかけんですね・・・というとは別の話で今回は「ぬくめ」。

【ぬくめ】初心者。未熟者。一丁前にならない半人前。語源は「ぬくめどり」からやなかろうかと考えとります。以下広辞苑より。
【温め鳥《ぬくめどり》】
1:冬の夜、鷹が小鳥を捕えてつかみ、その脚を温め、翌朝これを放してやるということ。また、その小鳥。
2:親鳥が雛を翼でおおって温めること。
早い話が、まだ親元から離れきらん独り立ちしきらんていうことでしょうね。

写真は小富士梅林。

Kofuji09

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2019年2月11日 (月)

ぼさかた

糸島弁シリーズ三百四十。ぼさかた。

『おいちゃんたちな しょうゆかいはだれか ぼさかたはだれやて こきつかいなるばって おれたちゃとっくに おさばってんな』「おじさんたちは、使いっ走りは誰だ炊事係は誰だと酷使するけど、俺たちとっくに大人なんだけどね」
そういや、醤油買い=パシリですばって、もひとつ「畦走り」ていうともありますね。
【ぼさかた】炊事係・使いっ走り・雑用係。言葉の由来はさっぱりわかりません。補佐方というと現代語すぎるような気もしますしね。雑用係なら「ぼさぼさいぼさか=ぼろ・つまらんもの」からとも言えそうですが、第一義が炊事係やけんですね・・・、むりやり割烹の烹(ほう・ぽう)方とでもしときますか。どなたか「ぼさかた」をご存知でしたらご教授くだされませ。
ちなみに自分は毎日「ぼさかた」しよります。酒ん肴は自分でつくったほうがうまかけんです。豚バラ肉のカリカリ焼き・・・。
Butabarakarikari

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2019年2月 4日 (月)

おこつる

糸島弁シリーズ三百三十九。おこつる。
『ほら ひとに ぶつかろうが おみせんなかまで ふたんで おこつりあうとば やめんね』「人にぶつかるでしょ。お店の中でまで二人でからかい合うのをやめなさい」

【おこつる】からかう。冷やかす。バカにする。ほとんど消滅語で資料的に残っとるだけの方言かもしらんですね。
語源は古語のおこづく。なんでも今昔物語や源氏物語にも出てくるような由緒ある言葉らしいです。 辞書には《痴付》と漢字を当ててあります。痴付の「痴」そのものの意味は馬鹿げたとか愚かななという意味ですから、そこらあたりから来たとでしょうね。しかし、よーまたこげん古い言葉が方言として残っとるもんですたいね。

Itosaisai02

写真は伊都菜彩。おこつり合わんでも、ただ歩きよるだけでお客さんとぶつかるごと、いっつも大入り満員ですね。

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