やづま
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糸島弁シリーズ三百四十一。ぬくめ。
『こふじから かやさん のぼるとな ぬくめじゃ むりばい まいごに なるとが せきんやま』「小富士の方から可也山に登るのは初心者じゃ無理。迷子になるのが関の山だよ」
自分が迷子になった件は、ここにも何度か書いたごとちゃんとした登山道がなかけんですね・・・というとは別の話で今回は「ぬくめ」。
【ぬくめ】初心者。未熟者。一丁前にならない半人前。語源は「ぬくめどり」からやなかろうかと考えとります。以下広辞苑より。
【温め鳥《ぬくめどり》】
1:冬の夜、鷹が小鳥を捕えてつかみ、その脚を温め、翌朝これを放してやるということ。また、その小鳥。
2:親鳥が雛を翼でおおって温めること。
早い話が、まだ親元から離れきらん独り立ちしきらんていうことでしょうね。
写真は小富士梅林。
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糸島弁シリーズ三百四十。ぼさかた。
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糸島弁シリーズ三百三十九。おこつる。
『ほら ひとに ぶつかろうが おみせんなかまで ふたんで おこつりあうとば やめんね』「人にぶつかるでしょ。お店の中でまで二人でからかい合うのをやめなさい」
【おこつる】からかう。冷やかす。バカにする。ほとんど消滅語で資料的に残っとるだけの方言かもしらんですね。
語源は古語のおこづく。なんでも今昔物語や源氏物語にも出てくるような由緒ある言葉らしいです。 辞書には《痴付》と漢字を当ててあります。痴付の「痴」そのものの意味は馬鹿げたとか愚かななという意味ですから、そこらあたりから来たとでしょうね。しかし、よーまたこげん古い言葉が方言として残っとるもんですたいね。
写真は伊都菜彩。おこつり合わんでも、ただ歩きよるだけでお客さんとぶつかるごと、いっつも大入り満員ですね。
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