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2019年1月

2019年1月28日 (月)

ほっけんぎょう・どんと焼き

糸島弁シリーズ三百三十八。どんと焼き・ほっけんぎょう。
『うちんまごたちが ほっけんぎょうで もち もろーて ふーふー あつそうに おいしかそうに たべよった』「うちの孫たちが(ほっけんぎょう・どんと焼き)で餅をもらって、ふーふー熱そうにおいしそうに食べていたよ」

【ほっけんぎょう・どんと焼き】小正月の左義長の火祭りのこと。どちらも言葉の由来が面白かけんちっと書いておきましょう。
【ほっけんぎょう】火気行《ほけぎょう》・奉献行《ほうけんぎょう》・法華行《ほけぎょう》なんてのはどげんでしょうか。これは正月に、同じ日の成人式というとで思いついたとですが、本元服《ほんげんぷく》なんてのはどうですかいね。
【どんと焼き】の方もいろいろ語源説があるようで、「歳徳神《としとくしん》=その年の福徳をつかさどる神からとか、竹がドンパチ燃える様子からとか、陰陽師が火炊き時が「どうどや」と囃したことからというのもあります(折々の京ことば:堀井令以知:京都新聞出版センター)。

で、はてさて、この「どんと」は関係あるとかどうか・・・。

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2019年1月21日 (月)

そうらくる

糸島弁シリーズ三百三十七。そうらくる。
『おちばの げんかんさきい ふきよせられとるけん そうよ まつばぼうきで そうらけときない』「落ち葉が玄関先に吹き寄せられているから、ぜんぶ松葉箒で片付けておきなさい」

【そうらくる・そうらける】片付ける。整理整頓。おしまいにする。言葉の由来としては「浚《さら》える」からやないかと想像しとります。あとは、鍋掃除や魚の血合いをきれいにする竹の簓《ささら》や、全部という意味の方言「そうよ(総与」も関係しとらんかな・・・と。ぜーんぜん根拠はなかとですが。
ちなみに「松葉箒」も共通語やないで方言ですよ。念のため。

Big_matsubaboki

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2019年1月14日 (月)

ごうやぶ

糸島弁シリーズ三百三十六。ごうやぶ。
『こふじんほうから かやさんに のぼりよったら みち まようて ごうやぶに はいりこんでしもうた』「小富士の方から可也山に上っていると道に迷ってひどい藪に入り込んでしまったよ」

【ごうやぶ】茂み。雑草や雑木が生い茂っているところ。その激しいところ。人と地域によっては「やぶごう」と逆転した言い方もあるようです。で、その「ごう」が何かというと、はっきりわからんとですが、猛々しい「剛藪」?強ばるの「強藪」? 逆の場合は藪をかき分けて進むときの「藪こぎ」あたりも考えられんこともなさそうです。

可也山で道に迷ったというのは実話でして、そのときは水なし沢みたいなところを通って下山できました。往生こいたです。写真は正規の登山道ですが、こちらも砂や落ち葉でずるずる滑ってしまいロープなしでは上れんようなところが多かったですね。

Kayasan06

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2019年1月 7日 (月)

ろくじ

糸島弁シリーズ三百三十五。ろくじ。
『ひやまの るりこうじな やっぱ あすこが ろくじ やったけん おてらの たったっちゃろな』「火山の瑠璃光寺はやっぱりあそこが平地だったからお寺が建立できたんだろうね」

【ろくじ】平地。平坦なところ。漢字を当てると陸地《ろくじ・ろくぢ》で意味は陸地《りくち》と同じ。日葡辞書(九州方言→ポルトガル語対訳辞書:1603年刊)にも Rocugiuo yuqu ayumu=陸地を行く・歩むとあります。また面白いとは、Rocuna《陸な》=平坦なこと・真っ直ぐなことと定義されとることです。
つまり早い話が、この「平坦で真っ直ぐ」から、「平でない、真っ直ぐでない」ことから「陸《ろく》でもない」という言葉が出来て来たとのようです。これはちょっと想像つかんことですけどね。

写真は火山から黒磯海岸。よか景色です。

Hiyama

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