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2018年8月

2018年8月27日 (月)

そうめんちり

糸島弁シリーズ三百十六。そうめんちり。
『おそなえもんの そうめんの だいぶ あまっとっつろ ばんめしい ぐだくさんの そうめんちりでも しちゃってんやい』「お供え物の素麺がずいぶん余っていただろう。晩ごはんは具たくさんのそうめんちりにしておくれ」

【そうめんちり】すきやき風の鶏煮の(ぶっかけor汁)素麺。例会話文では「お供え物の素麺」と書きましたばってん、これは「初盆に素麺五把と線香一把を供えた」という一文(二丈町誌)に依っとります。

調理内容については、砂糖(ザラメ?三温糖?)をたっぷり使った甘い料理ということから、ハレの日用の行事食で御御馳走《おごっつぉう》というとが想像できます。時代によっては砂糖同様に「鶏《かしわ》」も贅沢品の代表選手みたいなものですから、両方合わせて「豪華&おめでたか」というわけですね。
もしかして長崎からの「シュガーロード」とも関係しとる郷土料理やろか?と勝手な想像しとります。

Somenchiri

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2018年8月20日 (月)

じご

糸島弁シリーズ三百十五。じご。
『むかーし ばばさんの まくわんじごば ふきんで しぼって じゅーすんごと しちゃりよんなった ちーとやったばってん ありゃうまかったなー』「昔、婆ちゃんが真桑瓜のなかみ(種の部分)を布巾でしぼってジュースのようにしてくれたよ。少しだったけど、あれはおいしかったね」

【じご】農村部では瓜やかぼちゃやキュウリの芯や種の部分。海岸部では魚の内臓のこと。語源はよーわからんとですが、ジゴは地子。物の基本になる部分(親)を意味する「地」の 子。また、自分の子で自子。血をわけた子で血子とも考えられんこともなさそうです。以下は半分冗談で、ジはジジ・ジージー(魚の幼児語)のジ。ゴはその子。こげな解釈はダメやろかね~。ははは。

写真は盆前に「伊都菜彩」で買ーて来たマクワ。

Zigo

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2018年8月13日 (月)

たるながし

糸島弁シリーズ三百十四。たるながし。
『いさりび いうたら いかつりの しゅうぎょとうて おもうとばってんが このごろな ひるでも いかな つれるげなね』『そうたい たるながしたい』「漁火といったらイカ釣りの集魚灯だと思うけれど、最近は昼でもイカが釣れるらしいね」「そうだよ。樽流し(という漁法)だね」

【たるながし】(小規模な一本釣りに近い?)たて延縄によるイカ漁法。昼間でも釣れるのはいいですばって、漁師さんもやっぱし真夏は夜釣りしたくなんしゃっちゃなかですかね。
「志摩の四季」や「伊都菜彩」で売られよるとは、釣りたてやけん鮮度が最高です。

Ipponyari02

「一本槍」についちゃ、こっちが詳しかです。

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2018年8月 6日 (月)

おろたえる

糸島弁シリーズ三百十三。おろたえる。
『おばちゃん うわぎの うらおもてい なっとるばい』『そうたい たいがい おろたえまくっとったもんやけん』「おばちゃん、上着が裏返しになってるよ」「そうだよ。かなり慌てまくっていたからね」

【おろたえる】うろたえるの訛り。わざわざ書くまでもない日常方言ですが、久しぶりに聞いたので・・・。先日、早良区の西新での実話。余計なお世話やと思いながらも、ついつい言うてしまいました。
【裏表】裏返しのこと。これは一応は共通語のごともあります。

ただ、なんで「うろたえる」→「おろたえる」になったかというと、あんまし考えたことがなかったとですが、「うろうろ」と「おろおろ」あたりの影響混同があるとかもしらんですね。

鏡やったらどうして裏面(顔見る方)向けんとかいなって、ちーと不思議に思うとですがね・・・。平原古墳祭りでの一枚。

Hirabaruoubo04

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