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2018年4月

2018年4月23日 (月)

のごう

糸島弁シリーズ二百九十八。のごう。
『あせば のごうただけじゃ なーも すっきりせんばい ここな やっぱし あせながしやな』「汗をぬぐっただけじゃ何もすっきりしないよ。ここはやはり汗流し(のビール)だよ」

【のごう】拭《ぬぐ》うの古語表現。「日葡辞書(九州方言→ポルトガル語対訳辞書:1603年」にも、nogooで収録されとりました。汗を拭くこと。
手拭《てのごい》はまだ少数ながら年寄り世代にゃ残っとるごたりますが、拭《のご》うの方はほぼ消滅寸前やなかでしょうか。そもそも「拭《ぬぐ》う」という表現そのもんも、ただ「拭《ふ》く」にとって代わられとるようです。
【汗流し】ビール、ビールを呑むこと。

前回もビールネタやったですね。ははは。普通のビールもグラスに注げば高級っぽく見えますね。

Nicegrass

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2018年4月16日 (月)

出し替え

糸島弁シリーズ二百九十七。出し替え。
『きんのう となりのあんしゃんと すぎのやさい じびーる のみいったとき こぜんの のーて だしかえて もろーとったもんやけん さっき かえし いったら ありゃ ばちかぶって やったとて うけとんしゃれんやった』「昨日、隣りのあにさんと杉能舎にビール飲みに行ったときに、小銭がなくて立て替えてもらっていたので、さきほど返しに行ったら『あれはご馳走してやったんだ』と受け取ってもらえなかったよ」

例会話文が長すぎ・・・はは。

【出し替え】立て替え。立て替え金のこと。
【罰被る《ばちかぶ》る】基本的には罰が当たることですが、ここでは責任を負うという意味で「奢る・ご馳走する」意味。

写真は糸島人からのお歳暮。杉能舎地ビール。いつもおいしゅう飲ませてもろーとります。

Suginoya_beer

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2018年4月 9日 (月)

たあらご

糸島弁シリーズ二百九十六。たあらご。
『よーきく はなしじゃ あるっちゃが たあらご さいしょい たべたひとな たいがい どきょうの いったろな』「よく聞く話じゃあるんだけれど、ナマコを最初に食べた人は相当度胸がいっただろうね」

まぁ、それを言うたら、鮟鱇でもウナギでも同じごたる気はしますね。

【たあらご】ナマコのこと。直接的にはナマコが俵の形をしとるから・・・ということでよかとでしょうが、ここでの俵は束子《たわし》のことと考えたかですね。それも、今のブラシタワシ・亀の子束子風のものでなく、昔の藁束子《わらだわし》のこと。藁綯い→藁の手綯い→手藁《てわら=たわら》・・・な~んてくさ。

「志摩の四季」で買ーてきた大ナマコ。

Akanamako01

もいっちょ。酒ん肴を。酢ナマコと左は大根おろしと和えたもんです。

Akanamako02

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2018年4月 2日 (月)

しんめら

糸島弁シリーズ二百九十五。しんめら。

『さかやん たいしょうな ごたいな ふとかばって あんひとな しんめらで けえがれさん』「酒屋のご主人は体は大きいけれど、あの片は見掛け倒しで気が小さいんだよ」

【しんめら】見掛け倒しのこと。志摩町史で見つけるまでまったく知らんかったし、どこから来た言葉か由来も語源もわからんとですよね。
むりやりなんかにこじつけようしたら、かろうじて「身命裏」と、あといっちょ中身が見えたという意味で「真(心)見あり」くらいですか。
【けえがれさん】貝殻さん。貝がすぐ蓋を閉めて閉じこもることに例えた「小心者」の意味。

いっつも食いもん写真でご勘弁。

Asari_butter

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