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2017年11月

2017年11月27日 (月)

じさき

糸島弁シリーズ二百七十七。じさき。
『みそしるんぐの なーも なかったけん じさきんはまで あおさでん ひらってって』「味噌汁の具がなにもなかったから、目の前の浜であおさ海苔でも拾って来てちょうだい」

【じさき】地先《ちさき》のこと。水産用語として使われることが多く地先浜のこと。住民の所有地につながる無番地の海岸地帯をいい、共有地として漁業権が認められているようです(広辞苑)。関連語として「むこうざき」。目の前の海を意味する「前浜《まえはま》」。

写真は福吉(地先か沖かどっちかわからんばってん)のアカモク。

Akamoku

 

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2017年11月20日 (月)

さかぼて

糸島弁シリーズ二百七十六。さかぼて。
『くらん さかぼての たいがい ちゃいろーなったが ぼちぼち しんしゅの でるっちゃなかかな』「酒蔵の杉玉がずいぶん茶色くなってきてけれど、そろそろ新酒が出来るんじゃないかな」

【さかぼて】酒林《さかばやし》のこと。酒蔵の玄関の軒下にぶら下がっている杉玉《すぎたま》のことで酒蔵の象徴=看板。酒箒《さかぼうき》・酒旗《さかばた》ともいうようです。さかぼての「ぼて」はこのへんの訛りでしょうかね。

写真は小城の天山。

Sakabote

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2017年11月13日 (月)

どし

糸島弁シリーズ二百七十五。どし。
『ことしん さなぼりな どし わかれて よぶこん いかくいやら おんせんいき』「今年のさなぼり祝いは仲が良い人同士で分かれて呼子のイカ食いや温泉行きだよ」

【どし】仲間・親しい間柄・友人同士。「同士」の共通語での意味は単に「連れ」「仲間」ですが、方言では親しく仲が良いという意味が強調されるようです。言葉の由来は
1)同士《どうし》
2)同衆《どうしゅう》:仲間の意味。女衆《おなごし》=女性グループ、若衆《わっかし》=若い人たちの「衆」。
3)どち:古語(土佐日記にも出て来る古い表現)で、仲間ともだちを意味
・・・といったもんが考えられそうです。

Kiraranoyu

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2017年11月 6日 (月)

かたっつら

糸島弁シリーズ二百七十四。かたっつら。
『たていしやまに のぼってんない ひがしん にしも ぜっけい やけん くろいそんはまに むこうな ひやま はんたいん かたっつらな すがたよー ひめしまの みゆろーが』「立石山に登ってごらん。東も西も絶景だから。黒磯海岸のむこうには火山。反対のもう片方は姿のよい姫島が見えるだろ」

【かたっつら】片方。片側。もちろん片面《かたつら》と漢字を当てるとでしょうね。その反対側で反対面。すこし意味が深くなって、片側のまたその「隅っこ」という意味もあるようです。

まずは東側の風景。

Tateisiyama02

片面の姫島。

Tateishiyama01

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