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2016年11月

2016年11月28日 (月)

しろほう

糸島弁シリーズ二百二十五。しろほう。
『むかしゃぁ ふくよしんにきい こうぞから かみすきしよるとこが なんげんか あったが しろほこうばな あったつかいな』「昔、福吉の近くに楮から紙漉きしているところが何軒かあったけれど、ちり紙工場はあったのかな」

【しろほ・しろほう】(粗悪な)ちり紙のこと。自分ら団塊世代でぎりぎり知っとる人が居るかどうかという消滅寸前語のようです。普通は「ちり紙」て言いよりましたが、人によっちゃ「鼻取り紙」「尻拭き紙」「便所紙」やったですね。まぁなんとも品のなか表現ですんまっせんね。

語源としては「白保・白穂」。江戸時代から明治・大正期まで江戸浅草で反古紙に石灰を加えて漉き返していた再生紙のこと。墨文字で黒くなったものを黒保(日本歴史大事典:小学館)。

郷土作家の原田種夫さんは「博多方言:文林堂:昭和31年発行」の中で「白反古紙の転」と述べられとります。

今はトイレットペーパーやティッシュに押され、ちり紙やらほとんど見かけんごたーですが、探せばちゃん売りよるとですよ。

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自分は慢性の鼻アレルギー症と喘息持ちなもんで、チマチマしたティッシュじゃ面倒やし、量的枚数的にも間に合わんとですよ。そやもんやけん、日頃から「しろほう」を愛用しとります。
こげな症状対策もあって必要やけんスーパーに買いに行きよるとですが、ただレジ通るときに、「まーだ、この人ん家、ボットン便所やろか」て思われとりそうで、ちーと恥ずかしかともたしかです。

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2016年11月27日 (日)

パソコン絶不調

パソコンの調子が非常に悪く、症状の修復が出来なければ(予約済みの明日月曜28日と12月最初の月曜分の記事を除いて)更新できないかもしれません。コメント戴いてもお返事ができないこともありそうです。もしそういう状況になりましたら平にご容赦であります。ごめんなさいませ。

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2016年11月21日 (月)

ふける

糸島弁シリーズ二百二十四。ふける。
『そげん みちいとの ふけたまんまじゃ あたりの わかりめーもん りーる まいて ぴしっと いとふけ とっとかな』「そんなに釣糸が緩んだままなら当たり(魚信)がわからないだろう。リールを巻いてちゃんとたるみをとっておかなきゃ」

【ふける】張りつめた釣糸が風や潮流や波の影響でゆるむ・たるむこと。ほぼ釣り用語といってもよさそうです。「糸ふけ」という言葉で日常的に使われることも多かとですが、広辞苑には収録されとらんとですよね。実に不思議なことです。

ハリ結びしよって、「深江んキスはこまかったが、昔ゃぁ一束釣り出来たもんな~」などと物思いに「ふけ」っとったらこの始末。ふけ違い。

Sakananokimochi

つぎの写真は今年の夏の寺山海岸での奥方の釣果。けっこう太かフグやったですが、君子危うきに・・・でフグは逃します。

Fugu25cm

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2016年11月14日 (月)

ぎなん

糸島弁シリーズ二百二十三。ぎなん。
『らいざんせんにょうじの もみじな ゆうめいか ばってん うきだけの ぎなんのきも たいがい おおきゅうて みごとばい』「雷山千如寺の紅葉は有名だけど、浮嶽(神社)の銀杏の木もずいぶんと大きくて見事だよ」

【ぎなん】銀杏《ぎんなん》の短縮形。訛り。イチョウの木・実のこと。糸島福岡だけでなく、けっこういろんなところで使われとるようです。

おまけな与太話をひとつ。「ぎんなん」をローマ字書きすると「ginnan」ですが、この「ginnan」の綴りやと、英語圏の外人さんは「ぎなん」と発音するっちゃなかでしょうかね。channelは「ん」なしで「ちゃねる」、 tunnelは「と(た)ねる」のようですから。

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写真は浮嶽の大イチョウ。

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2016年11月 7日 (月)

だいごう

糸島弁シリーズ二百二十二。だいごう。
『だいごう こふんまつり やったとが こんごら なしてか こすもすまつりい なっとるごたるな』「元々は古墳祭りやったとがこの頃はどうしてかコスモス祭りになってるようだね」

祭りというのは、本来の主旨を外れて「ただ賑やかしくて騒がしいもん」になりがちじゃありますね。

【だいごう】本来は、元々は、だいたいは・・・の意味。言葉の由来は「大悟《たいご》=真理や悟り」か、「大概《たいがい》」からでしょうか。「だいたい」と「たいがい」がごちゃ混ぜになったとか・・・。いずれにしても、「たいが・たいぎょ・たいげ・たいご・てーげ・どーど」などと訛っていくようです。

平原王墓祭り。きちんと祭壇ができておりました。

Hirabaruoubo03

Hirabaruoubo01


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