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2015年12月 7日 (月)

こうぼうかるう

糸島弁シリーズ百七十五。こうぼうかるう。
『あっちんがいの ばばしゃんな そげん としでもなかとい はよーから こうぼうかるーて きなっさったね』「あちらのお婆さんはそんなに歳でもないのに早くから猫背になってこられたね」

【こうぼうかるう】猫背。背が曲がること。糸島博多筑後の共通語のごとあります。ただ語源がよーわかりません。「こうぼうかるう」の後半の「かるう」は「からう(背負う)」やろとは思うとですが、肝心の「こうぼう」が???です。
仰らしか書き方ですが、もう実際に何年も考えてきよるとですが結論が出てこんとですよ。それでもうキリがないけん無理やりにでも何かにこじつけとこうという次第。ははは。

1)弘法からう:お遍路さんが同行二人と書いた白衣・笠・頭陀袋(ずたぶくろ)・行嚢(後述)を身につけたり背負った様子やたとえ。
2)行嚢(こうのう)からう:旅行用の袋、リュックサックのこと。
3)業報(ごうほう)からう:昔の業因果報を背負って生きること。人生の重みというものでしょうか。
4)子負(こお)ぶう:子や孫をおんぶした様子。
とまぁ、意味がはっきりせんまんまに今回はこんくらいでご容赦ご勘弁。

追記。
5)瘤(こぶ)からう:知人から甘木秋月の方に「背瘤(せこぶ)からう」とう方言があると教えていただきました。背瘤、まさに猫背のことでありますね。「背」が省略されたと考えると、単純な変化だけにかえって説得力のある語源説のように思えました。

Henrobus

篠栗新四国霊場めぐりのお遍路さん。みなさん白衣ですが笠やリュックは背負ーとんしゃれんですね。バスん中にでも置いて来とんしゃるとかな。

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コメント

>400年前からの博多のもん
うは~これは参りました。太閤さん以来の血が脈々と・・・というわけですね。恐れ入るしかありません。

この二十数年、博多弁糸島弁からぎりぎり筑紫野太宰府あたりまでの方言を取り扱っとるとですが、意味はなんとなくわかっても、未だにどういう由縁のある言葉かわからんともいっぱいあります。
こげんして新しくコメントもろうたりすると、それが刺激になったりして、突然なんか閃いたりすることも多かとです。今後ともどうぞよしなにお願い申し上げます。

投稿: MISTAKER | 2017年4月13日 (木) 16時46分

こうぼうかるうちゃあ、97才の母がよくいっていますが意味不明でした。
何となく意味はわかっていたのですが、今、明快に理解しました。

わたくし400年前からの博多のもんですばってん、むつかしゅうござすなあ、
博多弁も福岡弁も。やおいかん。
これからも愛読させてもらいとうござす。よろしゅうお願いいたします。

投稿: おっぺ | 2017年4月13日 (木) 14時23分

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