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2015年8月

2015年8月31日 (月)

つつみ

糸島弁シリーズ百六十一。つつみ。
『とまりすぎて しまんしきん てまえみぎい ちいさかおかの ありまっしょうが ありゃ こふんかなんかですか』『あーた おもしろかこつ いうなー あらつつみ やまたろうためいけたい』「泊過ぎて志摩の四季の手前右に小さな丘がありますが、あれは古墳かなにかですか」「あなた面白いこと言うね。あれは堤。山太郎溜池だよ」

情けないことに実話でございます。マイカーで毎週のように通いよるとに本当に古墳か、奥の方に鎮守の森でもあるとかと思うとりました。たまたまナビ画面になっていて初めて溜池と気付きました。

【つつみ:堤】共通語(辞書)的には、1:湖沼や池・川などの水が溢れないように土を高く築いたもの。土手・堤防のこと。2:水をためた池。溜池(広辞苑)となるとでしょうが、方言としてはほぼ「ため池」「堤防のあるため池」でよかとやなかですかね。

Tameike

ね、車道からは堤にゃ見えんでしょうが・・・と言い訳。最後に地図。

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2015年8月24日 (月)

まばいい・まばいか

糸島弁シリーズ百六十。まばいい・まばいか。
『あさひん たいがい まばいかとな やっぱ あきの ちかづいってったけんかいな』『ひざしの つよかよわかより おひさんの かくどの せいかもしらんな』「朝日がずいぶんと眩しいのは、やはり秋が近づいて来たからなのかな」「日差しの強弱よりもお日さまの角度のせいかもしらないね」

【まばいい・まばいか】まぶしいこと。これも古語の「まばゆし」由来の方言。糸島博多共通弁のごたります。語源としては「まはゆし:目映し」「めはゆし:目羞し」「めはゆる:目幅憂」といったいろんな説があるようです(日本国語大辞典)。

Asahi17

写真は9月終わり、もうすこしで刈入れという(たしか)津和崎付近の田んぼ。朝日のまぶしさをこんなに感じた経験がなかったので、車を止めてカメラのシャッターを押しました。けっこう感動モノの一枚です。

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2015年8月17日 (月)

ずぶり・ずぶる

糸島弁シリーズ百五十九。ずぶり・ずぶる。
『かもんずぶりな いっぺんずぶると つぎな どこい うかんでくるか わからんめえが  これが みよって けっこう おもしろかっちゃんな』「カモの潜りは一度潜ると次はどこに浮かんでくるかわからないだろ。これを見てるとけっこう面白いんだよね」

【ずぶり・ずぶる(づぶり・づぶる)】潜水。潜ること。同じ意味で「ずぶ(に)入る」とも言うごたります。辞書的には「水のなかに沈んでいく様子」で、古語由来の言葉がそのまんま博多糸島に残っとるとのようです。
ずぶずぶといぼりこむの「ずぶ」や、水でずぶ濡れの「ずぶ」、また「けーつぶろ=かいつぶり」の「つぶろ・つぶり」とも関係がありそうな気がしないこともなかですね。

ちなみに、いっぺん室見川でマガモの一回の潜水時間を計ったことがあるとですが、たしか平均20秒くらいやったような記憶のあります。我ながら暇人やな~と。ははは。

Iwagaki01

姫島は幸福丸の岩ガキ。うまかったです。姫島のどのへんで「ずぶり」よんしゃっちゃろか。

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2015年8月11日 (火)

とっぺん

糸島弁シリーズ百五十八。とっぺん。
『あぶなかけん そげん とっぺんの かきまで ちぎらんでよか きなごりに のこしとけ』「危ないからそんなにいちばんうえの柿までもがなくていいよ。木名残りに残しておきなさい」

【とっぺん】てっぺん。頂上。いちばん上、いちばん先端のこと。突辺(とっぺん=突きでたあたり)という漢字を当てたらいいとでしょうか。「とっぺんさき」や「とっぺんちょう」ともいうごたりますね。

【きなごり】木名残柿・木守り柿のこと。

ずいぶん前の動画ですが。、「とっぺん」の語源をダジャレで説明しとります。自己紹介をかねてご案内。お笑いくださいませ。

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2015年8月 4日 (火)

やじらみ

糸島弁シリーズ百五十七。やじらみ。
『りょうしんふねの まもりがみが ねこやったら ひゃくしょうんいえは やじらみやな』「漁師の船の守り神が猫なら、百姓の家は青大将やな」

【やじらみ】青大将(ヘビの一種)のこと。方言辞典などを調べてみると、どうもこのあたり(博多や糸島)だけの方言のようです。

語源説のひとつに、家に寄生するという意味から「家虱(やじらみ)」というのもありそうですが、守り神様に虱と名付けるのもいまいち合わない気もするのでもうすこし考えてみましょうか。

【巳】巳年のミ。蛇。ヘビはもともとヘミと言いよったらしかです。
【矢尻(やじり)+巳】矢尻は弓矢の矢(矢柄:やがら)の先端部分。鎌首をもたげたところが矢尻に見えないこともなかような気もします。
【家尻(やじり)+巳】家尻は家の裏手のこと。家尻切りで家の裏手から入り込むこと。
まぁどれも無理がありそうな語源説ですが、これくらいしか思いつかんのでご勘弁。

まずは、姫島の守り神様から。

Himeshima_cats01

これは正真正銘のヤモリ(家守)

Kabecyoro

外にでて遊んどらんで、ちゃんと家ん中を守っとかんかい。

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