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2014年8月

2014年8月25日 (月)

おぼゆる

糸島弁シリーズ百七。おぼゆる。
『むすめんこな なつやすみ いうとに まいなさ どこさい いきよると』『としょかんに かよいよります』『まー そえんことね よー おぼゆる わけたいねー』「娘さんは夏休みというのに毎朝どこに行ってるの」「図書館に通ってます」「まぁ、そういうことか。勉強が出来るわけだね」

【おぼゆる・おぼえる:覚える】賢いこと。成績がいいこと。上手なこと。あと、ある段階まで、ある時期まで、物事の判断が出来るようになる・・・といった「育つ・成長する・成熟する」という意味にも使います。糸島弁・博多弁共通語。

Shimakan

この「糸島弁ブログ」を開始前に、調べ物や「糸島弁アンケート」などで、いろいろお世話になった志摩館。

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2014年8月18日 (月)

すいすい花

糸島弁シリーズ百六。すいすい花。
『なして おどりこそうのことば すいすいばなて いうっちゃろ』『はなの さきかたの  おどりこが すいすい じょうずい おどるとで すかーとの ひろがっとるごと みえるけんやなかね』「どうして踊り子草のことをすいすい花て言うのかな」「花の咲き方が(踊り子がスイスイ上手に踊るので)スカートが広がってるように見えるからじゃないかい」

・・・て言うとは嘘で、

【すいすい花】踊り子草のこと。シソ科の多年草。春から初夏、葉のつけ根に大きな淡紅または白色の唇形花を輪状につける。花の形を笠をかぶった踊り子に見立てての名と広辞苑にはあったとですが、かんじんの「すいすい花」の由来は書いちゃなかとです。
ただ同じシソ科の「ウツボグサ」が「酸々花(すいすい花)」という異名を持っているらしく、花の咲き方が似とらんこともないので、そのへんの同一化や混同によるもんとも考えられます。
他になにか別の語源説があるようでしたら、ぜひともお教えください。これは志摩町史を読むまではまったく知らん言葉やったです。リアル糸島弁やないですかね~。

Odorikoso

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2014年8月11日 (月)

すだめる

糸島弁シリーズ百五。すだめる。
『そげん さかびん なんべんも すだめろうしたっちゃ からはからたい いってきもでめえ』「そんなに酒瓶をなんども傾けて滴らせても空は空だよ。一滴も出ないだろうよ」

【すだめる】容器から一滴も残さずに出すこと(志摩町史)。滴(したた)らせること。しずくを一滴残さず傾け垂らし出すこと。濁らずに「すためる」や、「しためる」「したむる」とも言うたりもします。これは糸島博多共通語のようです。
語源としては古語の【したむ】。液をしたたらす。しずくを残りなくたらすこと(広辞苑)。

そげんまだ飲みたかなら、もう一本出しちゃろうーたい。どっちが良かね?!

Hanegisobori

糸島産雄町米の「可也」と白糸酒造の純米吟醸。

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2014年8月 4日 (月)

みのでる

糸島弁シリーズ百四。みのでる。
『だけん いうとっつろう いつまででん みのぐるいしよると さいごにゃ みのでるて』「だから言ってたでしょう。いつまででもふざけ騒いでいると、最後には泣くことになるって」

【みのでる】泣くこと。泣き出すこと。前回の「みのぐるい」とセットで使われることの多かようですね。これまた自分は知らん言葉、博多では聞いたことなかったとですが、やはり志摩との浦つながり漁師語つながりでしょうか、能古では使われよったごたります。
あと、「佐賀県のことば:明治書院」に「ミノヅッ=本気になり涙が出ること」と収録されとりました。佐賀は唐津の方でしょうかね。そうすると、唐津-志摩-能古でみごとに浦言葉ということになるとですが・・・。

さて、語源。「み」ちゃ何でしょうかね。身体の中「身」が出ること。涙(なみだ)のみ。涙の水。目汁。さっぱりわかりません。

この「みのぐるい」と「みのでる」の意味や使い方を習って帰る途中に出会った「み=水」をご紹介。無理矢理なこじつけですね。ははは。

Minoderu

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