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2014年5月

2014年5月28日 (水)

しょーの悪か

糸島弁シリーズ九十四。しょーの悪か。
『このやぶれどな なして こげん しょーのわるかとかいな すんなり あいた ためしのなかばい』『そら やぬしの あーたに にたっちゃろたい』「この壊れかけの戸はどうしてこんなに癖が悪いのかな。すんなりと開いた試しがないね」「それは家主のあなたに似たんだろうよ」

先週の「しょーのよか」の続編というわけです。

【しょーの悪か】癖があること。素直でないこと。性格が悪い=性悪(せいあく)から転じて、物事がうまくいかないこと。

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この扉はすんなり開くとでしょうか。いい雰囲気の格子戸でありました。

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2014年5月20日 (火)

しょーのよか

糸島弁シリーズ九十三。しょーのよか。
『まあ きょうな なして あいらしゅう しとるとね きれいか べべきて ほーべにまで つけて ほんに しょーのよかこと』「まあ今日はどうしてそんなに可愛くしてるの。きれいな着物着て頬紅までつけて、本当におませさんだこと」

【しょうのよか】おませなこと。こどもが大人びていること。大人びた言動をすること。転じて、長幼の序をわきまえない無礼な振る舞い態度。

実は、15年ほど前に「web博多んもん」と「単純明解博多弁事典」を立ち上げてすぐに、山之内さんという方から『「しょーのよか・しょーのわるか」という博多弁はありますか』という質問メールをもろーたことがあったとです。当初は未収録やったし、とくに「しょーのよか」は言葉も意味も知らんかったので、そうした内容のメールを何度かやりとりさせてもらい、糸島弁としての「しょーのよか」の(上記の)会話例や語義用語法などを教えていただいとったわけです。

しかし、まさか、15年の時を経て(子どもたち二人が結婚してともに糸島人糸島弁と縁ができ)、この「しょーのよか」を自分が「糸島弁ブログ」で書くことになろうとは思いもせんことでした。まさに縁は異なもの味なものでありますね。山之内さんにはあらためて多謝感謝であります。ありがとうございました。

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糸島弁関連本です(博多本は別途)。前原町誌と志摩町史での「しょーのよか」はまた微妙な表現、微妙な違いがあるので、こちらはまた調べて考えんといかんごたります。

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2014年5月13日 (火)

まっすんか

糸島弁シリーズ九十二。まっすんか。
『あっちん ちょうなんぼうな ほんに すなおかばい まっすんかもんね まっすぐい そだったっちゃろ』「あちらの長男さんは素直だよ。まっすぐ(な性格)だものね。まっすぐに育てられたんだろうね」

【まっすんか】真っすぐなこと。まっすぐな性格。正直なこと。形容動詞の「まっすぐな」「まっすぐに」が「まっすぐい」と形容詞化、最終的には「まっすぐか」「まっすんか」とカ語尾化したもんやと思われます。似た例としちゃ「変だ」「変な」「変ない」「変か」「変かろ?」ですかね。これは糸島弁博多弁共通でっしょうね。

ま、なにはともあれ、竹のようにまっすんかとは良かことですたい。

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2014年5月 6日 (火)

青か

糸島弁シリーズ九十一。青か。
『まーだ あおかくせい いっちょまえの くち ききなすな あおーて よかとは こふじの うめだけたい』「まだ未熟者なのに一人前なことを言わないの。青くていいのは小富士の梅だけだよ」

【青か】(果実などの未熟なものが青いところから) 人柄やすることが未熟であること(広辞苑)。青二才のこと。
共通語の「青い」が「青か」と普通にカ語尾化、方言化(糸島弁博多弁共通)しただけで、意味はまったく同じですね。

・・・というわけで、今回の糸島弁ブログは、いただきもの(突然頂戴恐縮多謝感謝)の梅酒「しらうめの庭」が先にありての「こじつけネタ」でございました。話のネタは青梅のタネ・・・なーんてくさ。

Siraumenoniwa

「しらうめの庭」は先々週の「あいらしか」と同じ「白糸酒造」のお酒で、なんでも「梅酒日本一」に輝いたらしいとですが、不覚にもこげなお酒があるやら知らんかったです。

はい、では最後に、たぶんその青梅の生産地と思われる小富士梅林の白梅。

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