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2013年4月

2013年4月23日 (火)

たあら

糸島弁シリーズその四十五。たあら。
『なぁ あーたんがいの ばばさんの そうれんときの かいみょうりょうな なんぼつつんだな』『うちゃ むかしから こめじっぴょうが そうばて きいとったばってん』『ていうことは たあらが  にまんごせんとして』「ねえ、あなたのおばあさんの葬式のときの戒名料はいくら包んだの」「うちでは昔から米十俵が相場だと聞いていたけれど」「だとすると、一俵が二万五千として・・・」

すんまっせんね。下世話な話で・・・。ははは。ばってんが、いつでもどこでも葬式や法事絡みのお布施の話は悩ましい問題でもありますたいね。

【たあら】俵(たわら)のこと。米俵(こめだあら)と濁るときもあります。一俵60kgですかね。
【そうれん】葬式のこと。語源は葬斂(そうれん:斂は遺体を衣服で覆うこと)からか、葬礼からか。

写真は二丈のたんぼ。架け干し中。おいしか米になるとでしょうね。

Hakusan04

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2013年4月20日 (土)

おみい

糸島弁シリーズその四十四。おみい。
『かあちゃん はらのへった なんかくわしい』『やきじゃけの のこりもんで よかなら おみいの でくるばい』「母ちゃん、お腹がすいたよ。なにか食べさせて」「焼き鮭の残り物でいいならお雑炊ができるよ」

ちっとバタバタしとって週一回の更新予定がずいぶん遅れました。失礼ご容赦。

【おみい】雑炊、お粥のこと。古い博多方言本「博多方言:原田種夫:文林堂:昭和31年刊」をななめ読みしよって(「消滅寸前博多弁事典」には入れとります)、ふと糸島でも言うとかいな使うとかいな・・・と思うたもんやけん、あらためて調べて見たら「新修志摩町史」にちゃんと収録されとりました。
さて、おみいの語源。
1:「うわっ、この鍋、重いなぁ。おみいなぁ」という、「重い」のダジャレ語源説はどげんですかね。早い話が重湯から来たっちゃなかろうかと・・・。
2:御御御付・御味御付(おみおつけ)。味噌汁の丁寧な言い方、女房言葉ですばって、その接頭語になっとる御御・御味の変化語とも考えらるーごたります。御味には味噌の意味があるげなです(大辞泉)

では、わが家のおみい。七草粥ならぬ七草・かしわ・玉子いり雑炊でございます。

Nanakusa

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2013年4月 9日 (火)

ざっぷ

糸島弁シリーズその四十三。ざっぷ。
『おねえちゃん おざっぷして あそんで』『それよか そとあそびせん ごむとびしょう』「お姉ちゃん、お手玉して遊んでちょうだい」「それより外遊びしない。ゴム飛びしよう」

【ざっぷ】お手玉のこと。博多では「じゃみ」。どちらも消滅寸前語のような気がします。団塊世代でも普通にお手玉としか言いよらんかったっちゃなかでしょうか。
さて、語源。これがさっぱりわからんとです。
1;布の切れ端で作るけん雑布(ざっぷ)。
2;とるにたらないもの小さなものという意味の雑把(ざっぱ)雑駁(ざっぱく)。
3:小さな座布団のように見えんこともなかけん座布(ざぶ)とか・・・当てっぽすですたいね。
一方博多の「じゃみ」は小さなもの・半端なもの・雑魚という意味で、なんとなく糸島博多とも相通じるもんはあるごたりますね。

写真はお手玉の材料のじゅずだま探し?!二丈福吉付近。

Hakusan14

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2013年4月 2日 (火)

あいらっさ

糸島弁シリーズその四十二。あいらっさ。
『たんじょうもちで あしなか はかしとんなったもんやけん みーな あいらっさー あいらっさーて いいよんなった』「誕生餅祝いで(赤ちゃんに)わらじをはかせてあったものだから、みんながかわいいかわいいと言ってありましたよ」

【あいらっさ】愛らしい(=かわいい)の語尾の「い」が感動驚き強調の「さ!」に変化したもんですたいね。個人的な感覚ですばって、「愛らしい」も「愛らっさ」も糸島の方がよー使いよー聞かれる言葉のごたる気がしとります。博多は普通に「かわいか」「かわいさ~」の方が多かっちゃなかですかね。

Asinaka

写真は「あしなか」。

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