2017年9月18日 (月)

いきざきおりざき

糸島弁シリーズ二百六十七。いきざきおりざき。
『あーた いきざき おりざき いわんと どこ そうつきよったとね』『しょうぼうののみごと』「あなた行き先も居場所も言わないでどこをウロウロしていたの」「消防団の飲み会だよ」

【いきざきおりざき】行き先居り先。先はどちらも先《ざき》と濁ります。先は行った場所、いつも居る場所の意味。行き先は共通語ですが、あまし居り先とは使われんごたりますね。方言の方言たるところです。

写真は白糸酒造の「可也」。酒米としては一般的な「山田錦」やないで、糸島特産の「雄町米」を使っちゃるとが特徴。もっとも味の違いはわかりまっせんでした。ははは。

Omachi

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2017年9月11日 (月)

こしこしと

糸島弁シリーズ二百六十六。こしこしと。
『このあつかとに こしこしと くさむしりやら ごせいがでますこと くたびれっしゃらんごと してくださいよ』「この暑いのに一生懸命に草むしりなんてがんばっていらっしゃいますね。疲れすぎないようにしてくださいね」

【こしこしと】腰を据えて、本腰で、一生懸命に、念入りに。このへんじゃ日常語ですが、他所(福岡以外)では使われとらん方言のようです。日本方言大辞典にも収録されとりません。語源は腰々?それとも「しこしこ」との混同?

「こしこし」と頑張らんといかんとが、これ。腰の痛さを畝の広さ・・・というやつですね。篠栗町民俗資料館でこっそり写させてもろーとります。

Issenise

佐賀の田植え歌の動画を見つけました。NHKのサイトでどうぞ~

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2017年9月 4日 (月)

てぼもち

糸島弁シリーズ二百六十五。てぼもち。
『なかだちていや きこえのよかばって てぼもち させられよる きもするとたいね』「仲介人というと聞こえがいいけど、カバン持ちさせられている気もするんだよ」

【てぼもち】手伝い、使い走り、従者、荷物持ち。「てぼ」は手籠や花籠。手網の意味もあるごたりますね。昔の時代劇で、お姫様の花摘みに腰元が花籠を持って付き添う・・・そんな場面があったようです。

写真は筥崎さんのお汐井てぼと「社家町米穀店」の特選ブレンド米。息子の嫁のお母さんのそのまたご実家さん(糸島在住ながら筥崎さんファン?)を訪ねたときの手土産です。

Osioiokome

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2017年8月28日 (月)

てんま

糸島弁シリーズ二百六十四。てんま。
『あっちん ごていしゅな いっつも てんまで さんぽしたり あそんだりで やさしか ひとん ごたる』「あちらのご主人は親子連れで散歩したり遊んだりで優しい人みたいね」

【てんま】親子。親子連れのこと。沖に泊めた親船と桟橋との間を行き来する伝馬船の略。親船と伝馬船(小舟)を親子に見立てた方言。浦言葉漁師言葉でしょうかね。
「筑後方言辞典:松田康夫:久留米強度研究会」のよれば、筑後弁にも「伝馬曳《てんまび》き」という方言があり、その意味として「扶養家族を抱えているので無責任なことはできない」と解説されています。

写真は平戸で。まさに親子船です。

Tenmasen01

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2017年8月21日 (月)

ちん

糸島弁シリーズ二百六十三。ちん。
『たいなたい ばってん くろな めじなの こっちゃろ そいで くろだいな ちんやけん さかなん ほうげんなまえな ほんなごと ややこしかな』「鯛はマダイだけど、黒はメジナのことだろ。そして黒鯛はチンだから魚名方言というのは本当にややこしいね」

そげんです。たまに他所から進出してきたスーパーやと、メジナのことをクロダイなんて書いてたりします。いくらなんでも・・・ですばいね。

【ちん・ちぬ】黒鯛の地方名。関西から九州にかけて使われよるごたりますね。

写真はいつもの「志摩の四季」で購入。色が黒いていうだけで、40cmくらいんとが650円やら、気の毒っかくらいに安かとです。

Chin01

なんとか下ろしてみたとこ。見事な白子が入っとりました。

Chin02

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2017年8月14日 (月)

こっぱ

糸島弁シリーズ二百六十二。こっぱ。
『こっぱな みそおつゆい しょうか からあげい しょうか どっちも うまかけ なやむなー』「魚のあらは味噌汁にしようか。唐揚げにしようか。どちらも美味しいから悩むね」

【こっぱ】魚をおろして身をとった残りの頭や皮や内蔵など。語源は木っ端(木の切れ端木切れ)でしょうか。木の葉でしょうか。こちらも悩みますばい。小童《こわっぱ》なんてのはさすがになかですかね。

この近辺の魚名方言に「コッパグロ(小さなメジナ)」や「コッパガレイ(小さくて薄っぺらいカレイ)」ていうともあります。

写真は「志摩の四季」で仕入れたオコゼの身と諸々のコッパです。一応は自分でさばいたとですが、ところどころ料理バサミを使ってごまかしとります。

Okoze02

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2017年8月 7日 (月)

帯し

糸島弁シリーズ二百六十一。帯し。
『おびしい あたりに なしてか あせこの できてくさ かゆーてかゆーて きもんどころか あっぱっぱしか きられんと』「お腹まわりになぜかアセモが出来てね、痒くて痒くて着物どころかゆるめのワンピースしか着れないのよ」

【帯し】帯を締めるあたり、お腹や腰のあたりの意味。「精選版日本国語大辞典」によれば、帯し=帯縛《おびしばり》の略で「腰骨のすぐ上の、帯をしめるあたりのところ(色葉字類抄:1177-1181)」とあります。千年前の古い言葉がそんまま方言として残っとるとですね。なんか不思議な感じがします。
【あっぱっぱ】緩めのワンピース。簡単服。言葉としちゃ最近はあんまし聞かんごたりますが、服そのもんは今でも普通にありますね。

ちなみに、同じ仲間の「~し」に「横し」「縦し」がありますね。

櫻井神社の流鏑馬んときのお稚児さん。ちゃんと帯は締められたとかな。

Chigogyoretsu01

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2017年7月31日 (月)

こうとう・こうとか

糸島弁シリーズ二百六十。こうとう・こうとか。
『はつまいりに きとった かぞくの きこなしが よめさんな こうとかとに ばばさんが えらい ぎょうらしゅうて ひとごとかとに みたむなかったやね』「初参りに来ていた家族の着こなしがね、お嫁さんが落ち着いて上品なのに、母親がずいぶんと大仰で他人事だけど見苦しかったよ」

これから先の嫁姑の関係が思いやられますが・・・ということで、こうとうj・こうとか。

【こうとう・こうとか】落ち着いている。上品である。地味目であること。語源は「高等」としたいとこですが、じつは「公道《こうとう》」という言葉があるとです。
【公道(コウトとも。本来は公平の意) 】
1:きちんとしていること
2:着実であること。手堅いこと。実直。質素。倹約(広辞苑)。

「日葡辞書(九州方言→ポルトガル語対訳辞書:1603年」にも、
「coto コゥタゥ」「cotona fito 公道な人:礼儀作法のきちんとした人」と収録されとります。

やっぱし初参りは産宮神社ですたいね。

Sannomiya01

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2017年7月24日 (月)

ちょい

糸島弁シリーズ二百五十九。ちょい。
『あら おりこうさんに ちょいしてから じのじの しよんしゃる』「あら、行儀よくお座りして、お絵かきしてあるわ」

【ちょい】幼児語でお座りすること、していること。地域や世代の違いで「ちょんこ」「ちゃんこ」とも言うようです。小さくじっとかしこまっているという意味の「ちょこん」や[ちょこなん]あたりから来た方言じゃなかでしょうか。
【じのじの】これも幼児語で、お絵かき、文字かきのこと。
こちらも語源がはっきりせんとですが、「へのへのもへじ」の「じ」。あるいは「同上」や「以下同じ」のときに使う「のの字=""」あたりからか・・・と考えとります。「のの字=〃=ちょんちょん=てんてん」やけん、これも「ちょい」と関係ありそうな気も・・・。

Zinozino

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2017年7月17日 (月)

なぐれる

糸島弁シリーズ二百五十八。なぐれる。
『あっちん そうりょうさんな よめさん のーなして なぐれとんなったが こんごら でんぱた やっと ていれんできとる』「あちらの長男さんは奥さんを亡くして身を持ち崩していたけれど、最近は田畑もやっと手入れされているようだね」

【なぐれる】(横道脇道にそれて)身を持ち崩す。堕落する。ぐれること。ここらの方言の「遊び呆《ほう》ける」や「横道者《おうどうもん》」の意味もありますね。
言葉の由来ははっきりせんとですが、「横殴《なぐ》り」の殴り、横に薙《な》ぐの薙《なぎ》あたりとも関係しとる気がします。

例文とは関係なか写真を一枚。棚田をここまでキチンとするとはオオゴトでしょうね。

Siraito07

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2017年7月10日 (月)

仕組み

糸島弁シリーズ二百五十五。仕組み。
『あんみせな てびろー あきない しよんなったが ばんとうに もちにげされて とうとう しぐみ せないかんやったげな』「あのお店は手広く商売されていたけれど、番頭さんに売上金持ち逃げされてそうとう破産整理しないとだめだったらしい」

【仕組み《しくみ・しぐみ》】倒産。破産。家産整理すること。「志摩町史」「さくらい方言集と歴史」の両方に収録されとりますが、手持ちの博多弁方言資料にはない方言です。リアル糸島弁でしょうかね。

ただ「仕組み」がなぜ「倒産」を意味するとか、広辞苑や大辞林といった中型辞典にもなく、まったくわかりません。かろうじて「日本方言大辞典」に島根県石見の方言として「あの家もとうとうしくみをした」と収録があります。石見と糸島にどんな縁があるとでしょうかね。もしかして漁師つながり網元つながりでもあるとやろか。どなたか「こんな理由じゃないか」ということがあればご教授ください。

Tozimenoawan

Takasukagura06

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2017年7月 3日 (月)

染井

糸島弁シリーズ二百五十四。
『たかすん ちかくに そめいて あったが そん なまえの ゆらいは なんやろかね』「高祖の近くに染井という地区があったが地名の由来はなんだろうね」

【染井】各地に同じ地名があるようですが、それぞれの由来は違うごたりますね。たとえば、
1)井戸(や山や頬など)が染まる。井戸が何らかの理由で染まること。
2)井戸(や川や水面)を染める。染まったように見えること。逆さ富士逆さ可也のパターン。
3)井戸で染める。糸島市大門の「染井」がこのパターン。添付画像は筑前国続風土記二十二巻(中村学園大学電子アーカイブより借用)。

ついでに、
4)桜の木のソメイヨシノというとは、東京「染井」にある植木屋から売り出されたというヨシノザクラ(広辞苑)・・・げなですよ。知らんかったですね。
5)また京都には「染井の水」というのがあり京都三名水のひとつとされとるごたります。


Somei



Somei02

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2017年6月26日 (月)

いどる

糸島弁シリーズ二百五十三。いどる。
『だいだいみかんば やっさい しぼって ぽんずい したばって たいがい おりの いどっとるばい』「橙を一生懸命に搾ってぽん酢にしたけれど、ずいぶんと滓《かす》が沈殿してるよ」

【いどる】沈殿する。残りかすが底に沈みたまること。博多弁の「いどる」は座る座り込むという意味なんですが、糸島弁の「いどる」に、こげな意味があるやら、「志摩町史」や「さくらい方言集と歴史」を読むまでまったく知らんかったです。

この「いどる」の由来はどっから来たとでしょうね。「殿《おど》む」や「澱《よど》む」の訛りのような気がしますがはっきりせんですね。ぬかるみに足が沈む「いぼる」とも音が似とりますが関係あるとかないとか・・・。

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「志摩の四季」で買ーた橙をしぼり(米酢と半々で冷蔵庫に保管)つくった橙酢です。ふだんは小さな瓶に醤油やみりんと合わせて使っとります。こんくらいの滓はまったく影響なかですよ。おいしかです。

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2017年6月19日 (月)

ごしゅ

糸島弁シリーズ二百五十二。ごしゅ。
『つきめいにちやけん うんすけから ごしゅ いちごう くんで ほとけさんに あげとき』「月命日だから、一斗甕からお酒を一合汲んで仏様にお供えしておいてね」

【ごしゅ】御酒。そのまんまの意味ですたいね。
【うんすけ】酒・焼酎・醤油などの液体を入れておく陶器製の大型(一斗用)甕《かめ》・壷・徳利。「うんすけ」の由来がぜ~んぜんわからんかったんで、いろいろと文献資料を調べてみると以下のようなことがわかりました。
「筑後方言辞典:松田康夫:久留米郷土研究会刊」には、雲州松江市袖師窯で主生産された雲州徳利のこと。「陶磁用語辞典:野村泰三:保育社」には九州地方の窯で焼造された焼酎を入れるのに用いた徳利。肩に注ぎ口があると説明されとりました。

実物をご覧にいれときましょう。我が家のうんすけ。

Unsuke01

こちらはウォーキングの途中(城南区あたり)で見つけました。捨てちゃったとかも・・・。なんとなく醤油の匂いが残っとった気もしました。10年以上も前の話です。

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2017年6月12日 (月)

かっこん かたかた かったんこ

糸島弁シリーズ二百五十二。かっこんかたかたかったんこ。
『あーた なーん そげん おろたえとったと かっこん かたかた かったんこやないね あるきにくー なかったとね』「あなた、なにをそんなに慌ててたの下駄が片方ずつじゃない。歩きにくくなかったの」

【かっこん かたかた かったんこ】自分の姉がこげな遊び半分の言い回しをよーしとりました。一個ずつ説明しときましょうかね。
【かっこん】女の子用の木履《ぼっくり》下駄。幼児語。
【かたかた】片々。半分半分。普通は同じ組み合わせのものが、なぜか片方違っていること。
【かったんこ】やはり片方片々のこと。ただ、この「かったんこ」には、それぞれから出る(鳴る)音の違いから来た擬音語やないでしょうかね。

うちの孫の七五三写真です。お宮さんの中では「かっこん」履いてましたが、家から神社への往復時は運動靴でした。歩きにくいとと、少し足の痛かったごたります。

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2017年6月 5日 (月)

ごとくいかぜ

糸島弁シリーズ二百五十一。ごとくいかぜ。
『ことしゃ つゆあけん ごとくいかぜの ひどーのーて たすかったな』「今年は梅雨明けの南風がひどくなくて助かったね」

【ごとくいかぜ】梅雨明けごろに時化をもたらす強い南風のこと。白南風《しろはえ・しらはや》。漁に出られずその間に五斗の無駄飯を食ってしまうという漁師泣かせの風。
ちなみに「五斗」で思いだすとは「降る五斗降らぬ五斗で一石日和(はっきりせん空模様)」。

写真は(季節と目的はちっと違うとですが)芥屋の風止め相撲での赤ちゃん土俵入り。

Kazedome

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2017年5月29日 (月)

とんごがさ

糸島弁シリーズ二百五十。とんごがさ。
『とんごがさの あごひもん きれたもんやけん むぎわら かぶってったら おおあせかいて きしょくわるーなったばい』「尖り傘のあご紐が切れたものだから、麦わら帽子をかぶっていったら大汗かいて気持ちが悪くなったよ」

【とんご(ー)がさ】先の尖った帽子の総称。たこのばっちょ(竹皮)や菅笠のこと。頭(額や髪の毛)に密着しないので風通しが良く、一度かぶるともう手放せんですね。
「とんご」は尖《とが》り・尖《んが》りの訛りと考えて良かっちゃなかでしょうか。ついでですが、「とんご柿=尖り柿」とも言いよりましたね。こっちの方がまだ日常語かもしらんです。

夏のキス釣りでは、こげな格好しとります。

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2017年5月22日 (月)

あしなか

糸島弁シリーズ二百四十九。あしなか。
『まごん もちふみい あしなか さがしたっちゃが さすがい なかったばい』『のうかの とっしょりじいさんやったら まだ あみきんなるかもしらんな』「孫の餅踏み祝いに足半探したんだけど、さすがに売ってなかったよ」「どこかの農家のお年寄りならまだ編めたかもしれないね」

【あしなか】足半・足中。踵部分がない藁草履。もともとは足のつま先やら踵が地面をつかむけん滑りにくーなって仕事がしやすかったとのごたりますね。

ところが不思議なことに、最近はけっこうネット販売でも見かけるとですが、その売り口上が「歩くたびに青竹踏みの効果があり、踵をつけないように浮かすのでふくらはぎの運動にもなります」とか「足半草履は滑りやすいので、特に履き始めはご注意ください」なんて無茶苦茶なことが書いちゃります。さすがにいいかげんすぎるっちゃなかと?!ですね。

写真は「伊都国歴史博物館」で写さしてもろーたもんです。

Asinaka

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2017年5月15日 (月)

せんぶき

糸島弁シリーズ二百四十八。せんぶき。
『おせっくい せんぶきんぬた つくってみたばってんが すみそん すゆーないかいな』「お節句にせんぶきのぬた和えをつくってみたけど、酢みそが酸っぱくないかしら」

【せんぶき】分葱(わけぎ)のこと。なして「分葱=せんぶき」になるかを少し調べてみました。「角川俳句大歳時記」に、せんぶき=胡葱(あさつき)=浅葱(あさつき)=糸葱(いとねぎ)=千本分葱(せんぼんわけぎ)とあります。この千本分葱の本が略されて千分葱となり「せんぶき」、あるいは単に「浅葱(あさつき・あさぎ)」を「せん」と音読みしただけやろかな~とも思うとります。
ちなみに、季語は春。ひな祭りや端午の節句の行事食になっとる地域もあるようです。

写真は博多では定番のおばいけぬた。

Senbuki

つづいてムキ(メンボやったかも?記憶喪失)ぬた。

Senbuki02

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2017年5月 8日 (月)

おつけ

糸島弁シリーズ二百四十七。おつけ。
『おつけんぐい あおさでん ひらいい いってこ びなでん ころがっとると なお よかっちゃがな』「味噌汁の具にあおさ海苔でも拾ってこよう。ニナ貝でも転がっているといいんだけどね」

【おつけ】味噌汁。御御御付《おみおつけ》の略。もともと「おつけ」は宮中の女房詞で本膳で飯に並べて付ける意から、吸い物の汁。おしる。おつゆのことだったようです(精選版日本国語大辞典)。

写真は福の浦方面からの可也山と「拾いモンチ」して来たニナ。

Fukunourakara

Bina


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