ひかんびん
未収録語シリーズ 三百十。ひかんびん。
『ひかんびんやけん だいじょうぶかろうちゃ おもうっちゃけど やっぱ じかい ひいかけるとな こわーなかな』「火燗瓶だから大丈夫とは思うけど、やはり直に火にかけると怖くないかい」
「ひかんびん」と聞いても、あるいは「ひらがな」のままやと読んでも意味がわからん人も多かっちゃなかでしょうか。自分はたまたま大酒呑みやけんこのへんの記憶と知識が残っとったとでしょうや。ということで「火燗瓶」。
【ひかんびん(火燗瓶)】直火にそのままかけて温めることができる(直燗用の)燗瓶。フラスコ状のガラス瓶のこと。寒いときに身体も心も温めるから「避寒瓶」な~んて。ははは。
昔は酒蔵の名前や商標が入ったフラスコ燗瓶を見かけたもんですが最近は見る機会がないですね。手持ちの燗瓶ではこげなとがあります。
薩摩焼の「黒じょか」。自分はもともと「生のままかロック」やけん、ほとんど遣うことはなかとですが、お客用の飾り瓶としてお湯割りを入れることもあります。肴は千枚漬けや酢かぶ。
ガラスでフラスコ型やとこげなと。
まぁ燗瓶というよか昔風のポケット瓶ですね。300mm入るごたります。
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