呑んじゃる(^^;シリーズ

2009年10月31日 (土)

へっぱくBLOG「今日感テレビ」登場予定

11月3日午後4時~5時くらいの間に、RKB「今日感テレビ」の「ブログの達人」というコーナーで「へっぱくBLOG」が登場予定です。エリア内、お時間がとれるようやったらご覧くださいますようお願いもうしあげます。

おもに「いがいまし」「ちっちくれる」「あおすたんぼうぶら」「でんぱちがえる」といった消滅寸前語をとりあげて、田畑竜介アナ・上野敏子レポーター・(西島伊三雄画伯の妹さんの)脇野豊子さんのお三方としゃべくり能書き垂れとります。むろんこの「へっぱくBLOG」収録語もいくつか出てきます。どうぞよろしゅうにね~。

Kyokan03

画像は収録前の「web博多んもん編集部(と勝手に命名しとるだけの自室)」でござります。

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2009年10月 3日 (土)

すみ酒

『あんたんがいの むすこが よめもらうげなやが すみざけな どげんしたとな』 『うん それがたい ゆびわば やっただけで それが ゆいのうがわり げな』「あなたのところの息子さんが嫁をもらうらしいけど、結納はどうしたの」「うんそれが指輪を渡しただけで結納の代わりにしたらしいよ」

今の博多の若者もこげなもんらしいです。家や親がうるさいところじゃ、こうはいかんでっしょうばってんが、ま、良かっちゃなかですか。親戚づきあいでさえ、せからしかとに、ましてや他家とのつきあいやけんですね~、形にとらわれんでも良か気がしとります。

【すみ酒(すみざけ)】博多の婚礼習慣のひとつで結婚の申しいれのこと。今では博多式の簡略化された結納というてもよかかもしれんです。または結納に持参する日本酒(澄酒)をいうこともあります。正式な「すみ酒」では、持っていくものは一生一代にかけて一升一鯛といわれとります。

本日のネタ写真ですが、あんまし気が利いたとが思い浮かばんかったけん、こげなと。

Kisuzake

コップ酒にキス開き干しを入れてチンした「鱚酒」ですたい。すみ酒=キスOK酒・・・なーんちゃってくさ。

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2009年9月22日 (火)

「ぼした祭り写真集」アップしました

「ぼした祭り写真集」をアップしました。楽しい想いが伝われば嬉しかです。

博多ネタからは外れますばってが、(無理やり)放生会がらみということで書かせてもらいよります。

写真集はこちらhttp://www3.coara.or.jp/~mistaker/garakuta.htmですたい。

Bosita02

「博多がらくた瓦版」が他所の記事ばっかしで博多瓦版じゃのーなりよります(^^;

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2009年9月12日 (土)

バリ3

『わかすぎの やまおくの やまとのもりば あるきよったらくさ めーるの はいってきて たまげたやね』『ふーんそうね このごろな うみでちゃ やまでちゃ ばりさんのとこも おおかごたーもんね』「若杉山の山奥にある大和の森を歩いていたらメールが届いてびっくりしたよ」「うん、このごろは海でも山でもアンテナ3本の(受信感度が良い)ところが多いみたいだね」

ばりちかっぱのばり絡みでの番外へっぱく第二弾です。博多弁じゃなかっちゃけど、ま、読んじゃんしゃいね。

【バリ3】携帯電話の受信感度をあらわす言葉。3で強、2で中、1で弱というとこやろかな。べつに松竹梅大中小ABCでも良かっちゃけどくさ、デザイン的に簡単やけん棒三本になったっちゃろね。
あるサイトで、この「バリ3」を3本とバリバリ(勢いのあるさまをしめす)の合成語なんて説明のしちゃりましたが、「へっぱくBLOG」管理人は、この「バリ」はそげん簡単に決め打ちできる言葉やなかろうて思うとります。いくつか語源候補をあげときましょう。

1:バーアンテナ・棒アンテナの訛り。
2:形状から「針」。避雷針とアンテナのイメージを同一視
3:避雷針から、雷さんの連想でバリバリバリ
4:バリコン(バリアブルコンデンサ)。アンテナと組み合わせて電波を同調するとですたいね。
5:張り(アンテナは張るもの)。以下、前回の「ばりでる」項目参照。
6:出っ張り、ばりっと、などなど。
こげんして、いろいろダジャレ語源でも何でもいいけん言葉探しするとは楽しかし面白かですよ。やってみんしゃると良かです。

ネタ写真は携帯画面写しても面白くないけん、会話例文に出した「大和の森」の大杉でもご覧にいれときましょう。

Komorebi05

バリ2(^^;の大杉・・・というとこでっしょうか。別んとこにゃバリ7ちゅうすごい杉もありましたです。名づけて「七叉杉」とか。

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2009年9月 8日 (火)

ばりでる

『おまえに いっちょ よかことば おしえちゃろう はかたんことわざで ばりでるくいはうたれるていうとの あるっちぇ おまえ しっとうや』『そげなこと しるか ばかちんが そんばりでた くいで おまえの あたまば うっぽがしちゃろうか』「君にひとついいことを教えてあげよう。博多のことわざに(余計に出っ張る杭は打たれる)というのがあるんだぜ。君は知ってるかい」「そんなこと知るわけないよ。バカだね。そのはみだした杭で頭に穴を開けてやろうか」

え~、少々事情がありまして、久しぶりに「ばりちかっぱ」の「ばり」を改めて調べよりました。そのばり絡みで、この「ばりでる」ネタを書かせてもらいよります。

【ばりでる】はみだすこと、でっぱること。ある一定の制限や範囲から外に出てしまうこと。おさまりきらずに逸脱すること。
さて、この「ばりでる」の語源は・・・というと、これがややこしいとです。
まず第一候補は、やっぱ「はみでる=食み出る」でっしょうね。単純に「食み」の訛りと考えてもよさそうですたい。
次は「出っ張る」やろかな。出っ張るが逆転して張り出る。
三番目は張るやないで割る。割出る。土俵を割るというやないですか。割り出しという決まり手もあったです。定められた範囲から出るという意味やけん無関係とも言えんごたります。
四番目はプラモデル用語の「バリ」語源説。ほら、「バリでたバリはちゃんとならして色塗りせなきれいにならんよ」という、あのバリ。ただしこの模型バリは日本語語源やないのでボツやろな~。模型バリ=BURRというちゃんとした英語があるとですたいね。知らんかったろ?!ただ模型大国日本のその日本語が製品とともに輸出された結果として、その単語が英語化したとすれば、この第四語源説も成立するとでっしょうけどね~。無理そうたい。
では英語ついでに、
第五のデリバリー語源説。ま、これは冗談ばってんがくさ、聞くだけ聞いちゃり。読むだけ読んじゃり。デリバリー=出り張り=拠点から縄張り内に出て配ること・・・なーんちゃってくさ。嘘ばい。本気にしんしゃんなね。

では、最後に博多弁らしい究極のバリ語源説をば一発。福岡市発行の「ふくおか歴史散歩」からの画像引用で説明させてもらいまっしょう。あ、いや、先に画像を載せときまっしょう。

Yubari01

題して「ばりだす二人」。この絵の「ばり」はちゃんと広辞苑にも大辞林にも意味は載っとりますけん調べてみると面白かです。

バリ関連のおまけのおまけで(余計の余計ともいうとですが)次回は携帯電話の「バリ3」語源について考えてみようと思うとります。乞うご期待。

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2009年7月25日 (土)

うち・うったち

『なーん なして うったちばっかし そうじせなならんと うちが せんせいに いうてきちゃーけん』「なんで、どうして私たちばかりが掃除をしなきゃならないの。私が先生に言いつけてくるからね」

【うち・うったち】私、自分のこと。その複数形。広辞苑や大辞林などでは、一人称で関西方言、主に女性や子供が使う・・・とあるとですが、ここんとこの用語説明は「関西以西で使われる方言」とした方が正解やなかでしょうかね。九州博多でも普通に使うけんですね。
それとこれは関西じゃどうかわからんですが、博多じゃ「うち・うったち」は男でも使うとです。自分も子供のころは姉二人の影響かもしらんですが「うち」と言いよりました。大人になってからはあんまし使ーとらんごたりますが。そうですたいね~、博多部の住人(年寄りならなおさら)やと、いまでも「うち」て言いよんしゃるっちゃなかろうかな。ときどき聞く言葉じゃありますですね。
一方、「うったち」の方は今でも日常語ですたいね。「うったちな呑み助ばっかしやけんね、少々の酒用意しとっても足らんごつなるばい。しかーと覚悟しときないや」・・・なーんてね。呑み放題つぶしの「うったち」ですたい。

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2009年7月19日 (日)

ばり・ちかっぱ・がっつりPART2

『むすこがくさ ばばさんに 「ばあちゃん すいかが ちかっぱ ひえて ばり うまいけん がっつり たべり~」ていうた げなたい。そやもんやけん よめごな どこので やったねて おれに きくとたい どうも おまえの ことばが うつっとるて おもうとんなるごたる』
「息子が婆さんに「婆ちゃん、西瓜がチカッパ冷えてバリおいしいからガッツリ食べてね」と言ったらしいよ。だからあんたの嫁はどこ出身かと俺に聞くんだよ。どうもお前の方言が移ってるかと勘違いしてるようだ」

若者語が親子孫三世代の関係になにやら葛藤を生んどるごたります。バリ・チカッパなど博多弁風若者語は博多弁サイト「web博多んもん」管理人からすると、あまり好ましいこととは思っとりませんが、言葉や方言は時代の流れである程度の変化や乱れ蔓延(^^;は仕方がないもんですたいね。ただある流行語が人の口から口を経て時代に位置を得るのなら良かとですが、メディアや商業主義が変に若者語に媚びへつらい増大させるような風潮があるのは、なんかちょっと許せんような気がしないでもなかとです。それこそ「ばりむか」であります。そんな時代のいい加減さの証拠を今日は数点お目にかけておきましょう。

Chikappa01

Bariumagoboten

Gatturi01

嫌な渡世でございます・・・と、高倉健さんも嘆きよらんやろかね。

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2009年7月 4日 (土)

2009年博多祇園山笠写真集

タイトルのごと

2009年博多祇園山笠写真集(飾り山編)が出来上がりましたけん、よかったら見ちゃんしゃい。

よろしくどうぞ~。こちらでございます。

今週はこんお知らせだけで、いつもの「へっぱく」はサボりま~す(^^;

Kamikawabata001

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2009年6月13日 (土)

ちゃーるか

『きょうの よりあいな やかましや ばっかり こーが おれんかわりに おまえが しかーと がられときやい』『そげなこと ちゃーるか だいたい おまえがこんやら ちゃーらんめーもん』「今日の会合はうるさ型ばかり来るだろうが。俺の代わりにお前がしっかり叱られとけ」「そんなことだめだ。だいたいお前が来ないなんてそんなのだめだろう」

【ちゃーるか】だめだ・だめなこと。ちょっと独特の博多弁で他所にはない方言かもしらんです。語源もはっきりわからんとですが、「~てある=~しちゃる」の反語的表現になるとでっしょうかね。「ちゃーらん」で否定の断定かいな。「ちゃーらんめーもん」は「ちゃーらん+まい(否定推量)+もの(強調)」。自分でもややこしゅーなってわからんごとなってきた。難しかですね(^^;

んでは、本日のネタ画像。「ちゃーるか(茶あるか)?!」「はいはい、こちらに~」

Murakamicya

いただきもので新潟は村上市のお茶。なんでもお茶産地の北限げなです。

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2009年6月 6日 (土)

いたらんこつ

『もう このこな せからしか いたらんこつ ばっかし してから じゃまくりせんで とうふかいの おつかいにでん いってこい なんて なべの なかて なべないらん うすいたで やりーて いやよか』「ほんとにもうこの子はうるさい。よけいなことばかりして。邪魔をしないで豆腐買いのお使いに行ってらっしゃい。何、鍋がないって。鍋はいらない。薄板でくださいて言えばいいよ」

【いたらんこつ】余計なこと。不必要なもの。共通語の「至らぬこと」が語源でしょうが、たとえば「至らぬことで申しわけありません」といったことだと、余りじゃなくてこちらは足らん意味やけん、博多弁とはだいぶんに違ってきとりますね。いたらんごつな例文になっとりましてご容赦。
【邪魔繰り】邪魔繰るともいいます。邪魔なことを少し強調した表現になるとやろかな。
【薄板】文字通りに薄く削った板。昔は包装紙代わりに使われよりました。豆腐やおきゅーとは薄板。煮豆や角煮は油紙の三角袋。焼き芋は新聞紙・・・ていうとが定番やったごたります。

んなら、その薄板。ずいぶんと久かたぶりに見ましたです。小城羊羹ば包んじゃりました。

Usuita

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2009年5月23日 (土)

うんとこ

『また ことしも おとなりから びわば うんとこ もろーたとばってが おかえしな どげんしょうか ちいさかしょうけていうても おうつり まっちさんぼんじゃ いきめーなー』「また今年もお隣りからビワをたくさんもらったんだけど、お返しはどうしようか。お返し(風習通りの)マッチ三本というわけにはいかないだろうな」

【うんとこ】たくさん、いっぱいなこと意味する博多弁。「うんとこさ」ともいうかいなね。また、力を入れたり気合を込めたりするとき(あるいは遊びの中で)の掛け声に、うんとこしょ・うんとこしょい・うんとこどっこいしょ・・・などといろいろありますばってが、こちらの方は当然に共通語でしょうや。質量多い意味では他所の地域ではあんまし使われとらんごたりますね。
【しょうけ】竹製かご。語源は[笊笥(そうけ)]。
【おうつり】なにかもらったときのお返しのこと。博多では昭和30年代くらいまで「小皿にマッチ三本入れて返す」といった習慣が残っとりました。マッチ棒(硫黄=祝い)でお祝い返しの意味を被せたとのごたります。

Ga05261

小しょうけに入ったびわ

Gara0803

こんな感じで他所のお家に持っていかされよりました。再現映像というわけですたい。

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2009年5月16日 (土)

・・・っつろう

『ほーくすのてれび ずっと みとっつろう さいごな どげんなったとな』『そーたい あーた とちゅうから ねとっつろー さけば よーけ のんどったつな』「ホークスのテレビ中継をずっと見てただろう。最後はどうなったんだい」「そうだ、あなたは途中から寝てたようだね。お酒をたくさん飲んでいたのかな」

【・・・っつろう】・・しとっつろうで、・・してただろう、してたでしょの意味。他に例をあげとくと、食っとっつろう、歩きよっつろうetc。博多でももうほとんど聞かれん言葉やなかですかね。自分らの親世代の言葉というてもよかかな。
ちっと能書き垂れときますと、「っつろう」は古語の「つらむ」が方言化したもんです。[つ]は動作・状態が完了する[た]。[ろう]は推量・想像をあらわす[らむ]。[つらむ]で、完了した結果を確信をもって推量する・・・などと広辞苑に載っとります。難しかっつろー?

最後に例文をもういっちょ。「川崎、WBCに行っとっつろう。あんときの疲ればやっぱ引きずっとるとかいなね。いまいち調子のよーなかなー」

というわけで、川崎ナマ写真ですたい。

Kawasaki02

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2009年5月10日 (日)

汗ごいい

『あんたんがいの ややさんな えらい あせこの できとんなさったが あせごいかとね』『あせごいいっちゃないでくさ よめが だらくさか だけでっしょうや てんかふんも しかーと つけよらんごたります』「あなたのところの赤ちゃんはずいぶんとアセモが出来てるけれど汗っかきなの」「汗っかきじゃなくてね、嫁がいいかげんなだけなんでしょう。ベビーパウダーもちゃんとつけてないみたいです」

アセモひとつで嫁姑の葛藤が生じとるごたりますが、それはさておいて、「汗ごいい」。

【汗ごいい】汗っかき。汗をかきやすいこと。博多弁では、濃い(こい)ことを濃い(こゆい)(こいい)と言い、濁音化して汗濃い(あせごゆい)(あせごいい)と変化してきたとでしょうや。
【あせこ】アセモのこと。
【だらくさ】ずぼら。自堕落。いいかげんなこと。
【てんかふん】皮膚のアセモやただれを防ぐための粉末。ベビーパウダー。シッカロール(和光堂の商品名)のこと。自分たちの世代は、シッカロールと知ってはいても、口から出てくる言葉は「てんかふん」やったです。

んでは、本日の画像は・・・といきたいとこですが、てんかふん画像の手持ちがなかったけん、こちらでどうぞ~。和光堂のHPに「てんかふん」の歴史が詳しく書いちゃります。懐かしい雰囲気が楽しめますです。

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2009年5月 2日 (土)

かんやい

『あのくさ きせつの よーなってきたことばくさ かんあいのよーなった ぼちぼちどんたくばいて いうたらくさ ばばさんから おまやぁ ばかか かんやいは ほうじょうやのころに つかうとばいて がられたやね しらんかったばい』
「あのね、季節がよくなってきたことをね、『寒合いがよくなったね、ぼちぼちどんたく祭だね』と言ったらね、婆ちゃんから、『お前は馬鹿だね。寒合いは放生会のころに言うんだよ』と叱られてしまった。知らなかったな」

【かんあい:寒合い】時候・季節。気候の頃合い。主に初秋、夜の寒さを感じはじめるころをいうとですね。語源としては寒の具合で寒合いやろうと思うとですが、熊本の方では藤崎八幡宮例大祭の「隋兵行列」のころを隋兵寒合い(ずいひょうがんや)と呼ぶらしいけん、寒夜から来たとも考えられます。どちらのお祭も開催時期はほとんど同じですたいね。

Cyanpon

放生会のちゃんぽん。長い時間並んで買ーたお宝ですたいね。

Dontaku01

さて、今年のどんたくはどげんしょうか。見に行こうか行かんめえかと思案中。せわしないとこから抜け出す確率の方が高いかな、どうやろ。

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2009年4月19日 (日)

子供の博多弁

『どこ いきよーとや』『さっかーの れんしゅうたい』『おまえ れぎゅらーと』『あたりまえやん。うまいけん』『よかね しあい でられてから』
「どこへ行ってるの」「サッカーの練習だよ」「君はレギュラーなの」「当たり前だろ」「いいね、試合に出られて」

博多の小学生たちがどんな博多弁使いよるか・・・ちょっと例文にしてみました。だいたいこんな感じですたい。近所の子供の話に聞き耳を立てとると、「~と」「たい」「よか」「けん」ぐらいまでは使いよるごたります。さすがに「ばい」「くさ」「ばってん」「げな」ごたるとは聞かんかな・・・。

前にもこの「へっぱくBLOG」で一度書いとりますが、「レギュラーと?ほんとにそうと?!お前がレギュラーやら変かね」なんていう少々変な使い方でちゃ(そげな博多弁はなか!という人も居んしゃるですが)、自分はそれなりに博多弁のエッセンスは引き継がれとるけん良かっちゃないと・・・て思うとります。

Kodomoben

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2009年4月 4日 (土)

にやがる・こうかる

『あいつな このごろ なして あげん にやがっとるとな』『なんでもくさ まかせられた みせが ちーと もうかりよーけんげな』『ふーん そげなことな ばってん あげん こっかっとったら きゃくな こんごとなるばい』
「あいつは最近どうしてあんなに図にのってるんだい」「なんでも任せられた店が少し儲かってるかららしいよ」「へえ、そういうことかい。だけど、あんなに威張ってちゃお客は来なくなるよ」

・・・と、まぁ、博多弁のうち最大級の悪口を二つ並べてみました。意味もそう違わんかな。
【にやがる】つけあがること。図にのること。語源としては、得意なときや、やったぜというときの「にやり」「にやにや」やろうと思うとですが、いくつか他の候補をあげときましょう。
「煮上がる」で気持ちが噴きあがっているような感じですかね。
「二上がり」三味線用語。本調子をハ調とすれば、二上がりは、ト調となる。陽気で派手な雰囲気が出るので、踊りによく用いられる(知恵蔵)・・・というように、この気分が高揚している状態を指しているとかもしれません。
【こうかる】威張ること。生意気なこと。こっちはちょっと語源がはっきりせんとですが、こうかるのコーには、昂然の[昂]。高ぶる[高]。傲慢の[傲]。意味にあてはまりそうな字はいくつかあるごたります。

さて、本日のネタ画像は「二上がり」ということでコレ。

Dontaku121

博多の町ではぼちぼち「どんたく」の練習がはじまっとります。

おまけ。博多どんたくの歌ですたい♪聴いてみんしゃい♪

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2009年3月14日 (土)

かいる

『なんな もうかいるとな どこさいか よらないかんと』『うんにゃ そういうわけや なかばってん かいるが なきよるごたるけん かいるったい』「なんだ、もう帰るのかい。どこかへ寄らなきゃいけないのかい」「いや、そういうわけじゃないんだけれど、カエルが鳴いているみたいだから帰るよ」

【かいる】今さらながらの博多弁て感じもせんことなかですばって「かいる」。帰る・蛙の「え」がイ音便化したもんですたいね。広辞苑にも同じことが書いてあるけん、この訛り方は博多だけやなかとでしょうね。意味に変化はなかです。例文の「どこさい」も、どこさえの訛り。ただしこっちは他所では言わんかも・・・。

んなら、博多での使用具体例を画像でご案内。博多じゃ「書き文字」も訛るとのごたります。ははは。

Kainsyai

粕屋郡篠栗町の若杉山「若杉楽園」からの下り口の立て札。なんか良かね。

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2009年2月28日 (土)

ぎち

『このごろなくさ そともなかも ぎちばっかしやけん ねこやらいぬやら うんこするとに こまりよろろーたい』『そうたい そやけん うちんがいの うらにわやら ねこの こうしゅうべんじょ になっとるばい』「最近は家の外も内も(泥土でない)舗装面ばかりだから猫も犬も糞をする場所がなくて困ってるだろうね」「そうだよ。だからわが家の裏庭なんて猫の公衆便所になっているよ」

【ぎち】アスファルトやコンクリートで塗り固めた路面地面のこと。元々は昔の一軒家の、カマドやらあった文字通りの「土間」を言いよったらしいとですが、もう自分が子供のころには土間自体は少のーなっとったせいか、コンクリ地面のことを指しとりました。ただ今でも昔風の家を建てたりするときの工法(粘土質の土に消石灰やらを混ぜて塗り固める)としては残っとるごたります。正しい理解かどうかわからんですが、一種のアンツーカーみたいなもんやろかなと思うとります。

で、本日のネタ記事やらネタ写真ですばって、なーんもアイデアの浮かばんやったけん、こげな写真でも載せときまっしょう。使い回し画像でごめんたい。辛子明太。

Pattings

昔はギチやらなかったもんやけん、ぜーんぶこげな泥道の遊びやったです。もっともランチンでも釘刺しでもゴム刺しでもギチじゃ出来ん遊びやったですもんね。

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2009年2月 7日 (土)

ゆがく・いがく

『すずきの まこの やすー うりよったけん こーてきたやね しかーと ゆがいちゃっとってん』『ゆがいて どうするとね ぽんずね につけるとね』『りょうほうとも よかや』
「スズキの真子が安く売っていたから買ってきたよ。じっくり茹でておいてくれ」「茹でたらどうするの。ポン酢用(のそのまま)なの、(醤油)煮つけにするの」「両方でいいかい」

あるウェブサイトで「湯掻く」は広辞苑にあるから標準語・・・と断定してあるのを見て、「勝手に決めんな!」ってちょっとムッとしてしもーたとが今回の方言選択のきっかけですたい。最初にその標準語共通語という広辞苑の「ゆがく」の語義を引用しときましょう。
【ゆがく】野菜などのあくを抜くためにさっとゆでたり、熱湯にしばらく浸したりすること(広辞苑)。
では、博多じゃどういうか。こげな湯通し・湯煎・湯引きのような意味ではあんまし使わんとやないですかね。
【ゆがく・いがく】茹でること。熱湯で茹で上げること。標準語の湯掻き方じゃ博多では卵はゆで卵にはなりまっせんです。
ちなみに「いがく」は「ゆがく」の訛り。「いがく」単独となると「苛める」「つるしあげる」という意味もあるとですが、これは別項で用語説明せんとならんやろや。

はい、では、例文ぴったしの画像をば二枚。

Suzukimako02

Suzukimako01_2

薄味の甘辛煮というやつですたい。

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2009年1月24日 (土)

やっとかっと

『やっとかっと ちーくの じかんやて おもうたらくさ くりきんの ばかちんたちがくさ ちょうしはすろーばってが ところどころば へんに ろっくにするけん ちーとも おちついて だいとかれんと』「やっとのことで、抱き合うダンスの時間が来たと思ったらね、クリキンのバカタレたちがね、調子はスローでも変なところにビートを入れるものだから、ちっとも静かに抱いていられなかったよ」

最初からちょっとコアな例文になってしまいましたが、今回は博多弁よりも、例文のサイドストーリー的なとこから解説しときましょうかね。

【くりきん】大ヒット曲の「蜃気楼」や「大都会」で一世を風靡したロックバンド「クリスタル・キング」のこと。メジャーデビューの前は、中洲の城山ホテル(旧日活ホテル)のラウンジで毎日演奏しとりました。何を考えとったか知らんけど、吉崎と田中以外はダボシャツ・ステテコスタイルやったよ。ヤツラはロックバンドとしての変なプライド持っとったとかしらんけど、例文のごと素直に「チーク」TIMEには入らんやったとです。それがわかっとる連中は、出だしのスローテンポに引っ掛かって抱き合ったカップルをいつも「アホやん!」と笑っておりました。
さて本題の、
【やっとかっと】 やっとの思いで・やっとのことで・やっとこさ・・・と同意。すこし分けて説明すると、
【かっと】かっと=かつがつ=やっと・・・という意味になるとです。このかつがつ=且つ且つ・・・と字を当てることが出来そうで、これが語源やろかなとも思うとですが、もっと素直に「やっと」のただの言葉の調子づけ・・・みたいな気もしとります。

はい、では、本日のネタ画像。

「やっとかっと」を英語で言うたらどげんなるかっちゅーと、コレ。

Kitkat

うはははは~。すんまっせんね、しょうもないギャグで。
しょうもないついでに、もいっちょ。「やっとかっと」を広東語にすると、

Hotmot

ほっともっと・・・なーんちゃってくさ。すんまっせ~ん。んならね~。

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2009年1月17日 (土)

博多方言番付

久しぶりに見てみると、自分でもやっぱ面白かな~て思います

3banduke

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2009年1月 9日 (金)

そそくる

『ばばしゃん とれぱんば そざいて しもーたけん うまいごと そそくっちゃんない』「ばあちゃん、トレパンを破いてしまったから上手に繕って」

【そそくる】(縫い)繕うこと。補修・修繕すること。
え~、「そそくる」やら、そげな卑猥語をブログに載せよるばい、こんスケベが!・・・なんてお思いの貴兄に。そら、あーた勘違い。ソッチ方面の言葉じゃありまっせん。
・・・とは、いえ、語源が「いじる・もてあそぶ」といった古語の「そそくる」からとすると、あながち間違いとも言えんかも(^^; 「へっぱくBLOG」の語源見解としては「裾繰る(すそくる)」やないかな~と。
【そざす】 損ざす・・・と字を当てると意味がつかみやすいですかね。損なうこと。例文では破る。破れた場合は損ぜた。
【トレパン】体操ズボンですな~。トレパンもズボンも死語・消滅語状態であります。

Sosokuru

化学繊維のトレパン(^^; こげなとが損ぜると修理しにっかですね。

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2009年1月 1日 (木)

なんごとですと

『えらい ひさしかぶり ですたいねー きょうは なんごとですと』『はちまんさんの はつもうでんかえりで うろうろ しよりましたと』「ずいぶんと久しぶりですね。今日はなんだったんですか」「八幡宮さまへの初詣の帰りにあてもなくぶらぶらしていたのですよ」

【なんごと】何事(なにごと)の訛り。なんの用事で・なんのために・なにして・なにする・・・などの意味だが、博多ではむしろ、「良か天気ですな~」などと同様な挨拶語と考える方が正解でっしょうや。「あなた、何してるの?」と問われても、それは詮索好きで聞いているわけやないので誤解のなきように。人好きで親密さをあらわす表現と思うてもらうと良かですかいなね。当事者同士の仲がくだけてくると、「なんごとな」もっとくだけてくると「にゃーごとな」猫語に近い表現も(^^; 近い用語法としては「何しよると」「何しとーと」。
【八幡さん】八幡宮のこと。博多の八幡さんていや、まず筥崎宮さんで、あとは鳥飼八幡宮・宇美八幡宮ですかね。

正月の写真やなかばってん、鳥飼さんの写真を一枚。夏の茅の輪くぐりんときですたい。

Chinowakuguri

「にゃーごと」ついでに、ご挨拶。

Kingasinnyan

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2008年12月 6日 (土)

えんばり

『いくらなんでちゃ ぼちぼち えんばりそうじも しとかな いくめえな』「いくらなんでも、そろそろ蜘蛛の巣掃除をしないわけにはいかないだろうね」

はい、そうですよ。師走に入っとるけんですね~。ちゃーんと大掃除して家ば磨いとかんといかんですよ~。
・・・というわけで、エンバリ。
【えんばり】蜘蛛の巣のこと。この言葉も語源は何かて考えると面白かごたります。
1)縁張(えんば)り。クモは網を張るときは、最初、いちばん外枠(縁)を張った後、中心に戻って外側に向かって行くらしかです。
2)網張(あみは)りの訛り?
3)えんば(とんぼのこと)の羽根に見立てたものかもしらんです。
ま、考えられるとはこげなとこでしょうか。ちなみに「板張り」という博多弁もあるとですが、これは縁側のこと。関連があるとかないとか。

では、面白いえんばり写真をばご紹介。ぜ~んぜん季節外れですばって・・・。

Enbari

もしかして、これがクモの巣やなかったら、すんまっせんです(確信が持てんったいね)。そんときは何か教えちゃりね~。

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2008年9月18日 (木)

すったり

『せっかくの ほうじょうやていうとに あめばっかしでくさ はちまんさんも よみせも すったりやったろうたい』「せっかくの放生会(祭り)というのに、雨ばかりで八幡さんも夜店も(賽銭や売り上げが)ぜんぜんダメだったろうね」

【すったり】まるで、まったく、さっぱり、ぜーんぜんダメなこと。これもあまり若い人は使わん言葉やろかな。語源としては「廃(すた)る」の「廃り」か。
【廃(すた)る】役立たずになる。駄目になること。
【放生会】「ほうじょうえ」「ほうじょうかい」でもなかとです。博多では「ほうじょうや」というとです。福岡市東区箱崎の「筥崎宮」の生類放生の神事・仲秋祭。正式名称も放生会大祭(ほうじょうやたいさい)ですばい。
【八幡さん】筥崎宮・お宮さんへの愛称。昔は筥崎八幡宮といいよったけん、その名残でしょうや。

はい、では、放生会名物のちゃんぽん写真をご覧に入れときましょう。7~8年前に朝方五時くらいから並んでやっとこさ手にいれたもんですたい。

Champon01

で、いったい、チャンポン吹いたらどげな音がするかていうたら・・・、見たむなかおいさんがチャンポン吹きよる動画のあるけん、そこで音の聴こえろうや。http://www.coara.tv/2003/04/espresso17/hakataben.asx で見らるー聴かるーたい。腹こわさん程度に見てみんしゃい。

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2008年8月24日 (日)

よい

『よい おにいちゃん よい ちかてつの てんじんみなみえきな どっちい いきゃよかか おそえちゃんない』「おい、お兄さんったら、ほら、地下鉄の天神南駅はどっちに行けばいいのか教えておくれよ」

【よい】おい、よう、ほら・・・といった呼びかけ・問いかけ語です。一般的に同等か目下にたいする物言いですが、おい!よう!というほどの命令口調ではないとです。博多弁としては、やわらかめの「ほら」に近いかな。
自分の場合は、今でもときどき使う日常語ですが、しばらく耳にしとらん気もします。これも消滅語化傾向のあるとですかね。

【天神南駅】福岡地下鉄七隈線の始発駅。天神駅からの乗り継ぎの遠いこと遠いこと。不便極まりなかですね。七隈線はなして天神駅に直結させんやったっちゃろか。乗客に地下街ばさっちが歩かしたかったっちゃろかね~。ヨイヨイの爺になってったら、とても歩ける距離じゃなかごたるっちゃけど・・・。

はい、ほんでは、本日のネタ画像はこちら。よよいのよいよい、って読むとが正解やろか。

Yoyoinoyoi

昔、電線にすずめが・・・チュチュンガチュン ヨイヨイヨイヨイ・・・なんて唄がありましたな~。

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2008年8月19日 (火)

ぼうふり

『みずがめん くみおきに ぼーふりの わいとるけん いれかえときない』「水甕の汲み置きにぼうふらがわいているから水を入れ替えておきなさい」

【ぼうふり:孑孑】ボウフラのこと。ボウフリムシの略。広辞苑には、カ(蚊)類の幼虫。多く汚水中にすみ、腹端に呼吸管を持つ。盛んに運動し、腐敗有機物を食う・・・とまぁ愛想もこそもない定義がしちゃります。嫌われるわけですたいね。
ボウフラの方言がボウフリという形にはなっとりますが、歴史的にはボウフリムシ→ボウフリ→ボウフラという変化のごたるですね。博多には古い言葉 の方が長く生き残っとったということでしょうや。語源としては、見たとおりに泳ぐときに棒を振るように体を屈折させるから・・・とか、「身を振り」から・・・とか考えられとるようです。

実は、今日の例文は、「消滅寸前博多弁事典」から丸々写しとるとですが、まさにそげな写真の撮れたけん書かせてもらいよります。

Boufuri

いかにも、すぐに蚊がわいてくるごたる気がしてきます。ぶーんぶ~ん!

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2008年8月14日 (木)

筑紫恋し

『つくつくぼうしんことば つくしこいして いうところの あるげなばい』『そら くつくつぼうしやら はんたいいうとこも あるっちゃけん めずらしなかろ』『うんにゃ そげなこっちゃのーて つくしこいしな ちくしんくにがこいしかて いういみかったい』「ツクツクボウシのことを筑紫恋しというところがあるらしいよ」「それは、クツクツボウシと逆に呼ぶ所もあるくらいだから、珍しくもないだろう」「いやそんなことじゃなくて、筑紫恋しは筑紫の国が恋しいよという意味なんだよ」

はい、本日は「へっぱくBLOG」臨時便ですたい。博多弁というわけじゃないとですが、時節と博多絡みということで書いてみよります。

【筑紫恋(つくしこい)し】つくつく法師の異名。
江戸時代の全国の方言を集めた「物類称呼」という本(絶版:岩波文庫)のなかに、◆以下引用:蛁蟟(難しい漢字たい:ちょうりょうて読むとのごたります)=つくつくぼうし・・・近江にてつくしこひしと云◆とあるとですね。
京なり江戸人がわざわざ筑紫を恋しがるというとも頷けん話やけんですね、これは筑紫から近江あたりに単身赴任(^^;した人が故郷を想って・・・と考えるとが普通かもしらんですね。恋し焦がれ過ぎてツクツクボウシになってしもーたとかね。こげな風に解釈すると面白いかろう?

ツクツクボウシの鳴き声がどげん聞こえるかはそれこそ全国いろいろのごたります。こちらが詳しいごたります。http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa439715.html

あ、それと、筑紫と土筆と法師と胞子。これもなんか関係しとるごたるでしょ?これはまた別の機会に書くつもりですばって、本日は「言葉ちゃ、方言ちゃ、つくづく(^^;面白かですね」というしょうもないダジャレで終わっときます。

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2008年8月 6日 (水)

まっぽし

『ぶかつ さぼって ほうらくまんじゅう くうたとは よかばってん みせ でたとたん たんにんと まっぽし ぶつかってくさ なんしよるとやて きかれたけん かんとくの おつかいで みたかに きとりますて いうたら みのがしてくれたやね』「部活をさぼって蜂楽饅頭食べたのは良かったけれど、店を出たとたんに真正面から担任と鉢合わせだよ。何してると聞かれたんで、監督のお使いで三鷹に来ていますと言ったら見逃してくれたよ」

【まっぽし】真正面・ど真ん中のこと。「ぽし」は図星目星の星・・・と単純明解博多弁事典では、語源についてこう説明しとったとですが、ちょっとばかし説明の足らんとこのあったけん追加して書かせてもらいよります。
【真星:まぼし】的の中央の星。物事のまんなかのこと(広辞苑)。
【的の星:まとのほし:まとほし】中心を表すために標的などに書いた星のこと。
どげんですか、真星、的星・・・なんとなくそれらしく思えてこんですか。的に当たらずとも遠からずの語源(^^;
【三鷹】知る人ぞ知るで、新天町三鷹スポーツの支店が西新にもあったとですよ。昭和40年前後のことやろかな。その後ずいぶんたって(平成10年前後?)N&Sという名前(記憶違いやったらご明太)で「しばらく」の前あたりに出店しとりました。

Horakumajyu

今の蜂楽饅頭ですたい。プラリバ下にもありますです。300mも離れとらんかな。同じ蜂楽でも微妙に味の違うていうヤツがおりますが、自分にゃ違いはわからんし、どちらもうまかです。

追伸:
本題の「まっぽし」だけやのーて、饅頭ネタでもいろいろとコメントいただいとりますので、ちびっとまた懐かしい秘蔵(^^;写真を追加アップしときます。ここの回転饅頭もおいしかったですばい。写真は太鼓焼てなっとりますが、昔はそれこそ今川の向こうを張って太閤焼きて言いよらんやったやろか。記憶違いやろかね~。

Taikoyaki

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2008年7月29日 (火)

いけろーろー

『あみやの いけろーろーの ふっかつしとるて いうけん みにいってきたとばってんがくさ むかしん にんぎょうかざりも のこっとって なつかしかったやね』
「網屋町の生け灯篭が復活しているというので、見に行って来たのだけど、昔の人形飾りも残っていて懐かしかったよ」

【いけろーろー】東区箱崎の網屋立筋・網屋本町・白浜町(旧町名)界隈で行われる盆供養先祖供養のための地蔵祭りのこと。また、その供養のための箱庭飾りのこと。
うったちゃ、「人形祭り」て言いよった気がするとですが、「人形飾り」ていう名称で復活しとります。戦前の博多にあった風習(これは個人的には未確認事項)が、戦後はなぜか箱崎の網屋だけに残っとったとのごたります。箱崎網屋生まれの自分の記憶じゃ昭和30年半ばくらいまでしよったっちゃなかでしょうか。それがここ十年くらいでだんだんと復活してきとるとのごたります。むかし地下もんの自分としちゃ、ほんにありがたいことであります。

さて、そのどげな箱庭かというと、文章よりも写真の方が話しの早いけん、撮ってきた画像でご紹介しときましょう。

Ningyomaturi06

これが自分らが小学生のころつくりよった箱庭=人形飾りに近かったごたります。風情のあろうが・・・。

Ningyomaturi01

今風の「いけろーろー」もありましたばい。筥崎宮の横でお米屋さんしよんしゃるshakeさんがいの「猫ろーろー(^^;」 こん写真のごと、地元ん子供が「ろーろー」に線香ばあげて供養してまわるとです。もちろん子供たちなただで汗かいて歩きまわるこたぁなかけんですね、ちゃーんとジュースやら菓子やらばお土産にもろーて帰るとです。自分らの頃は浴衣着る子も多かったかな。浴衣着る子も着らん子も、みんな盆提灯ぶらさげて回りよったとです。

Ningyomaturi02

shakeさんちでは、ヤクルト一本と、こんパッチン?みたいな「あすんもん(遊び道具)」ば配りよんしゃったです。「いけろーろー」の飾り家では物入り(^^;ですたい。やおいくめえね。ばってん、これで町に活気がでて、子供たちが地域に根付いていくなら・・・て考え願いながら祭りば復活させなったとでっしょうね。良かこと良かこと。

さて、最後に、いつものへっぱく流の語源探求遊びばしときます。
もちろん、ろーろーは灯篭の訛り。ただ問題は、なしてこげな箱庭を生け(埋け)灯篭て言うかですたいね。それこそ灯篭(火を灯す器具・本来は神前や仏前に灯火を献ずるための具)でもなんでもないでしょうが・・・。それでたいがい考えてしぼり出した結論が(今んところね、とりあえずね)、絵灯篭(絵馬灯篭・ぼんぼり類など)による供養に対して、生きた(あるいは埋けた)人形による供養という意味で生け灯篭と称したとやなかでしょうか。そげな気がしとります。

Ningyomaturi03

網屋天神境内の人形飾り会場の写真ですたい。手前に小さな絵灯篭がずらっと並んどるでしょうが、写真上が大絵灯篭。こげな大小いろいろな絵灯篭に対して、箱庭を生きた灯篭とみなしたとやないか・・・ていうとが大まかな推理ですばって、どうですかいなね。

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2008年7月15日 (火)

博多祇園山笠「追い山」写真集アップしました

「へっぱくBLOG」臨時便で~す。

博多祇園山笠の「追い山」写真集ばアップしましたけん、見てもろーたら嬉しかです。

こちら http://homepage3.nifty.com/mistaker9/0807oiyama.htm でよろしくどうぞ~。

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2008年6月22日 (日)

すかぶら

『みーな おれんこつば すかぶらすがぶら いうばってん せな いかんこつな ちゃーんと しよるとばい』「みんな俺のことを放蕩者遊び人というけれど、しないといけないことは、ちゃんとしてるんだよ」

ほんなごとや~?と突っ込み入れとーなる例文ですばってん、さて「すかぶら」。あんまし聞き覚えのなか言葉やなかですかね。一応は「消滅寸前博多弁事典」の方には収録しとるとですが、久しぶりに目にしたもんやけん、項目たてて書きよります。
絶版もんの博多関連本を古本屋で探しよったら、見つかってですね、お、よかったよかったと喜びながら通販の購入手続きをしよったら、その古本屋さんの屋号が「すかぶら堂」さんやったとです。宗像ん方のお店ばってん、店主のユーモア感覚というか、一歩引いた心構えみたいなもんが感じられて、ちっと面白ー嬉しゅうなりました。

【すかぶら】放蕩者。遊び人。なにもせずぶらぶらしていること・人。辞書的には、「ぶら」単独でも同じ意味のあるごたります(広辞苑)。博多弁はそれに「すか」がプラスされとるけん、なおさら強調された意味になるとでっしょうね。「すか」は空き・透き・隙の意味。頭んなか空っぽでぶらぶらしとるってことでしょうね。ま、すかぶらで人生過ごせりゃ、そげな楽なこたなかごたります。あこがれますな~。

はい、では、本日のネタ写真はこちら。

Sukabura

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2008年5月25日 (日)

しこ

『あさりば にひゃくえんがと もらおうかいな なんてね あるしこ さんびゃくえんでよかて そんなら そうよ やんしゃい』「アサリ貝を200円分いただこうかしら。なんですって、あるだけ300円でいいの。じゃ全部ちょうだいな」

しこ・がと・そうよ。数量に関わる方言ですたいね。短い単語ばって、けっこう他所ん人には難しかかもしらん。いっちょずつ説明しときまっしょ。

【しこ】~の分だけ。こがしこ・そがしこ・あるしこ(これだけ・それだけ・あるだけ)などと使うとです。語源は「「何のこれしき」などの「しき」か。
【がと】200円がつ・・・とも使います。~の分だけ。たいていはお金の後について、~の分に見合うだけの数量を示しとです。語源は「かつがつ(且且:それぞれ・一方の意)」やろかな。
【そうよ】全部。すべてという意味。総与・総容なんたらいう文字を当てられるごたーです。

今週分のへっぱくネタを考えよったら、こんな映画ば思い出しました。いつ見たっちゃ笑えますな~。

Siko

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2008年5月17日 (土)

蓮根食う

『まーた しゅうかんしがくさ みっかいでーとやら いうて しゃしん のせとったが なして れんこんくうとかれんとかね すきなもんどうしなら あいたいたー あたりまえ やろもんね』「また週刊誌が密会デートとやらで(有名人のスクープ)写真を載せていたけど、どうして気を利かせてあげないんだろうね。好きなもの同士なら逢いたいのは当たり前だろうに」

【蓮根食う】気を利かせる。知って知らんふりすること。蓮根の穴(=先が見通せる)に掛けた言い回し。博多だけじゃのーて、九州各地でも使われよー方言ですたいね。

今日のタイトルは、お友達ブログ「トムお坊ちゃま&リリー姫」さんちで出てきた「ちくわ耳(馬耳東風:話が右から左へ通りぬけて頭に何も残ってないことを意味)」の話題から思いついたとです。ちくわ耳やら初耳やったばってん、面白い表現たいね。

んでは、最後に、たまには食うばっかしやのーて、きれいに決めまっしょうね。

Renge01

福岡城址(下ノ橋)のお濠端の蓮華。
このお濠でも蓮根出来よるとかな。あんまし蓮根のとれたやら聞かんばってん・・・、採れるとならお城名物で売り出しゃよかとにくさ。種類が違うとかいなね。

しかし今日の今日まで、「ひらいた ひらいた れんげの花がひらいた♪」の歌の「れんげ」が、この蓮華ちゃ知らんやったばい。田んぼのれんげとばかり・・・(^^; あんたもやろ?

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2008年4月11日 (金)

げんたい

『まーた おうさん ぴっちゃー こうたいげな ここで みせやら だしたげんたい ふぉあぼーるで すこーん やろもん』「また王監督ったら、投手交代だって。ここで三瀬投手とか出すとフォアボールの後でスコーンと軽く打たれてしまうよ」

【げんたい】「~したげんたい、~してしまうよ」という使われ方されるとです。つまり、「~すると、~という悪い結果がでる」ということ。例文やと、投手交代すると裏目がでるよという意味ですたいね。

語源としては、次のようなもんが考えられるですかね。
1:卦体(けたい)。占いの結果や縁起のこと。「けったくそわるい」という罵詈雑言(^^;がありますが、漢字で書けば「卦体糞悪い」。
2:懈怠(けたい)。仏教語で精進しないこと。精進しない(サボる)と何か報い(因果応報)があると・・・いうことか。
・・・と、1と2は単純明解博多弁事典でも書いとったとですが、最近もいっちょ語源候補があるとに気づいたもんやけん、こうして「へっぱくBLOG」の方に追加しよります。
3:けんたい。表向き・公然・当たり前なこと。当然の権利(日本国語大辞典)。当然の権利のように振舞うと悪い結果がでるよ・・・といった使われ方がされたとも考えられるですね。
他所ん人にも地元んもんにも、理屈で説明しょうしたら、けっこう難しか方言じゃあるとですが、自分らの世代にゃ、まだまだしっかりとした現役語ですたいね。

三瀬クンにゃ悪かったばってん、最近のホークスの救援陣があまりにふがいないもんやけん、こげな「げんたい」やら思いついてしもーたとね。いっとき前にゃ、三瀬やら篠原やらベトラザ(懐かしかね)やら、最低一人はしっかりした中継ぎ・抑えが居ったっちゃけどね~。

Yoshidasyuji

吉田修司が博多に帰ってきて解説しよるやら知らんやったばい。今年、あんまし中継見らんもんやけんさ~。

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2008年4月 4日 (金)

よこばんきる

『あんながれな よこばんきるとの うまかろーが そやけん やまの はやかったい』「あの流は先回りが上手だから山笠が早いんだよ」

去年八月の「へっぱくBLOG」の「どまぐれもん」項目んとこで、【横番切る】の正確な意味のわからん・・・て書いとったとですが、なんとか理解できたごたるけん新規に項目たてて書きよります。ただし例文はけっこう「意味深」かも~(^^;。なして意味深かはのちほど・・・。

【横番切る】近道・先回りすること。
博多祇園山笠(祭りの)用語というてもよかごたります。山笠最終日早朝の「追い山」は距離約5kmのコースを重さ1トンという山笠を集団で舁いて(かいてと読みます=担いで)走るタイムレースの形をとっとります。本来は神事のひとつで説明を端折るといかんとですが・・・そのへんの説明やら詳細は単純明解博多弁事典や「web博多んもん」内の各サイトをご参照あれ。

で、その山舁きはその重さゆえにそうそう長い時間を担えるもんじゃなからしかとですね。そのために舁き手の交代が早さを競うための重要な要素になるとでしょうや。それで、くたびれた舁き手を横番切らせて(近道させて)コースの先々で待ち構えさせるとういう戦術が有効とされとります。ま、その戦術を良しとせん「流」もあるやに聞いとります。いろいろ考えの違いがあるとでしょうね~。ま、年寄り子どもには全コース通しで走ることやら無理やろうけんですね、そのへんは許されるっちゃろね~。ここらあたりは、山笠未経験者の自分にはなんとも判断のつきにくいとこですたいね。

さて、その「横番切る」の語源。ちーと長くなりますばってん書かせてもらいまっしょう。広辞苑やら大辞林、ネットにも出てこん言葉ですたい。ただ、日本国語大辞典ていうとに、
【横番(盤)】金・銀鉱山で横に枝別れした鉱脈のこと。
【横番(盤)きる】他人の鉱脈をこっそり横にずらせて掘ること。あるいは横取り、盗掘のこと。
・・・なんてことが載っとりました。このへんから「近道する」という意味が出てきたとでしょうね。以上辞書的な考察。
次に博多的な考察。江頭光さん(博多関連著作多数あり)の「博多ことば:葦書房」には、いかにも博多らしゅーて面白い解釈がされとりましたんで、ちっとご紹介しときまっしょう。
「博多ことば」には、明治時代まで、博多の町名に蔵本番、麹屋番、箔屋番(職人町のこと)があった。その番を横切って近道することを「横番」といった・・・とあります。う~ん、なるほどっていう感じですたいね。

では、最後に、その旧町=番に立っとる旧町名の石碑をご紹介して本日はお仕舞いであります。長々とすんまっせんでしたね。んならね~。

Kamayaban

Narayaban

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2008年3月27日 (木)

よき

『たきもんわり せんならんとに よきの どこさいか いって しもーとるばい』「薪割りしなくちゃならないのに、斧がどこかへいって(なくなって)しまってるよ」

【よき】木を伐りまたは割るのに用いる道具。斧・手斧・薪割りのこと。自分ら団塊世代が子どものころまではときどき聞きよった言葉です。方言というより厳密にいうたら昭和まで残った古語という解釈でよかとでしょうか。ま、それが=方言じゃあるとですけどね。ちなみに、手斧んことば博多じゃ「ちょうの」ても言いよりました。

え~、筑前国続風土記巻之二十九の土産考ていうとこに、こういう記述があるとです。
【饅頭】福岡博多所々に在。福岡本町鈇屋(よきや)製するものよし。
風土記では、金偏に夫ていう字に「よき」とふりがなが振ってありました。鈇(ふ・おのと読む)=斧んことです。なして饅頭屋が「よき」やろかていう疑問は残りますばってんね。また斧屋で「よきや」とも読ませるとこもあるっちゃなかですかね。ま、「よき」にふさわしい商売ていうたら、ふつうはコッチやなかですかね。

P5050046

斧で薪割り燃料屋さん。ピタッときますでっしょ。ちょっと昔の写真やけん記憶のはっきりせんとですが、綱場町のお店やったと思います。

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2008年3月 1日 (土)

おーそー

『おーそー きて めしんなか さけんなかて いうたっちゃ しらんばい どっちみち かいひな もらうっちゃけん はーよー きとかな』「遅く来て食べ物がない、お酒がないと言っても知らないよ。どのみち会費は貰うんだから早く来てなさいよ」

◆本日のキーワード◆
【おーそう・はーよー】遅く・早くの意。古語的表現な「遅う早う」が変なところで長音化しとります。ちょっと面白か例ですたいね。長音化で意味も強まっとるかもしらんです。
この「おーそー・はーよー」は共通語とも思わんですが、あまりに日常語すぎて、なかなか方言ちゃ気づきにくいっちゃなかでしょうか。

しかし、まあ、飯食いや酒呑みに行こうて思うて、どっか良かとこのないか、ガイド本やらで探すとばってん、なんかしらん「飲み放題食い放題」の店ばっかしで、なして普通の店の載っとらんとや?て思いますやね。店を探す本が間違っとるとですかね。

Houdaihonn

普通のお店が知りたかな>ペッパークン。

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2008年2月24日 (日)

ふんたくる

『ひとん せなかな またごす しきいな ふんたくってく ねこより ぎょうぎの わるかやなかね』『ごめんたい あんたの こやもん しかたなかろたい』「人の背中をまたぎ越していく。敷居は踏みまくって、猫よりもお行儀が悪いよ」』「悪かったわね。あなたの娘だもの。仕方ないわよ」

◆本日のキーワード◆
【ふんたくる】踏みたくる。踏む+手繰るまくるで意味が強められとります。行儀の悪さの強調語になっとります。ときどきここにも遊びに来てもらいよるリリー姫さんのコメントで思いだした方言ですたい。
昔は、どこでも聞かれたごたる、ないよりましの(^^;親子の会話ば例文にしてみました。
まーしかし、いまどきこげな行儀作法やら言い伝えやらが、ちゃんと受け継がれとる家庭は少なかとでしょうね。我が家もぜ~んぜん躾けができとりません。まずその躾けするはずの本人(=自分)がいちばん行儀悪かしね、股火鉢しちゃよー母親にがられよりました。

そげな昔からの「躾け」にまつわる言い伝えやらをまとめたサイトば見つけたけんご紹介しときましょう。「ああ、聞いたことある」ていうとも、いっぱいあるっちゃなかですか。

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2008年1月27日 (日)

はやらかす

『なんや その つんつるてんの ずぼんな』『これな あいびーたい ばんで こーたとばい がっこうで はやらかしちゃろーて おもうてくさ』「何だいその裾が短いスラックスは」「これかい、IVYだよ。VANで買ったんだよ。学校で流行らせようと思ってね」

◆本日のキーワード◆
【はやらかす】はやるようにすること。流行らせること。かすは接尾語。これは方言ちゃ方言ですばって、ちゃんとした古語でもあるとですね。日本国語大辞典には「丹波猿楽などが、素人ばかりに返り、はやらかす」なんて例文が載っとりました。
【IVY】アイビーリーグ(アメリカ東部の伝統ある名門私立八大学)、アイビーリーガーの略。日本じゃそのアメリカンカジュアルスタイルを、そのファッションをIVYて言いよりました。
【VAN】石津謙介創業のメンズカジュアルファッション会社。たぶん経営主体は違うとでしょうが今もその「VAN]という会社http://www.van.co.jp/はあるとのごたります。ちょうどIVY世代の自分たちにゃ懐かしいちゃ懐かしいとですばって、わざわざ高い金だして今さら着る気にはならんです。ユニクロ製品にもけっこうそうしたアイビースピリットが含まれとるようで、自分はそれで上等という感じ。
【つんつるてんのズボン】流行ていうとは、その先端をとらえようとして、とらえそこのーたら、けっこう恥ずかしい結果になるとですよね。スリッポンやスニーカーの上10cmくらいんとこに裾があるようなコッパン(コットンパンツ)が流行りよったとです。今でいうたら七分丈のパンツていうたら良かとですかね。ありゃいったい何やったっちゃろ?て今でも不思議に思うとですたい。

え~、話は戻って、また「はやらかす」。辞典に載っとるとは「流行らかす」だけですばって、実は博多弁にゃ、辞書にゃ載っとらん、もういっちょの「はやらかす」があるとです。写真でご紹介しときまっしょう。

Hayarakasu

おうおう、ちびんくせに、いっちょ前に立派なヒゲを生やらかしてくさ・・・なんてね。

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2007年12月13日 (木)

さっさば

『あん ふたりなくさ なかすの かわっぷちば さっさばあるき しよったげなね』「あの二人って、中洲の川べりを二人連れで歩いていたんだってね」

◆本日のキーワード◆
【さっさば】二人連れ。アベック・カップルのこと。仲の良い同行者。同行すること。
もうこの言葉もほとんど日常では使われんごとなった博多弁やろうて思います。昭和45年に私家版として発行された「博多ことば:波多江五兵衛:博多を語る会」という貴重な博多弁収集書があるとですが、自分もこの本の中で始めて知った方言やったとです。波多江さんは語源は「裂き鯖」とされ、また鯖の二枚開きから、比喩的に分身のように連れ立った二人を「さっさばのようだ」と言ったと説明がされておりました。

自分もこの考え方をお借りして「消滅寸前博多弁事典」の方に収録し語義説明をさせてもろーとりました。ただ最近(自分がはまっとる(^^;)筑前国続風土記を読みよって、面白い発見があったもんやけん、ここでちっと訂正ていうか、追加説明させてもろーときます。

「さっさば」の語源はどうも「さし鯖」のごたります。筑前国続風土記巻之二十九「土産考」「海魚:鯖」のなかに◆此魚生にて煮て食し、また塩につけてほし、二尾を一に指合、一さしと云。其味、能登丹後の産に及ばずといえ共、多くして民用をたすく。七月中元の此多し◆という一節があったとですね。「ああ!これか~、さっさばな!コレコレ!」と叫んでしもーたです。そうなると後は話が早いです。

【刺し鯖(さしさば)】サバを背開きにして二尾を一刺しとした塩味の干物。江戸時代,盆の贈答品とされた(大辞林)。こうして塩鯖は、こういう形で、代表的な鯖街道を例にあげるまでもなく、全国いろんなところで流通しよったとのごたります。また、この二人連れという意味を持つようになったとは博多だけでもないようで、「夫婦鯖」と書いて「さしさば」と読ませる地方もあるごたります。

Sassaba

画像は中村学園大学電子図書館所蔵「筑前国続風土記」pdf版より借用しました。大学の電子アーカイブには養生訓をはじめとする古書が一般にも公開されとりまして、便利よー有効に活用させてもろーとります。多謝感謝。

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2007年12月 9日 (日)

さるく

『えらい おそかやないな どこば さるき まわりよったとな』『しんてんちょうだけに しときゃ よかとに いわたやまで さるいて きたもんやけん』「ずいぶんと遅いじゃないか。どこを歩き回ってきたのかい」「新天町だけにしておけばよかったのに、岩田屋までうろうろしてきたものだから」

おいさん・おばさん以上の博多んもんにゃ、「さるく」はもともとなじみのある方言やったとですが、「長崎さるく博」が有名なったおかげで、けっこう若い人たちにも通じるごとなってきとーです。町中でもこげな看板ば見かけるごとなっとります。歩き専門の靴屋さんですかね。

Saruku02

さて、今さらながらばってん、【さるく(歩きまわる。うろうろすること。うろつきまわること)】を、今日とりあげたとは、その語源探しについて、自分がどげん方法で語源ば探したり推理しよるか、すこーし種明かししょうかて思うて書きよります。
この「さるく」の語源についちゃ、いろんな方言本やネットサイトで取り扱ーてあるとですが、そのいくつかご紹介しときましょう。去り行く・去来の転(筑後方言辞典:松田康夫)。さ緑・さ霧・さ乱るるの接頭語+歩く(博多ことば:江頭光)。ネットでコレは一考の余地があると思うたとが、サの神(田の神)が歩く説。
このHPで博多弁事典ば立ち上げた当時、こげないろんな解釈ばいろいろ検討しながら、語源ば探りよったとですが、どうもイマイチ納得できんかったとですたいね。日本国語大辞典やらの紙本辞書やら、広辞苑大辞林その他の電子辞書で関連項目をかたっぱしから開いて調べてもわからんとです。あんまし整理つかんもんやけん、やけくそになっとったとですが(^^;、ある日たまたま、「単語そのもんか、その単語が頭にくる言葉じゃのーて、語尾に歩くがついとる言葉はどげなとがあるっちゃろか?」と思いついて、電子辞書に「*歩く」という検索式を放りこんでみたとですよ。そしたら答え一発!じゃなかですか。くそっ!こげん簡単に見つかるとか!やったです。「為歩く:しありく」ていうとが見つかったとです。

◆本日のキーワード◆
【しありく】あるきまわる。宇治拾遺物語「庭に雀のしありきけるを」。何かをしながら動きまわる。あれこれと奔走する。伊勢物語「かくしありきつつ人の国にありきてかくうたふ」(広辞苑)

この検索式はいわゆる「逆引き広辞苑」でもできるかもしらんですが、電子辞書やとand検索やor検索・not検索もできるけんですね、言葉好き辞書好きなお方は電子辞書の導入を検討されると、なおいっそう「言葉遊び」が楽しくなりますですよ。

Zisyo01

DDwinという検索ソフトで広辞苑・大辞林・英和・和英・漢字源・類語・故事ことわざ・現代用語・知恵蔵の各辞書を串刺し検索したとこですたい。

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2007年11月 1日 (木)

うんすけ

『むかしんひとな こげん おおきか うんすけに さけやら しょうちゅうば いれといたげなばって みーんな のみすけ やったっちゃろな』「昔の人はこんなに大きい雲州徳利に酒や焼酎を入れていたらしいが、みんな呑んべえだったんだろうね」

あんまし「うんすけ」やら聞いたことなかろうし、イメージのわかんめえけん、先に画像ばお見せしときましょうかね。

Unsuke02

◆本日のキーワード◆
【うんすけ】酒・焼酎・醤油など液体を入れておく大型の甕(かめ)・壷・徳利のこと。雲助徳利のこと。筑後方言辞典(松田康夫)によれば、雲州松江市袖師窯で主生産、あるいは雲州徳利の約転か・・・とあります。自分はまだこれ以上の語源探りや理解が出来とりません。
ある陶芸入門の基礎用語解説サイトには雲助徳利=主として九州地方の窯で焼造された焼酎を入れるのに用いた徳利。肩に注ぎ口があると説明されとりました。こうなると、「うんすけ」ていうとは雲州という呼び名を引き継いだだけの九州方言となるとですかね。

では、基礎用語にあった「注ぎ口のあるうんすけ」ばご覧にいれましょう。我が家の「うんすけ」ですたい。

Unsuke01

うちのごりょんさん(^^;はアッパラパーやもんやけん、こん注ぎ口のことば「おちんちん」やら言いよりました。お上品なことですたい。まったくもぉね。

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2007年9月30日 (日)

かべこ

『かべこやら あんまし きもちん よかもんじゃ なかばってん すきなもんな こげん かわいかもんな なかて いうな』「やもりなんて、あまり気持ちいいものじゃないけれど、好きな人はこんなに可愛いものはないと言うね」

◆本日のキーワード◆
【かべこ】やもり(トカゲ目ヤモリ科の爬虫類の総称)。漢字を当てると壁虎(かべこ)でっしょうね。えらい勇ましか名前ですたい。長尾壁虎(長尾景虎・のちの上杉謙信)とか言うてみたりして・・・。地域によっては壁虎(ヘキコ)と呼ぶとこもあるごたります。博多じゃまた壁をうろちょろしよるけんか、「かべちょろ」ともいいます。
で、またちょっと古い博多弁やと、トカゲんことを「トカギリ」とも言うたりします。もっとも自分はヤモリもイモリもトカゲもぜ~んぜん区別のつかんけん、みーんな「かべちょろ」ですたいね。

ほんなら、今日は珍しか写真ばご覧にいれまっしょう。

Kabeko_2

家の勝手口んとこで、二匹のかべこがくんずほぐれつの絡み合いをしとりました。
はじめは喧嘩しとるとかな・・・と思いよったとですが、もしかしたら、こりゃかべこのSEX(^^;かもしらんと思い直しとります。かべこのSEXに詳しいお方ご教授よろしく・・・なーんちゃってくさ。

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2007年8月22日 (水)

なんごと

『おっ きょうな なんごとな』『うん ちっと ようの あってくさ』「おっ、今日は何ですか」「うん、ちょっと用事があってね」

◆本日のキーワード◆
【なんごと】何事・何用・何・どうしたの・・・意味。
ま、語義としてはコレで間違いがないとですが、博多では、あんまし深い意味のない、日常の挨拶語として使われることが多いっちゃなかですかね。「こんにちわ」「いい天気ですね」やらと同じ慣用語ですたいね。

もっとも、たま~に、挨拶語から外れた用語法もされんことのなかけん、そげな例文も二つほどあげときましょう。実際にあった会話ですたい。

冗談会話編:「おっ、今日は何事(なんごと)な」「うん、大事(おおごと)のあってくさ」「まーた嘘事(うそごと)ばっかし」「うんにゃ空事(そらごと:架空の意)やなかばい」

重大事件編:「おっ、今日は何事な」「おー、今から、あやつば殴(く)らしに行くとたい。お前も来やい」。軽い挨拶のつもりで声かけたら、chage & askaの歌の歌詞「今から一緒に これから一緒に 殴りに行こうか」という、まったく同しセリフを返され往生したことのありましたです。ほんな事ばい。

んなら、久しぶりに聴いてみろうかいね。YAHYAHYAHば。今から一緒に これから一緒に 聴きに行こうか。ここで一緒に。

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2007年8月 8日 (水)

どまぐれもん

『あーたんがいの どまぐれむすこな なして あげん どまぐれたとね』「おたくの放蕩息子はどうしてあんなに道を踏み外したの」

そげなこと、面と向かって聞くな~!というような例文になってしもーたですが、博多んもんは遠慮会釈なしが多かけんですね、こらえちゃっとってください。

◆本日のキーワード◆
【どまぐれもん】正しい道から外れた人。どまぐれるで道をふみ外すこと。似た言葉に度外れ者。語源的には、この度外れの「度+紛れる」か。ぐれるからの変化とも考えられんこともなかですが、そんときは「どま」の「ま」が説明しにっかとです。
「どまぐれる」は単純明解博多弁事典に収録しとるとですが、これは比較的新しい博多弁かもしれんです。もともと博多にゃ、毎度おなじみの「博多んもんな横道者青竹割ってへこにかく」ていう言い回しがあるやなかですか。このおんなし意味の「横道者(おーろーもん・おーどーもん)」があるけん、「どまぐれ」やらいうとをわざわざ使う必要もなかったとやないかと想像しとります。

ちなみに、もうひとつ。山笠用語で「横番切る」ていうとがあるとですね。近道をするという意味のごたーとですが、これがなして「横道」やないで「横番」かとかが、ちっと不思議な気もしとります。普通の順番並びを縦として、それを早ぶるけん横番ていうとですかね。(山笠)現場関係者のご意見がもらえたら嬉しかです。

で、この「どまぐれ」をちっとgoogleしてみたら、
北九州黒崎(http://tenjin.coara.or.jp/~primrose/taidan1.html)やら、
添田町(http://www.town.soeda.fukuoka.jp/)やら、
大任町(http://www.town.oto.fukuoka.jp/)やら、川筋関係ばっかしヒットするもんやけん、ついつい笑ーてしもーたです。

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2007年7月18日 (水)

「web博多んもん」いろいろご案内

最近「web博多んもん」の表紙からじゃなく、直接こちらのBLOGへご訪問くださるお客様がいらっしゃるようななので、「web博多んもん」のご案内をさせていただいておきます。

「web博多んもん」表紙・トップページ:http://homepage2.nifty.com/mistaker/
「一日一猫」写真集:http://www3.coara.or.jp/~mistaker/itineko.htm
新々「一日一猫」にゃんにゃんBBS:http://www.onsenfan.com/bbs/index.htm?uid=mistaker&mode=list#form:猫BBSです。
新々博多らくがき帖:http://bbs14.aimix-z.com/gbbs.cgi?room=mistaker:博多ネタ・なんでもありBBSです。
「へっぱくBLOG」:http://mistaker.cocolog-nifty.com/heppaku/:博多弁事典の別冊付録:個々の博多弁について濃いめにしゃべくっとります。
「へっぱ句ボロ句」http://mistaker.cocolog-nifty.com/boroku/:博多弁での文句たれ・いちゃもん(^^;つけブログ。

ざっとこんなところでしょうか。その他にもコンテンツはいろいろありますので、トップからどうぞ~。よろしくですばいたいくさ。

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2007年7月14日 (土)

おしょる・おしょれる

『たいふうん にゅーすば みよったら やしんき どころか でんしんぼうまで おしょれとった ばい』「台風のニュースを見ていたら、ヤシの木どころか電柱まで折れ(倒れ)ていたよ」

◆本日のキーワード◆
【おしょる・おしょれる】折る・折れること。言葉じたいは事典の方に載せとりましたが、語源ば書いとらんやったけん追加しよります。漢字を当てたら圧折る・押折るですかね。九州のほかに、東北の方でけっこう使われとる方言のごたるけん、いわゆる方言周圏論(方言は京を中心とした同心円上に分類が形成される)の該当語とも言えるっちゃなかですかね。
【でんしんぼう:電信棒】電信柱・電柱のこと。ちなみに電柱を立てることを建柱(けんちゅう)ちゅうとです。ついでに電柱の正式名称は・・・電線とか配線のなんとか支持物(忘れた)て言いよったっちゃなかろうか。

台風四号、鹿児島に上陸したごたーですが、博多は晴れ間の出とります。今からやろかね、荒れるとは・・・。みなさんとこがどうぞご無事でありますようにお祈りしときます。風に飛ばされこけて、足ばおしょったやらならんごとね~ご用心ご用心。

天気予報サイトはいろいろありますばってん、ココはけっこうわかりやすいごたる気がします。

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2007年7月 7日 (土)

口元のほうれ???

『はかたべんで ほうれちゃ なんなて きかれたとばってん なんか わかるな』『なんな そら』『くちもとの ほうれ げな』『なお わからん』「博多弁で(ほうれ)とは何かしらと聞かれたんだけど、何かわかるかい」「なんだい、それは」「口元のほうれだって」「なおさらわからないよ」

え~、これは実話でして、「化粧品関連の会社の人から聞いた言葉だが、口元のほうれとは博多弁でどういう意味か?」と、自分がメールで質問されたとです。直接的には博多弁とは関係なかろーていう返事ばしたとですが、そんときの答えをだすまでの過程が面白かったけん、この「ほうれ」ばネタしにて遊んでみまっしょ。ま、閑話休題ちゅうヤツですたいね。

博多弁で、口元かんれんで、「ほう」てつく言葉やと、
ほうべた:頬のこと。
ほうべんたん:同上。
ほうばらせる:飴玉をしゃぶらせる意味で賄賂を贈ること。
ほうばれ:おたふくかぜのこと
ぼうぶら:かぼちゃ(顔) 見掛け倒し 役立たず

・・・てあるばってん、関係なかごたーでしょうが。だけん、ここで、ちーと視点をかえて、博多弁ていう制約ば外して、単純に「口元 ほうれ」でネット検索したとですよ。困った時の何とやら・・・ですたい。
そしたら、答え一発。「ほうれい線」ていう言葉のあるとですね。
小鼻からくちびる横の、あの八の字線のことげなです。しかも美容用語らしかしね。つまり、早い話が、「口元のほうれ」は、「口元のほうれい線」の最後が聞き取れんかったとやなかですかね。博多弁ていうより、博多んもんが、あまり聞き馴染みのない専門用語・業界用語をしゃべりよったとを、その相手が方言と思い違いしたとやないか・・・ていうとが自分の結論ですたいね。are you ok?

で、ネットで「ほうれい線」ちゃ、どげな漢字を当てるとかいな・・・と、またもやネット調べ。法令線とか豊齢線とかあるばってん、よーわからんかったです。自分やったら豊麗線やら崩齢線(^^;て書くやろや。

んで~、その崩齢線(^^;がらみの人ばっかし写っとるサイトhttp://www.geocities.jp/monamour_sub/summer2006/ のあったけん、こちらをご覧いれてオシマイにしまっしょう。ただ、ココ見て、変に笑いすぎて、シワの増えたっちゃ、うちゃ知らんばい(^^;。

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2007年7月 2日 (月)

博多祇園山笠写真集アップしました

今年の飾り山の写真ば撮ってきとります。忙しゅうして見にいけん、博多に帰ってこられんやらいうお方はせめて写真なと見て山笠気分になられるとよかです。http://homepage3.nifty.com/mistaker3/yamakasa0707.htmでどうぞ~。

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2007年5月20日 (日)

海戦記念日

『あーた はこざきうまれて いうなら はこざきさんの かいせんきねんびな しっとるやろ』『うちゃ そげん としよりや なかけん よーしらん かいぐんきねんびていう おいさんたちも おんなったごたる』
「あなたは箱崎生まれというなら、筥崎宮の海戦記念日(祭り・休日)というのは知ってるだろう」「私はそんなに年寄りじゃないから、良くは知らない。海軍記念日というおじさんたちもいらっしゃったみたいだね」

「どんたく騒ぎ」の項目(左のフレーム参照)んとこで、ぼたんさんから「単衣の着始めはどんたく。夏物の着納めは放生会」ていう情報もろーとったもんやけん、そのへんのことばちっと調べよったとです。そしたら戦前までは「単衣の着始めは海戦記念日。夏物の着納めは放生会」やったとのごたーです。
「いずれもひとえものに替わるのも、筥崎様のお祭り日というのがおもしろい」という一文を[ごりょんさんの古箪笥:長尾トリ:葦書房]から見つけました。

◆本日のキーワード◆
【海戦記念日】明治38年の日本海海戦勝利を記念して制定された海軍記念日(5月27日)のこと。1945年に敗戦とともに廃止。博多では、例文のごと、「筥崎さんの海戦記念日」の方が通りのよかったとのごたります。いまは「さつき大祭」になっとるとかいなね。

ちなみにこの日本海海戦勝利が「博多どんたく」のしゃもじにつながっとるとも考えられるわけですたいね。こちらの方は、これも左フレームの「博多どんたくしゃもじの由来説」ば参照してやんしゃいね。

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2007年5月 5日 (土)

どんたく騒ぎ

『きのうも きょうも どーむな どんたくさわぎ やったなー』『そうたい ほーくすの おおがちで おおにぎわいたい』
「昨日も今日もヤフードームはどんたくみたいな騒ぎ方だったね」「そうだね。ホークス大勝で大賑わいだったよ」

【どんたく騒ぎ】博多どんたくみたいな賑わい方のたとえ。
いや、今日は、わざわざ項目立てするほどの「へっぱくネタ」やなかとばってん、ホークスが二日続けて、どんたくの日程に合わせたごたる賑やかな勝ち方したもんやけんさ、ついつい嬉しゅーて書きよるとたいね。気持ちんよか~。とくにくさ、ご贔屓の本間選手が代打ホームラン打ったろうが、初打点やしね~、なんもかんもでお祝いたい。

Dontakusyocyu

「博多どんたく」の名前ば冠った麦焼酎があるとね。呑みながら、ホークスどんたく騒ぎ中継ば見酔った(誤変換ばってん、別に間違いでもなかごたる)と。朝倉郡筑前町の「天盃酒造」製たい。筑前町が博多かどうかは微妙なとこばってん(^^;、ま、よかろたい。

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2007年5月 2日 (水)

おうつり

『いま なーも いれるもんの なかて ことわり いうて おうつり してきない』「今は何もお皿に入れるものがなくてすみませんとお返ししてきなさい」

【おうつり】お返し。頂きものの器などに、お返しの気持ちとして半紙やマッチをいれる慣わしのこと。博多ではマッチ棒を数本入れよりました。マッチ棒は硫黄やなかですか。硫黄=祝うで、お祝い返し・お礼の意味を込めよったとでしょうや。
ただ、この「おうつり」は自分は聞いたことなかごたーとです。普通に「お返し」て言いよった気もするとですが、この「やりとり」じたいは間違いなくしてきたことですたいね。行為とともに言葉が消滅語化していく典型的なパターンて言うてよかとやないですかね。

Outuri

今日のへっぱくネタは、「硫黄島からの手紙」のDVD見よって思いついたと(^^;。消滅寸前博多弁事典には書いちゃおったとですばってんね。

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2007年4月14日 (土)

博多どんたく「しゃもじの由来説」その二

『ななくさがゆの ななくさてくさ まふゆの しょうがつに そろいよったとやろか』『むりやろたい ただ ななくさな もともと きゅうれきぎょうじやけん そんころ やったら はうすさいばい せんでちゃ そろったっちゃなかな』
「七草がゆの七草は真冬の正月に揃っていたんだろうか」「無理だろうね。ただ七草は元々旧暦の行事だから、そのころだとハウス栽培しなくても揃ったんじゃないだろうか」

【博多どんたく「しゃもじの由来説」その二】
なして、しゃもじの由来説の例文に「七草」ば出したかていうと、この「七草」がけっこう「どんたく」と縁があろうごたーとですよ。それなりに根拠のありそうことの見つかったけん、それをちっと書いときます。
福岡市祭り振興会発行「博多どんたく読本」やら、前述の落石栄吉さんの「戦後博多復興史」やらで、明治以降の「どんたく」がいつ開催されよったか調べよったとです。そしたら明治31年までは、だいたい紀元節をはじめとする旧正月に開かれとるとです。博多どんたく祭は今でこそ5月の連休開催のイメージの強かとばってん、もともとは藩主への年賀行事やったけん、ずっと正月に催されていたていう事実は、いっちょんおかしゅーはなかわけです。
で、七草。七草行事。これも正月行事。節句に七草粥を食べて無病息災を祈るというもんですが、こちらも古くは朝廷や藩主などへの年賀行事やったという説もあるとのごたーとです。どんたくと同じですたいね。どちらもルーツに年賀祝賀というとがあるだけやないとです。七草行事にも、どんたく囃しのごと、「七草囃し」ていうとがあってですね、これは博多の旧家には今でも残っとるとですが、「とんとんとん 七草なずな 唐土の鳥が 日本の空に 渡らぬうちに とんとんとん・・・」と囃しながら、しゃもじと包丁で七草をたたくとです。
時は明治。時代は明治に入り、旧暦から新暦に代わったとはいえ、七草行事はそのまま旧暦で行われよったと思えるとですね。どんたくも七草も、似たようなルーツを持つ正月の行事だったことを思えば、七草囃しのしゃもじ叩きがそのままどんたくに引き継がれたと考えてもそう不思議ではない気がしとるとです。どげんでっしょうかね。

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2007年4月10日 (火)

博多どんたく「しゃもじの由来説」その一

『どんたくのくさ しゃもじたたきな どこから はじまったとな』『ばんめしの したく しよった ごりょんさんが とおりもんの にぎやかしかとに さそわれて つい しゃもじもって とびだした げなたい』
「博多どんたく祭(につきもの)のしゃもじ叩きは何から始まったのかな」「夕飯の支度をしていた商家の奥さんが祭りの行列の賑やかさに誘われて、ついしゃもじを持って飛び出し(て行列に参加したということ)らしいよ」

・・・と、[博多どんたく港まつり]の大元締である「福岡市民の祭り振興会」から発行されとる「博多どんたく読本」やら、その公式サイトにゃ、だいたいこげな説明のしちゃります。博多んもん・博多っ子の祭り好きで「のぼせもん」の人情気質をよー表しとるエピソードですたいね。

ただ自分は、これはこれで楽しか話ばってん、まちっと具体的な証拠みたいなもんのなかろうかて、以前からずうっと考えよりました。まぁそれで、なんかかんかしよるうちに、去年のどんたく後頃に、けっこうそれらしい由来説ば二つでっち上げ(^^;とったとです。今日はそれば書いときまっしょう。

【博多どんたく「しゃもじの由来説」その一】
博多祇園山笠振興会初代会長ばさっしゃった落石栄吉さんの「戦後博多復興史」ていう貴重な文献があるとです。そんなかの、「明治三十八年の日本海海戦の戦勝祝賀どんたくではじめてしゃもじが叩かれた」との記述にぶつかったとき、あ、これか!て思いついたとです。
ヒントは戦勝としゃもじ。甲子園の広島の高校の応援がしゃもじ叩きやなかですか。アレですたい。あの戦勝しゃもじのルーツは日清・日露戦争。つまり全国各地から集まり、広島宇品港から出征する兵士が武運長久・勝利祈願のために宮島厳島神社に奉納し、また授けられた「しゃもじ」がルーツやろーと思うとです。そのしゃもじが帰国した兵士たちによって持ち帰られたり、あるいは戦時一色の各地に自然と流行ったりして広まっとったっちゃなかですかね。
そやけん、そげな状況やったら、「日本海海戦の戦勝奉祝どんたくのときに、その宮島しゃもじが持ち出され」ても、何の不思議もないっちゃないかと考えよるとです。当てっぽすちゃ当てっぽすばってん、そげん的外れやなか気がしとるとですが、どげんですかいね。

Dontaku23

おまけ。

博多どんたく写真集:http://homepage3.nifty.com/mistaker3/dontaku.htm
博多どんたく「雨がつきもん」「雨のジンクス」の検証ページ:http://mistaker.cocolog-nifty.com/heppaku/2008/04/post_37ec.html

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2007年4月 1日 (日)

必死豆炭2

『まめたんちゃ まめんかたちしとる まるかとばっかして おもーとったばってん しかくかとも あるっちゃな~』「豆炭とは豆の形した丸いのばかりと思っていたら四角いものもあるんだね」

以前、「必死豆炭」ていう博多弁について、ここで次のように、へっぱくこいとったとですよ。
◆以下引用◆
『そげん ひっしまめたんで せのびすんな しんちょうの ちゃんと はかれんめえが かがとば ちゃんとつけんか』「そんなに一生懸命に背伸びをするな。身長がちゃんと計れないだろうが。かかとをちゃんとつけろ」
【必死豆炭】 一生懸命なこと。全力をつくすこと。死に物狂い。必死な様子のユーモア表現。語源的なものを推測すると、(1)豆炭はまめ(忠実・てきぱき動くこと)に掛けたダジャレ。(2)豆炭が真っ赤に燃えさかっとる様子。(3)着火させようとウチワなどで一生懸命あおいどる様子。こんなとこでしょうかね。ネットのどこかで「炭が豆のように小さくなるまでがんばる」なんて説明ば見たとですが、もしかしたら豆炭そのもんを知んしゃれんとかな・・・て思うたです。豆炭を知らん世代の人には、ダジャレどころか、自分たちが使うてきた言葉そのもんも意味の通じんごとなってきよるとですね。物がなくなれば、言葉も自然に消滅する運命にあるとやろね。火鉢がなくなりゃ[またひばち]なんて言葉も、意味が通じんごとなるたー、火をみる(^^;よりも明らかですたい。豆炭は最近見かけんですが、練炭の方は今でも博多屋台の重要な燃料源のごたるですよ。使い古しの割り箸を使って着火しょうしよんしゃるです。
◆引用終わり◆

ところが、(ういろー・ざ・わーるど) さんからのトラックバック(右側フレームのリンク参照)記事のなかに、必死豆炭の語源は「ひし型豆炭」「菱豆炭」ではないかというご意見がありました。また掲載されとる豆炭写真をみると、たしかに柳川あたりでとれる「菱の実」形に見えんことなかとですよね。それに「ヒシ印練炭」という燃料メーカー看板へのリンクも傍証としてあげられとりました。なるほど~。なるほどですたいね~。ここで一つの有力な語源説が誕生しとります。

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2007年2月10日 (土)

へっぱ句ボロ句

この「へっぱくBLOG」の弟分のブログばいっちょ開いてみましたです。題して「へっぱ句ボロ句」・・・げな~。ま、どげなもんかは見てのお楽しみということでよろしゅーお願い申し上げますです。アドレスはコチラでございます。 右上の博多んもんリンクを辿ってもろーても行けますです。

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2007年1月10日 (水)

うっかかる

『おはかに うっかかっとったらくさ はかいしの ぐらぐらっとして あわてて だきかかえたばい』
「お墓に寄りかかっていたらね、墓石が揺れ動いて慌てて抱きかかえたよ」
 お墓にうっかかるやら罰かぶりなことは、さすがにせんですが、平成17年3月20日の福岡県西方沖地震のときは、ちょうどお寺で檀家が集まり墓地改葬の法要がありよったとですね、その読経の途中でぐらぐらっときて、でっかい墓石・石塔がみんな大きく揺れ動いたですもんね。法要途中で墓石の下敷きになって死んだやらシャレにならんばい・・・てほんなごとそう思うたです。

◆本日のキーワード◆
【うっかかる】寄せかける・寄りかかること。もたれかかること。身体を寄せかけるだけでなく、心情的に頼りにする場合にも使われるとです。博多弁には、面白いことに、この「寄りかかり」を意味する言葉が他にもあるとです。「よっかかる=寄りかかる」「なんかかる=投げかける」やらがそうですたいね。実はもいっちょ似た言葉があるとですが、これは次回ということで・・・。

さて、この「うっかかる」の語源はというと、コレやないかと思うとります。

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2006年11月16日 (木)

せからしか

『あさから ばんがたまでくさ せからしかこつ ばっかし あって さけも ゆたーと のんどられん』「朝から夕方まで、うるさくて面倒なことばかりあって、お酒もゆったりと飲んでいられないよ」

◆本日のキーワード◆
【せからしか・せからしい】いそがしい・きぜわしいこと。うるさい・騒がしいこと。面倒・煩雑なこと。語源は「急く(せく)」からと思うとったとですが、「せからしか」の類義語や派生語のその派生の仕方を考えてみると、「忙しい(せわ)しい」の方が正解かもしらんです。では、この「せからしか」の親せき語を並べてみましょう。ほとんど同じ意味の博多弁ですたいね。形容詞はぜ~んぶカ語尾でも使います。
【せわらしか】
【しぇわらしか】
【しぇからしか】
【しゃからしか】
【しゃーしか】
あ、そうそう。忘れとった。「web博多んもん」へのアンケート&メールで、「嫌いな博多弁は?」という質問しとるとですが、そこでちょいちょい答えにあげられとります。有無をいわさずに否定されるごたる気がするとかもしらんですね。

はい、では本日は、せからしゅーないごと、さささっと終わりますばい。
こげんとこのあったら面白かな~と思って、ネット検索したとばってん見つからんやったけん捏造しましたやね。

Sekarasika

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2006年11月 2日 (木)

~ぐっちょう

『あーたくさ たいがい よかとしこいて いまでん はしり ぐっちょう しよるげなね』「あなた、かなりいい年になってるのに、今でもかけっこしているらしいね」

◆本日のキーワード◆
【~ぐっちょ(う)】~競争・~くらべのこと。走りぐっちょうで「かけっこ」「かけくらべ」「徒競走」。食べぐっちょ・飲みぐっちょで食べくらべ飲みくらべ。法世さんの「博多っ子純情」では、六平と類子がたしか着とった服の「脱ぎぐっちょ」をしとりました。えらいおかしか懐かしか場面ですたい。

さて、問題はこの「ぐっちょう」の語源ですたいね。どっから出てきた方言かていうと、これが難しいとです。比べ競べの「くら」「ぐら」の転(筑後方言辞典:松田康夫)とか、食べ勝ち走り勝ちの「がち」の転(博多ことば:江頭光)とかいう説もあって、自分もこの二つの説をだいぶ考えたとですが、どうも自分にゃピンとこんとです。で、「web博多んもん」「へっぱくBLOG」としちゃ、二つの仮説(音転説)ば立ててみました。

真似っこ遊びの「~ごっこ」説。「口合・合口」説。この二つば順に説明します。
【~ごっこ】「鬼ごっこ」「電車ごっこ」のように物事のまねをして遊ぶこと。交代して同じような動作をすること(大辞林:三省堂)。この「かわりばんこ・交代」に目をつけたとですたい。なしてかていうたら、まさに「反対ぐっちょ=かわりばんこ(競争の意味は消えとるごたる)」という博多弁があるけんですたい。ね、どうですかいね。ちーと信憑性の出てきたごたる気のせんですか?ははは。

さて、もぅいっちょ。「口合(くちあい)」「合口」という言葉があるとです。この口合説。
【口合】お互いの話がよくあうこと。あいくち。
【合口・相口】互いに話の合う関係。物と物がぴったりあうこと。容器と蓋のあわせめのこと。さて、ここで、自分は博多弁の「かったりごーし=かわりばんこ」を単純明解博多弁事典でこげん用語説明しとります。
【かったりごーし】カッテリゴーシとも言います。カッテリは混ぜるという意味の[糅(か)てる]。ゴーシは香合などに用いる身と蓋からなる小さな容器(=合子)のこと。香合(こうあわせ)は交互に(持ち寄り混ぜ合わせた?)種々の香を聞きあてる遊戯のこと。
どうですか。こっちにも「かわりばんこ」と「ごっこ」が出てきとるでしょうが。この「くちあい説」と「ごっこ説」。どっちもが関係しおーて「ぐっちょ(う)」になったっちゃなかですかね。そげんピント外れでもなか気がしとるとですが・・・。

え~、ピント外れといや、最後にコレば出させてもろとこかな。先月29日、北九州市で走りぐっちょ(ハーフマラソン)しよる自分ですたい。ま、「いい年こいて」は間違いなかとこですばってん、「年寄りの冷や水」ていうとこまではいっとりますめえ・・・とは思うとりますです、ばい、たい、くさ(^^;。

Masubuchi_2 

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2006年10月15日 (日)

とおりもん

『あ~あ ことしも とーとー にほんいちの とおりもんの みれん やった ばい』「あーあ、今年もとうとう、日本一のパレードが見れなかったね」

◆本日のキーワード◆
【とおりもん】通りもの=通りを通る物と者・・・になるとかな。祭りや催し物の行列やパレードのこと。博多の代表的な「とおりもん」といえば、博多どんたく祭りのパレードやろね。あとは博多おくんちかいなね。
そして、博多の、「究極の通りもん」、「日本一の通りもん」と言えば、これしかないやろたい。ずらずらずらっと写真ば並べるばい。懐かしい顔の見えるやろや。

Torimon01

99年の初日本一パレード
王監督
浜名選手会長(当時)

Torimon02

藤井投手(この笑顔を見るとがちっとつらかったばい)
城島(若かな~高校生のごたるね)
向こうは誰やろか?忘れた(^^;

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小久保・工藤に向こうは秋山のごたる

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ピンボケご容赦。可愛か顔しとるね~松中も。

Torimon05

ここからは、2003年の優勝パレードたいね
村松のファンやったっちゃんね
城島と斉藤和己

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杉内と柴原(今年は足ば引っ張ったとば忘れたらいかんばい)

Torimon07

はい、これもMISTAKERごひいきの本間選手

え~、本日の「とおりもん」は、【百花繚乱「ぼたんの屋敷」】のぼたんさんが、ホークスの故藤井投手について書かれた記事に触発されてでっちあげた「臨時へっぱく」であります。今回初アップした藤井投手の画像はまさに秘蔵しとったものです。この笑顔を、今ならまた、見てもろーても良かかもしらんと思うたとです。

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2006年10月13日 (金)

かんかん

『かんけり するけん あぶらむしに ゆーて かんかん ひらわして きやい』「缶蹴りをするから、みそっかすに言って、空き缶を拾ってこさせな」

◆本日のキーワード◆
【かんかん】空き缶のこと。博多では中身が入っている缶を「かんかん」とは言わんごたります。普通に「缶」やろかな。したがって、かんかんの語源は空缶(からかん)やなかろうかと考えとります。何も入ってないから「すっからかん」なんていうたりしてくさ。
【がんがん】ただ、大きか一斗缶(石油缶・油缶)の空缶ば「がんがん」て言うけん、音から来たという説にゃ、ごもっともですたいと答えるしかなかかいな。昔な(20年くらい前まで?)、自転車の後ろの荷台の両横に、水ば張った「がんがん」ば組み込んで「豆腐」ば売りに来よんなったです。
【がんがらがん】これも音と調子の面白か博多弁ですばって、何も入ってないという意味がひとつと、もいっちょ、何もないから「おたがいさま・おあいこ」という意味でも使うごたります。自分はおあいこの意味では使わんやったごたる。
【かん】缶。昔は日本にゃ缶詰(canned food)はなかったけん、缶という言葉も漢字もなかったとげなです。
【あぶらむし:油虫】(以前書いた「油虫」ん項目んとこの説明ばそんまま写しときます)
共通語でみそっかす。(子供の)遊びの中で一人前にあつかわれない子供。鬼にならなくて良いなどの特別ルールが適用される子供たちのことをいうとです。国語辞典などでもなかなかピリッとした語義説明がされとりません。員数外の子。半人前。方言にはその方言でしか表現されん言葉があるとですが、この油虫はそのうちの代表的なひとつかもしらんですね。
【ひらわせる】博多では「拾う(ひろう)」をひらうと発音することもあるとです。疲労はひろうしか言わんですばってんね。
【きやい】来い。博多弁で「来い」は「きぃ・き~」となる場合があります。「やい」は、「~やる」の命令形「やれ」の変形。来いをさらに強制強調度を強めた言い方になるとです。

さらさらさらっと、簡単な例文つくったつもりやったら、意外と説明しとかないかん言葉の多ーて、えらいまた長い「へっぱく」になってしもーたやね。こらえちゃっときやい(ここのキヤイは違う用語例ばい(^^;)

さーて、本日のネタサイトはこちら。沖縄でも空き缶を「かんから」というとのごたります。ビギンの沖縄唄が好きで、意味もしらんでよー♪かんからさんしんうむしるむん♪て、くちずさんどったとですが、この「かんかん項目を書きよって、もしかしたらアレも缶やろか?と思うたらぴったしカンカン(^^;やったです。

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2006年9月28日 (木)

当てっぽす

『こんだあ たんにんの かわるやら そげな ええころかげんか あてっぽす いうたら いかん』「今度は担任(の先生)が代わるなんて、そんないいかげんな当てずっぽうを言ってはいけないよ」

◆本日のキーワード◆
【当てっぽす】当てずっぽうのこと。当て推量のこと。はっきりした根拠や成算なしにおしはかること。あやふやな推量。憶測。

「当てずっぽう」の語源としては、当て寸法・当て推量の転・目当てなしに数撃つ鉄砲から・・・(日本国語大辞典)とあります。ついでやけん、「web博多んもん」独自の見解になるとですが、いっちょ語源候補ばあげときまっしょうかね。当て筒袍(つっぽう=筒袖のこと。そでのない着物のこと)。要するに、「ええころかげんに寸法のわからん筒袍ば体に当ててみること」から来た言葉やないかと、当てっぽすしときまっしょう。どげんですかいね。

えー、それはさておき、本題の博多弁の方の「当てっぽす」。こっちは実は語源が何かよーわからんとです。とくに「す」がわからん。当てっぽす(^^;しょうにも、ぜ~んぜん根拠になる資料ば見つけきらん状態ですたい。そういや、「あ痛(いた)~す」んときも、「す」がわからんかったっす。博多んもんはオオマンタレの多かけん、単に「当てずっぽ」ばひっくり返してしゃべりだしたて考えられんこともなかとですばってんね。

え~、またまた、さてさて、筒袖を当てるとが当てずっぽうなら、よだれかけ(を当てること・当てた人)が「あてしゃん」たいね。え~、なんてね、「あてしゃん」ば知らんてね?ふ~ん、そんなら、あてしゃんした可愛かぼうやを見せちゃろうかね。

Atesyan

MISTAKERですたい(^^;

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2006年9月15日 (金)

腹がせく

『あいたたたたた なんか ねまったもんでも くうたとかいな えらい はらの せいてった』「痛い痛い。何か腐ったものでも食べてしまったんだろうか。ずいぶんとお腹が痛くなってきた」

◆本日のキーワード◆
【腹がせく】腹が痛くなること。腹せきで腹痛。腹かくの次は腹せく(^^;。進行がパターン化しとらんかという声が聞こえてきそうばってん、ま、わかりやすーて良かやろたい。
では、その「腹せく」の「せく」の語源はなんやろか・・・というと、「腹が急く・腹が迫く」と書くとわかりやすいかいなね。急いだ話が「腹が風雲急をつげる状態」ということですたい(っていっちょん早ーなかか)。
もひとつの解釈も書いときましょうかね。テレビの時代劇やらで、娘役やら鳥追い女(スリだったりする)が急にお腹を押さえてしゃがみこむのを見て、「お女中、いかがなされた」「はい、癪(しゃく)が差し込みまして」「ではこれをお服みなされ」と印籠の蓋を・・・なんて画面がよく出てくるやないですか。このときの「癪(しゃく)」=「腹の癪」から来たという説もあるごたります。こげんだらだら説明やったら印籠の薬も効かんごたるですね。ははははは。
【ねまる】腐ること。これもなかなか個性的な方言ですたいね。腐ったもの=納豆の粘り(=音転してネマリ)ば想像してもろーたら、こうした語源説もなんとなく理解できる気がせんですか。実際は正しいとかどうかわからんとですばってんね。

はいでは、いつものよーに、最後はゾータンで話を締めときまっしょう。「腹がセイタ場合、とくに下腹部の、そのまた一部がセイタ場合をセクハラというとです」なーんちゃってくさ。うはははは。「へっぱくBLOG」には珍しい下ネタではありました。
おまけ。え~そのセクハラ周辺の一芸に秀でた人がまた最近話題になんしゃったですね。この人な病気やろね。

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2006年9月12日 (火)

腹かく

『なーんば そげん はらかいとるとな かおの きんりゅうじの におうさんのごと なっとるばい』「何をそんなに怒ってるの。顔が金龍寺の仁王様みたいになっているよ」

え~、今日は、この「腹かく」をとりあげるわけですばって、あるとき複数の教育関係者と話ばしよって、「へえ~?!」と思うたことを最初に書いときましょう。いまどきの子どもは、この博多弁の「腹かく」はもちろん、共通語の「腹がたつ・腹をたてる」という表現も使わんらしかです。こうした慣用句を使う子はたぶん「おばあちゃん・おじいちゃん子」やないか?!と、そんときは、そんなおおまんたれな推測と結論に達したわけですたいね。そういや、子どもだけやのーて、若い人も「怒った(いかった多用・おこった)」やら「むかつく」て言う人が多いごたる気もするですね。

◆本日のキーワード◆
【腹かく】腹をたてること。怒ること。語源としては、まず最初に思いつくとは、腹をかきむしって怒りと悔しさを表現したということでしょうかね。ただ自分は、腹をかくの「かく」は、「汗をかく」「べそをかく」「恥をかく」といった、体内にある汚いもの,好ましくないものを外に出すときに使われる「かく」じゃなかかと考えとります。つまり、腹の中の怒りやウップンをかきだすことを言うっちゃなかろうかと・・・。
あるとき、テレビで歴史好きの武田鉄矢が「腹かく」は武士が「腹を掻き切る」こと「切腹憤死」から来た・・・やらへっぱくコキよりましたが、ま、アプローチとしちゃ悪くはなかかと思うたことやったです。ただアイツが言うと、なんもかんもが説教垂れ教訓垂れのごと聞こえるけん、なーんか好かんっちゃんね・・・と、おなしへっぱくコキ(=自分)が言いよります。
【金龍寺】福岡市中央区今川にある曹洞宗金龍禅寺。庭やらいっつもきれいに手入れされとる良か寺ですばい。
Kinryuzi

Nio

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2006年8月27日 (日)

がっつりあう

『ちゃのみの さそいの がっつりおーて おうじょうこいとる はちじゅうと ななじゅうの ばばさんばって』「お茶のみの誘いがぶつかって困ったもんだ。八十と七十の婆さんだけれど」
最近、若者の間で流行り言葉になっとる(とでしょうね)「がっつり~」ていうとをよー聞きます。うちの息子やらも「がっつり飲みすぎて胃のぐあいの悪か」とか言いよりました。「しっかり~」とか「がっちり」といった意味で使われよるごたーです。ネットで調べてみたかぎりじゃ、北海道の方言が出所やろか。まぁ、うちん子も含めて、こっちの「がっつり」は使ーても、博多弁の「がっつりあう」は知らんとやなかでしょうか。

◆本日のキーワード◆
【がっつりあう】予定や約束がぶつかりあうこと。「日曜と祝日ががっつりおーて損こいた」などとも使うかいなね。「身体と身体ががっつりおーて~」とは、あんまし言わんごたります。
語源としちゃ、「搗ち合う(かちあう)=物と物がぶつかる・偶然一緒になる」が根元にあるっちゃなかろうかて考えとります。また「搗」の字は二つの読みがあってですね、「搗つ(かつ)=臼でつく・棒でたたく」「搗く(つく)=杵きねや棒の先で打っておしつぶす」となっとります。ま、おおまんたれな推理ば書かせてもらうと、「がっつりあう」=「搗つ搗きあう(かつつきあう」やなかかと・・・。むろん「がちっと+つりあった」状況ともいえますばってんね。え~、ついでに、似た意味の単語ていうか、関連語て思われるもんば抜書きしときましょ。
【がっしり】【がっちり】【がちがち=非常に硬いこと】【がちん=硬いものがぶつかって音がする様子】【がちんこ=真剣(勝負)=博多弁でホン(勝負)】

はい。では、本日は、こちらの懐かしいサイトをどうぞ~。

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2006年7月24日 (月)

しゃれこつ・やせこつ

『うちの ていしゅな えらい しゃれこつ ですばって たいがいの やせこつ でしょうが ごたいに あうとの いっちょん みつからん ごたります』
「うちの主人は相当なおしゃれなんですが、ずいぶんとやせっぽちでしょう。身体にあうのがなかなか見つからないようです」

◆本日のキーワード◆
【・・・こつ】しゃれモノ・やせギス・やせコケなどと一緒で人を意味する接尾語。これももぉあんまし使われんごとなってきとる博多弁やなかでしょうか。語源ははっきりせんとですが、気骨(人がら・気質)風骨(すがた・風姿・風采)の骨(こつ)から来たとやなかかて思うとります。
また、それぞれ、ヤセコツ=やせ+こける(頬がこける)の変形。シャレコツ=しゃれ+こける(動作が引き続き盛んに行われること=笑いこける・眠りこける)の変形とも考えられんこともなかですね。よーわからん(^^;
【ごたい】五体(身体を構成する五つの部分)転じて全身のこと・・・て辞書にゃ小難しかことの書いちゃりますが、博多弁じゃ普通に「からだ」のこと。

で、本日のネタサイトは、梅雨と骨で思いついたココ。博多情報も詳しかです。

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2006年7月 7日 (金)

かっこん

『しちごさんの おまいり いくけんて きれいか かっこんば こーて もろーたよ』
「七五三のお参りに行くからと、きれいな下駄を買ってもらったわ」
ん?どっかで聞いたような会話てね?そうたい。「かっちんどめ」ん時の例文ば「かっこん」にしただけ。ご明太。

◆本日のキーワード◆
【かっこん】幼児語で駒下駄・下駄のこと。「かっぽん」「かっぽり」とも言う人も多かです。子供用・女の子用の下駄(=ぽっくり=ぼっくり=木履)を言う場合が多かですかね。語源としちゃ、下駄を履いて歩くときにでる音の「からころ」から来とるごたります。
また、「かっぽん」「かっぽり」は、「からころ」と「ぽっくり」の合成語の可能性もなかこたなかでしょうね。共通語で「かっこ」。
【かっこ】北原白秋の「雨」にでてくる「紅緒のかっこも緒が切れた」で有名。ついでばってん、この「雨」の「紅緒のかっこ」部分は2バージョンがあるらしかです。詳細はわからんばってん、その歌詞へのリンクを張っときます。
http://www.d-score.com/ar/A02032501.html
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/amega.html

下駄といや、映画「ALWAYS 3丁目の夕日」で吉岡がずっと下駄履きやったですね。映画ん中の吉岡の雰囲気がウチの死んだオヤジにそっくりで、ちっと泣き笑いのツボを刺激されました。手持ちの画像に「3丁目風」があったけん一枚載せときます。レトロに見えたらご喝采(実際はデジカメ撮影)。

Pattings

下駄もいろいろとあるとですね。http://www.e-hakimono.com/variously_main.htm 見よって楽しかし、なかなかに芸術的であります。カッコ良か~!!!とダジャレで鼻緒を締めときましょう。

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2006年7月 2日 (日)

かく

『やまかさな かくとぞ かつぐっちゃ いわんとぞ ふんどしやらと いっしょに しやんなよ』
「山笠は舁くんだよ。担ぐとは言わないんだよ。褌なんかと一緒にするなよ」

◆本日のキーワード◆
【かく・舁く】物を肩にかけて運ぶ。特に二人以上で肩にかつぐこと。「山を舁く」「駕籠を舁く」など。
【かつぐ】肩にかけて担う。背おうこと。「みこしを―・ぐ」「ふんどしかつぎ」

「ふんどしかつぎ」が出てきたけん、ついでに書いときますが、山笠の下帯のことば「ふんどし」やらいうたら、うったたかれ(^^;ますばい。「締め込み」ていうとです。

もひとつついで。「博多んもんは横道者(おーろーもん)青竹割ってへこにかく」の「へこ」は兵児帯・下帯・ふんどしのこと。ただし、ここにでてくる「かく」は舁くでも担ぐでもないでですね、【掛く・懸く・繋く】になるとです。結ぶ締めることばいうとですたい。はい、え~、本日は「舁くと山笠と下帯の関係」についてへっぱくこかせてもらいました。ちーと匂う話ですんまっせんでした。ははは。

ま、気分直しに、今年の飾り山ばずらずらずら~と見てつかーさい。

追山(中洲流のぞく)写真も追加しときました。↑上にリンクで見にいけますです。写真撮りのついでに石村萬盛堂に寄って「博多おはじき」ば買ーてきました。

Ohajiki03

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2006年5月31日 (水)

ずんだれ・ぞろびく

『きゅうこうでんしゃな なして あげん ずんだれ がくせいの おおかとな わいしゃつな ずぼんに いれんで ぴらぴらさせとるし そん ずぼんな くつで ふんづけるくらい ぞろびかしとるやろ なかにゃ がらぱん はんぶん みせぶらかしとるとも おったばい たいがい くらしちゃろう ごとなったやね』
「西鉄天神大牟田線はどうしてあんなにだらしのない学生が多いんだろうか。白シャツはズボンに入れずにヒラヒラさせているし、そのズボンはというと、靴で踏みつけるくらいに引きずっているだろう。なかには柄入り下着を半分見せびらかしているのもいたよ。本当に殴りたくなったよ」

うはははは~。日ごろの思いをちっと書こうかとしたら、こげん長い例文になってしもーた。ま、敢えて、どこの高校かちゃ言わんばってんね・・・。

◆本日のキーワード◆
【ずんだれ】直接的には、着物などがずれ下がり・ずり垂れただらしない状態をいうとですが、転じて、だらしない事や自堕落な人への悪意表現として使われることが多かごたあです。
【ぞろびく】ぞろりと引きずること。ぞろり=(着物)を着流した様子=乱れやすい=だらしないで、=ずんだれ・・・と似たような表現にはなるとですが、博多弁では単なる状態の表現で、「ぞろびく」単独では人格への悪口というわけではなかですね。
ただし、関東語・江戸弁でいう「ぞろっぺえ」は=博多弁の「ずんだれ」と同じ用いられ方をされてるようで、両地域での用語法の違いがなかなかに面白いごたります。

で、ここで、ちょっと考えよるとですが、ワイシャツやらズボンやら柄パン(^^;やら、なーんかぜ~んぶ死語化してきよるごたるですね。スラックスやらも最近は言わんごたるですね。困ったもんたいね。、ここはいっちょう新庄君にチャント猿股(^^;でもはいてもらわないかんっちゃなかろうかね。猿股はhttp://www.gunze.co.jp/chanto/で売りよるとかな?

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2006年3月 7日 (火)

あいた!

『あいた しもーた また かきそこのーた やりかえないかんが じかんのなかばい』
「あれれ!しまった。また書き損なった。やり直さないといけないが時間がないよ」
本日も「しまえとー」がらみで続々編「しもーた」。ただし主役は「あいた」。

◆本日のキーワード◆
【あいた】失敗したときや困ったときに思わず発する感嘆詞。感動の「あ」+痛いの語幹「いた」。主に痛いときに発せられるのが共通語的使用法。博多弁では似た言葉として、子どものころによー使いよった「あいたーす!」。年寄りが使いよった「あいたーよー!」(懐かしかでっしょ?)があったですが、最近はたいていこの「あいた!」になってしもーとります。
それにしても、この「あいたーす!」の「す」は何の「す」やろ。どっから来た「す」やろ。考えれば考えるほど面白か博多弁ですたいね。
【しもーた】仕舞った。失敗した時にいう語。他所のご出身の方々には念押しさせてもろーときますが、この『あいた しもーた』は「開いた!閉まった!」じゃなかけんですね。お間違いのないように。うはは。
【やりかえる】遣り替える。やりなおすこと。

はい、では、本日は「あいたしもーた」の歌をご一緒にどうぞ~。

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2006年3月 5日 (日)

しまえとー

『なんやー さけのさかなは なーもなかとや いりこしかなかて しまえとーなー』
「なんだよ。酒の肴は何もないのか。煮干しかないって。つまらんな」
「しまいがけ」「仕舞」の続編ですたいね。

◆本日のキーワード◆
【しまえとー】つまらぬ。おもしろくないこと。もちろん終わってることからの転意。最近、若い人たちが人を評して「あいつ、もぉ終わっとる=人気がなくなる・でる幕はない・価値がない」・・・という意味で使っとるようですが、これは「しまえとー」に似た使い方やないかて思うとります。
ついでに、あんまし使ーちゃいかんていう博多弁をいっちょ教(おそ)えときましょう。
【しまやかす】終わらせること。一般的な意味の他に、博多弁では、殺すぞ・・・に近い喧嘩用語・ののしり語でもあるとです。コレ一言で脅迫罪が成立する場合があるげなけんですね、使用場面にはご注意ご注意。
【いりこ】煮干のこと。「へっぱくBLOG」既出。

たまには法律の勉強でもしときましょうかね。脅迫罪ていうとば。

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2006年2月19日 (日)

必死豆炭

『そげん ひっしまめたんで せのびすんな しんちょうの ちゃんと はかれんめえが かがとば ちゃんとつけんか』「そんなに一生懸命に背伸びをするな。身長がちゃんと計れないだろうが。かかとをちゃんとつけろ」

【必死豆炭】 一生懸命なこと。全力をつくすこと。死に物狂い。必死な様子のユーモア表現。語源的なものを推測すると、(1)豆炭はまめ(忠実・てきぱき動くこと)に掛けたダジャレ。(2)豆炭が真っ赤に燃えさかっとる様子。(3)着火させようとウチワなどで一生懸命あおいどる様子。こんなとこでしょうかね。ネットのどこかで「炭が豆のように小さくなるまでがんばる」なんて説明ば見たとですが、もしかしたら豆炭そのもんを知んしゃれんとかな・・・て思うたです。豆炭を知らん世代の人には、ダジャレどころか、自分たちが使うてきた言葉そのもんも意味の通じんごとなってきよるとですね。物がなくなれば、言葉も自然に消滅する運命にあるとやろね。火鉢がなくなりゃ[またひばち]なんて言葉も、意味が通じんごとなるたー、火をみる(^^;よりも明らかですたい。豆炭は最近見かけんですが、練炭の方は今でも博多屋台の重要な燃料源のごたるですよ。使い古しの割り箸を使って着火しょうしよんしゃるです。

今日はこげなもんを見つけました。へ~っって感じ。

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2006年2月10日 (金)

のーならかす

『どんたくの ぶたいの まわりじゅん かいた ちょうめんが のーなってくさ おまえが ぼーと しとーけん のーなすったい ひるから さけのみよるけん のーならかすったいって がられまくりやったばい』
「どんたく祭の演舞台をまわる順番を書いたノートがなくなってね、お前がぼんやりしてるから失くすんだよ。昼から酒を飲んでるから失くしてしまうんだよって、怒られ通しだったよ」

◆本日のキーワード◆
【のーなる・のーなす・のーならかす】「のーなる」はなくなること。紛失すること。「のーなす」には多少とも過失と責任が含まれて、「のーならかす」は情状酌量のない(^^;過失かいなね。そんな感じやろかな~。
また「なくなす」ていう人も、たまーに、おらっしゃるですが、これが「のーなす」の元語で、由緒正しき(^^;古語がそのまんまで今でも使われとることになるとですね。
また「人がのーなる」て言うときは亡くなる亡くなられるという意味のあります。この場合は「のーなす・のーならかすちゃ」言わんでしょうや。
「のー」は「なく」の訛。音転。「な」で始まる音は「の」に代わりやすい傾向のあるごたります。身近な例では「直方市=のおがた市」がありますです。この地名も一種の方言になるとでしょうね、
【がられる】怒られること。古語に「がりを食う」というとがあって、やっぱし怒られるという意味げなです。このへんが語源になるとでしょうや。

はいでは、今日の画像。なんかわかるかいな?

nousaba

「のうさば」ていう宗像市(になったとかいなね)玄海町鐘崎(かねさき)名物のサメの干物。この「のうさば」は何に由来しとる言葉が調べがつかんやったけん、数年前、直接「玄海町民俗資料館(郷土文化保存伝習施設)」に伺うて聞いてきたとです。そしたら、「のう」は延縄(はえなわ)漁のことで縄の訛り。「さば」はサメのこと。いずれも訛っただけやないか・・・ということやったです。そんときはすんなり受け取っとったとですが、最近はちーと別の考えも浮かんできとりますけん、まとまったらまた別の機会に。

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2006年2月 3日 (金)

六つ角

『ごごうせんばくさ のぼっていったら いじりむつかどのある とおりすぎたら こんだあ やくいんの むつかどたい』
「五号線をね、上っていくと井尻六つ角がある。通りすぎると今度は薬院の六つ角だよ」

◆本日のキーワード◆
【六つ角】道が六方に分かれる辻・交差点のこと。これが博多弁か聞かれると厳密には違うと答えないかんかもしらん。ただ試しに「六つ角」ばgoogleしてみてんしゃい。ヒットするとはたいてい井尻と薬院六つ角のことだけやけん。て、いうことはこの「六つ角」は博多でしか使われとらん言葉になるっちゃなかろうか。そんならやっぱし方言やろたいね。
【五号線】これも一種の方言にならんやろかね。高宮通り・県道31号線(たぶん)のことやろばってん、なしてかしらん五号線てしか言わんっちゃんね。

はい、本日は、ちーと微妙な博多弁ば書いてみましたです。ただそんだけ。ネタもなし(^^; 六つ角の地図でも見ときんしゃい。

薬院六つ角地図 井尻六つ角地図

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2006年1月22日 (日)

中洲(なかす・なかず)

『なあなあ なかすちゃ なかずな なかすな どっちが ほんなよみな』
「あのね、中洲というのは、なかずなの。なかすなの。どっちが正しい読み方なの」

◆本日のキーワード◆
【中洲(なかす・なかず)】九州最大の夜の歓楽(^^;街。文字どおり那珂川河口の中洲(デルタ地帯)にあるとですが、これがナカスかナカズか、なんとも断定しにくかとです。
このBLOGの「さして」項目んとこに書いとった、武田鉄矢・浦田賢一の「こらえっちゃっときやい」の歌詞の出だしに『男は泣かす(中洲) 女は泣かず(中洲)』という一節もあるくらいで、けっこう昔から両派にわかれとったとかもしらんです。同じ博多んもんでちゃ高齢層(戦中戦前)は濁り派が多かっちゃなかでっしょうかね。例えばホウジョウヤギモン(放生会着物)て言うごとね。で、自分は濁らん那珂川清流派(^^;ですたい。
だいたいが博多弁の清音濁音半濁音はあんまし規則性がなかような気がしとります。「うちゃナカジマ(中島)やなかナカシマたい」「ヤマザキ(山崎)て呼びやんな」て濁られるとを嫌う一方で、真砂(金色の砂=金砂)をギンズナて言うたりするでしょうが。梅月堂は味噌せんべいで、二○加煎餅はにわかせんぺいやし、かと思うと大丸デパートば大丸デバートていうおいしゃんもおんなったし・・・。やっぱ博多んもんはたいがいオオマンかっちゃろね。

senpei

にわかせんぺい おいしかった♪ 
そういや、はよー謝ってこいて言われた賢一くん(やったかいね)は許してもろーたっちゃろかね。

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2006年1月17日 (火)

黄(きな)

『せいきょうの たまごの きなみな まるまるしとって かたちの よかな』『そうたい おんなし きなでも うんと きないね いろの こゆーて まっきなしとる』
「生協の卵の黄身は丸々してて形がいいね」「そうだね。同じ黄(色)でも より黄色いね。色が濃くまっ黄色だね」

◆本日のキーワード◆
【きな】黄・黄色のこと。本日の例文はなかなかに苦心作(^^;であります。言いたいことをなんとかぜ~んぶ盛り込めたですばい。卵の黄身をきなみ。黄=きな。黄色=きないろ。真っ黄(色)=まっきな。他所ではあんまし使われん方言やろかね。みーんな「きなこ餅」て言うくせにくさ。博多弁の方が筋の通っとるよね。そげん思うやろ。意見の合うもんどうしで餅でも食べろうかね。「おーい、お茶するけん、きなこ餅ば買ーて来ない!」

え~、本日は、きなこ餅やのーて、へっぱく家の卵料理をご紹介。

ikatama04  いかと卵の煮付け

mentaitamago03  めんたい卵焼き

こちらにもいろんな卵料理が載っとります。食べて来ない。

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2006年1月 5日 (木)

さして

『なあなあ いっぺんで よかけん おれにも さして さしちゃり』
「ねえねえ、一度でいいから、俺にもさせて。させておくれ」

【さして】させて。~させてちょうだいの意味。刺して・差して・指して・etcと言いよっちゃなかとです。単独での「さして」。目的語をともなって「結婚さして・司会をさしちゃり」。動詞がついて「歌わさして・見さして」。こげなふうに使われよります。
【ちゃり】~してちょうだいの意。「~て+やり」が音便化したもんやろや。「やり」は軽い命令・お勧め表現。ちなみに、「さしちゃり」をgoogleしたら、「web博多んもん」と、おともだちのshakeさんがた含めて10件くらいしかヒットせんやったです。化石化寸前の博多弁使いのごたる>うったち(^^;。

おお、そうたい。ちーと注意書きばしとかないかんことのあった。この「さして・さしちゃり」は、ちょこっと問題のあるとですたいね。とくに、博多の女性に向かって、単独で、「さしちゃり・さしちゃってん・さしちゃりやい」なんて言うと、時と場合によっちゃ引っぱたかれますばい。だけん、他所ん人は、この博多弁だけは覚えん方がよかかもしらん。なしてかて?教えられん(^^;。ま、ヒントくらいなら良かかいなね。んならヒント。

海援隊・武田鉄矢の歌(と思うとったら、HAKATA BEAT CLUBん中で浦田賢一が歌いよって、浦田のおいさんの作詞作曲=未確認ていうとのわかった)「こらえちゃっときやい」の一節にこげなとこのあるとです。
「つらかこの胸 さしちゃりやい 好いとう好いとう 今でも好いとう お前ば好いとう」
いっちゃん最初に聞いたときから、うはぁ~「さしちゃりやい」やら、スケベな歌やな~て思うとりました。歌詞だけやと「察しちゃりやい」のごとも読めるばってん、武田も浦田も「さっしちゃりやい」ちゃ歌いよらんもんね。「さしちゃりやい」やもん。

はい、では、これでおしまい。ネタサイト・ネタ画像とも良かとの思いつかんけん、今日はパス・・・ていうとも何やけん、ま、「好いとう」がらみで、こげなもんでも載しときまっしょう。こらえちゃっときない。

s3banduke

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2005年12月 3日 (土)

ふる

『へーこく とか そげん げさくか ほうげん つこーたら いかんばい へは ふるて いわな』
「屁を放くとか、そんな下品な方言を使ったらいけないよ。屁はふると言わなきゃ」

・・・と、子供時代から思いこんどりました。実話ですたい。「お前、屁ぇこいたろ?!」より「お前、屁ぇふったろ?!」の方が表現的にも音声的にも柔らかで優しいでしょうが。へっ?そげんことなかて?そうかいなね(^^;。

◆本日のキーワード◆
【放(こ)く】共通語。体外に出す。はなつ。ひること。ひるに漢字を当てると放る。
【ふる】屁をふる。ふるは放(ひ)るが変化した方言。

で、これはご愛読のみなさまへの質問かとですが・・・。この屁ふるの項目を考えよって、断片的に思いだした言葉のあるとですが、それがどげな状況で使いよったかが記憶になかとです。それが何かわかっとんしゃったら教えてやんしゃれんですか。お願い申し上げますです。

「・・・プッとへってプッとへってプップップッ・・・」 
これですたい。屁放き歌やら屁ふり歌やら言いよったかもしらん。

はい。では最後に本日は、屁ふり虫 をごらんくださいませ。

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2005年12月 1日 (木)

こつける

『このごろん じょしこうせいは どうや おとこんごたる しゃべりかたするし じべたにゃ すわる ときどき いし こつけとー ならんや』
「この頃の女子高生はどうだい。男みたいなしゃべり方をするし、地面に(直接)座る。ときどき石をぶつけたくならないかい」

え~、ついでですばってん、そんときの返事は「そんかーし、スカートの短かけん良かろーが」やったです。え~、この返事のオヤジはMISTAKERやなかけんですね。念のため(^^;。はは。ついつい脇道にそれてしもーた。ご明太。さーて、本文本分。

◆本日のキーワード◆
女子高生のお行儀はともかくとして、
【こつける・こっつける】(小石などを)ぶつける・投げつけること。感覚的なもんですばってん、ちーと大きめのぐり石(砂利石の大きめのやつ:10cm~)みたいなもんはこつけるちゃいわんごとあります。コツン!と音のする程度のもんやろか。もっとも当たればゴツンて音もしょうばってんね。
語源説はいろいろあるごたります。
1:単純明解博多弁事典には[小突く]やら書いたばってん、ちょいと説得力は弱かかも。
2:最近のMISTAKER説は[放(こ)く+つける]。屁を放つの放く。文字通り放(はな)つですたいね。
3:[こつん・こちん]と当たったときの擬音語から。

え~、話はまた横道に入りますばってん(博多んもんは横道もん(^^;やけんしょんなかたい)、頭と頭がぶつかることを[ごっつんこ]というでっしょうが。ところがこの[ごっつんこ]、不思議なことに広辞苑・大辞林・大辞泉などいずれの国語辞書にも収録されとらんとです。google検索でも18800件もヒットするし、自分は完全に共通語と思うとったとですばってん、調べてみたら、どうも元々はこっちの方の方言やったとのごたります。日本国語大辞典にゃ[ごっつりご:久留米][ごっつんご:熊本]て載っとーです。
で、共通語化のきっかけですばってん、たぶんこの歌からやなかろうかて推理しとります。作曲の團伊玖磨さんのご祖父母ご両親が九州げなですけん、当てっぽすながら、そうそう外れちゃおらんちゃなかですかね。
しかし、この[ごっつんこ]。たいがいで辞書に載せてもよかとやないと。そげん思うですばい。

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2005年11月18日 (金)

ひちや

『ひちやでくさ ひちこゆー ねばったらくさ ひちせんえん かして くれた やね』
「質屋でね、しつこく粘ったらね、七千円貸してくれたよ」

いくら博多弁ネイティブでも、「さすがにここまでは訛らんやろ」というくらいに強調した例文をでっち上げてみましたが、「ひ」と「し」の混同は程度の差こそあっても、博多んもんの逃れ得ない宿命の一つではあります。
管理人のMISTAKERの場合は、質屋はシチヤ。しつこくはシツコクのままでこの二例とも訛らんとですが、七はヒチと発音してしまいますです。掛け算九九の七七四十九は「ヒチヒチシジュウク」やもんな~(^^;。これはたぶん一生涯、矯正がきかんごとあります。
この「七をひち」という方言は別に恥ずかしいとは思わんですし、誰にも文句はいわせんとですが、問題は「布団をヒク」。自分は今でも「布団をヒク」と言うとです。ヒクは敷くの方言やけん何の問題でもないやろ・・・とおっしゃるとでしょ。そうですたい。ヒクが敷くの方言なら問題やないとですが、自分は布団は敷くっちゃのーて、布団は「引くもん」と思うとったとです。押入れから畳の上に引っぱり出して置くけん「ふとんを引く」とまったく素直に思いこんどりました。大馬鹿者。大恥。

◆本日のキーワード◆
【質屋】物を担保として金銭を貸し付ける商売とする店。若い人には馴染みのないかもしらんけん説明しときました。
【ひちこゆー】しつこいこと。執念深いこと。「しつこい」から「ひちこゆー」までの変化の道筋をたどっておきまっしょうかね。しつこい→しちこい→ひつこい・ひちこい(となり、さらに前々回の濃いが濃ゆいとなったように)→ひつこゆい・ひつこゆーと幾重にも変化してきとります。

はい、本日は久方ぶりに自前で画像を用意しました。
博多区上呉服町にある正真正銘「ひちや」を名乗る質屋さん。

hichiya

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2005年11月11日 (金)

すいい・おいい・かいい

『このごら すいい りんごの のーなったろー むかしな こっこうやら すいいとの おおいかったもんな』
「このごろは酸っぱいリンゴがなくなったね。昔は国光みたいに酸っぱいのが多かったものね」

◆本日のキーワード◆
前回の濃いを濃いいということから思い出した方言ですたい。けっこうありますね。
【すいい:酸いい】酸っぱいこと。酸味がある。古語で酢し。口語は酸いだが慣用句「酸いも甘いもかみわける」ぐらいにしか使用されず、主に酸っぱいが共通語。博多弁の特徴でもあるカ語尾がつく場合は「酸いいか」は少なく「酸いか」が主流。酸っぱいおっぱい(^^;は乳離れに適?
【国光】団塊世代にとっては酸っぱいリンゴの代表的な品種。ただし広辞苑では「リンゴの一品種。晩生で、色は紅黄、比較的酸味が薄い」とあり、かなり時代錯誤的な用語説明かと思われ。
【おいい:多いい】多いこと。多いのうちの一文字「お」が脱落し「い」が加わった変形語。おなじくカ語尾がつく場合は「おおいか」「おいか」と併用可。
【かいい】痒いこと。濃い→濃ゆいと反対の変化で、かゆい→かいい。間寛平のギャグ「かいいの、かいいの」で関西でも使われているの知った記憶あり。カ語尾化すると「かいか」。「かいいか」とはあんまし言わんかな。「ああ、かい、かい」と短縮形もありますばい。

最後にもひとつ例文&ネタ画像。
「さすがにすいかすいかなしやろね」

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2005年11月 4日 (金)

きびる

えっ、これも方言?シリーズその七。きびる。
『しんぶんしな しっかり きびっとかな ちりがみこうかんな おうちゃくこいて もっていかんばい』
「新聞紙はしっかり結んでおかないと、ちり紙交換(の人)は 横着いって持って行かないよ」

◆本日のキーワード◆
【きびる】ひもなどでくくり締めること。結ぶこと。縛ること。語源は括る(くびる)。これもまた共通語とは思いもせん博多弁やったです。博多んもんの誰がひもで結ぶやら言うもんかいなね。だいたい「結ぶ」やらやったら、すぐゆるんでほどけそうな気がするやないねね~。そげん思おう?!やっぱ「しっかり、きびっとかな」ばい。
同じ締める締まるでも、腰などがボンキュッパッ(^^;と締まっている場合は括(くび)れる。博多弁でも「きびれる」とは言わんです。この「きびれる」がない理由としては、「出胸出っ尻ショーケ腹」という博多弁独特の言い回しが残っとるとを見てもわかるように、博多にゃあんまし「きびれた」人のおらんやったとかも・・・。あはは暴言ご容赦。
【ちり紙交換】古紙回収(業)のこと。なかば死語化しとりますね。今は「壊れたパソコン壊れたオーディオございましたら引き取ります」屋さんが主流のごたります。
【こいて・こく:放く】言うこと行うことの卑しめた言葉。

さて、本日のネタ画像はこちら。
きびる。キビル?博多の黄ビル?
映画好きにはこちら

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2005年11月 2日 (水)

ですね

『えーとですね あのですね あたしが でんわしても だれも でんとですよ』
「えっと、あの、私が電話しても誰も出ないんですよ」

◆本日のキーワード◆
【ですね】だねの丁寧語。博多弁としては会話の調子づけに使われるとですが、もちろん、しゃべりての気持ちには尊敬語や丁寧語としての意味合いも含まれとります。一種の「ですます方言」といっても良かかもしらんです。
「ですね」単独なら共通語としかいえない言葉でも、使用方法によっては見事に方言と見抜かれる好例やなかですかね。

え~とですね、本日はですね、ネタ画像やらネタサイトのアイデアがぜ~んぜんですね、浮かばんやってですね、しょうことなしにですね、こげなとこでもですね、見てもろーてですね、こらえとってもらいまっしょう。すんまっせんですね。
http://www.uta-net.com/members/phplib/maphp002.php3?sentaku4=03711&cursession=uta-net&curuserid=&numhit=12&cursline=1&MA_select_ga

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2005年10月29日 (土)

おる

『あーた きょうな うちに ずーと おるとな』
『うん おるばい なしてな ひるめしでん おごってくれるとな』
『うんにゃ かねかりの はんこ おして もらおうかて おもうてくさ ぞうたんぞうたん』
「君、今日は家にずっと居るのかい」
「うん居るよ。どうしてなの。お昼ごはんでもご馳走してくれるのかい」
「いいや。借金するための印判を押してもらおうと思ってね。冗談だよ。」

◆本日のキーワード◆
【おる】いること。そこに居合わせること。
居(お)ると居(い)るの関係を、方言と共通語に分類してしまうとも、なかなか微妙なもんがあるごたります。広辞苑や大辞林では、「おる」は「いる」と意味的にはほとんど同じで、ただ古風で尊大な表現としてあるくらいです。その「おる」の使用圏も関東以外の全国区に広がっとります。・・・となると、「いる」が関東の方言というべきかもしらんですね。ははは。
【ぞうたん】冗談。語源的には冗談の転とも雑談の転とも・・・。子供のころは、もひとつダジャレをかぶせて「雑巾たんのごと」と言いよりました。

おなじ博多弁の「おる」でも、けっこうその変化形はあるごたります。いくつか紹介しときまっしょうかね。
「うちに ずーと おんしゃるとな」
「うちに ずーと おらっしゃるとな」
「大将な、うちに おんなさるとね」
「さっきまでおんなさりました」

はい、では今日のネタ画像は、その、おんなさる画像。

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2005年10月21日 (金)

うっぼがす

『いぬなきとんねるなくさ うっぽがしかたの わるーて ゆーれーの よーでるっちゃろな』『そーやろたい はかばかなんかば うっくずしとるっちゃろ』
「犬鳴トンネルはね、穴の通し方が悪くて幽霊がよく出るんだろうね」「そうだろうね。墓場か何かを崩してしまってるんだろうね」

リリー姫さんとこのブログで「つっぽぐ・つっぽぐる・つっぽがす」という熊本弁があるとを知って面白かな~と思うてですね、リリー姫さんの持っとんしゃった肥後弁辞典の名前ば教えてもろーて購入しましたと。「こらおもしろか肥後弁辞典」ていうタイトルのついとりました。

higoben

なかなかに面白かです。この辞典で肥後弁のお勉強ばしたら、つながりの深い筑後弁を通して、新しか博多弁の「何か」がわかってくるごたる気がしとります。

さて肥後弁の「つっぽがす」。意味的には「突く+ほがす」やろばってん、博多じゃあんまし言わんごたあですね。博多はやっぱ「うっぼがす」かいなね。博多弁映画「ちんちろまい」をみた他県人から「なんて言ってるか聞き取れないセリフがある」という質問があったとですが、これがこの「うっぽがす」やったです。まぁ聞きとれんやろね~。ぜ~んぜん画面やストーリーと関係ないとこでのセリフやったし、もしかしたら武田鉄矢のアドリブやったかもしらんです。ついでにそんときの武田のセリフをご紹介しときましょうかね。「すすす とっとっと たったたい(^^;」「いぼる がられる うっぽがす」

◆本日のキーワード◆
【うっぽがす】穴をあけること。穴をあけて通すこと。うっ(強意の接頭語)+ほがす。
【ほがす】ほぐ・ほげる(穴をあける・穴があく)こと。ほげるの転か。あるいは穿(うが)つの変化か。穿つは穿孔(せんこう=あなをあける)と同じ。
【犬鳴トンネル】犬鳴峠とともに福岡・博多地区の超有名心霊スポットのごたります。

さーて本日のネタサイトはこちら。
怖そうなサイトやったばい。えずがりは見らん方がよか。しかぶってもしらんけんね。

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2005年10月16日 (日)

ごっかぶり

『うちの ごっかぶりよめごやろ まーた よそいききもんで どっかいっとる あーたんがいな どうな』『うちんでべそと いっしょんごたる しばいんあと ぜんざい くーてくるやら いいよった』
「うちの出たがり女房はまたよそ行き晴れ着でどこか出かけている。あなたのところ(の嫁)はどうだい」「うちのでたがり女房と一緒のようだよ。芝居のあとぜんざいを食べてくるなんて言っていた」

「あぶらむし」を紹介して「ごっかぶり」を説明せんとは不公平やけん書いときますばい。もちろんこれもゴキブリのことですたいね。ただ博多弁となると、またぜ~んぜん違う意味になってくるとです。

◆本日のキーワード◆
【ごっかぶり・ぼっかぶり】外出好き・でたがりのこと。御器齧り(ごきかじり)御器被り(ごきかぶり)と書く元々のごきぶりの古名。その外出好きや出たがりさんをなしてごっかぶりというごとなったかは調べがついとりません。台所やら戸棚の引き出しやら、どげなとっからでん顔だすけんやなかですかね。
【御器】食物を盛る蓋つきの椀のこと。
【でべそ】出臍(^^;。おなじく博多弁で外出好き・でたがり屋さんのこと。

さて本日のご紹介サイトばってん、ごっかぶりページはネタがネタやけんイメージの良かとがなかったと。いっちょん閃かんやったと。そやけん、こげなとこでご勘弁。

あとひとつ。博多&猫つながりのおともだち「でべそさん(^^;とこ」ばご紹介しときまっしょう。http://www10.plala.or.jp/debeso/ アドレスにdebesoを入れとんしゃるけんね。さすが博多んもんたい。

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2005年10月 7日 (金)

こまい

『うちゃ わっかころから だいたい こまかほうやったが こんごろ としとるたんび こもーなりよる ごたる そうりょが ばばさんよい だっこで おてらさんに つんのーてこーて からこーと』
「わたしは若いころから元々小さい方だったけれど、このごろまた年をとるたびに小さくなるみたい。長男が「ねえ、婆ちゃん、抱っこしてお寺に連れて行こうか」とからかうのよ」

◆本日のキーワード◆
【こまい】細(こま)い。小さいこと。身長や体重が小さいこと。反対語は高い重たいではなく太い。
【ふとい】太いこと。大きいこと。身長や体重が大きいこと。「あーた このごろ 太ーなったろ?!」と指摘されても、必ずしも「肥えた」ではなく「背が高くなった」意味の場合もあるので心配せんでも良か・・・ことはなかかな(^^;。やっぱ肥えたの意味の方が強いけん減量につとめんしゃいね。
【そうりょ】惣領。長男のこと。
【つんのーて】連れていくこと。連れ合うの転。
【からこー】からかうこと。「ちょうくらかす」ともいう。

さて、九州人にはあんまし縁がなかかもしらんですが、
本日の「こまい」方のネタ画像は、細いこまいでコレ
「太い」方は、自分らの年代には忘れられん、
名実ともに太かったこの人。よーと知らんひとにはこっちの解説ページ

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2005年9月24日 (土)

びょうびょう

『あのくさ むかしの いんなくさ びょうびょうて なきよったげなばい』『まーた すらごつ いいよろー』『いんにゃ ほんなごつ』『ほーら いんのはなしやけん いんにゃやら また ぞーたん いいよろーが』
「あのね、昔の犬はね、ビョウビョウと鳴いてたらしいよ」「また嘘言ってるだろう」「いいや、本当のことだよ」「ほら、犬の話だからと(いんにゃ)なんて冗談言ってるじゃないか」

◆本日のキーワード◆
【びょうびょう】犬の鳴き声。え~、実はコレ、冗談やのーてほんなごとのごたります。消滅寸前博多弁事典の方にも「びょーびょーいん=吠え立てる犬=負け犬」という項目を載せとるとですが、最近面白い資料ば手にいれたけん、ちーとご紹介しときまっしょう。「福岡県内方言集:明治32年発行(昭和48年久留米郷土研究会復刻版発行)」からの引用ですたい。
【すらごつ】空事・絵空事。嘘。つくり話。
【いんにゃ】うんにゃ。いいえ。違う。~にやあらずの略か。

今物ノ音ヲ真似テ呼フ言葉ノ数種ヲ英語ト対照シテ挙クレバ左ノ如シ
犬 ビョウ、ビョウ Bow Wow
猫 ニャー  Mew Mew
家鴨 グヮー quack bnack
時計 カツタ、カツタ Tick Tock
鈴 チンカラ、チンカラ Tinkle Tinkle (原文のまま 漢字は新字体に変更)

どげんですか。Bow Wowなら、びょうびょうの方が音が近かですよね。当時の人な素直にそげん聞こえよったとでしょうね。ま、そら良かばってん、いつごろから「ワンワンキャンキャン」になったとでしょうかね。こっちはこっちで調べるとも面白か気もしますですね。ネット検索すりゃ見つかるっちゃろばってん、そら犬さんファンにまかせとこ(^^;。

で、本日のネタ画像は、鈴のチンカラ(これもチリンチリンやなかとが面白かでっしょ?)の方にちなんでみましたです。はいこちらをどうぞ。おまけにおなじみの歌。こちらもどうぞお楽しみくださいませ。

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2005年9月17日 (土)

たまがる

『よなかに べんじょの やぶれどば あけろうしたらくさ ばばさんの さきに はいっとんなって するーと でてきなったもんやけん たいがい たまがって しもーたばい』「夜中に便所の壊れかけた戸を開けようとしたら、婆ちゃんが先に入っててね、するりと出てきたものだから、相当にびっくりしてしまったよ」

こげんことのあったりすると、夜中の便所がえずーなったりしよったとですが、ありゃ「ぼっとん」ゆえの恐怖やったとでしょうね~。今風のトイレではなかなかこうした事件はおこらんかもしらんですね。さてさて前書きの長便所になりよりますけん、早いとこ出らなね。あ、いや、ついでやけん、もひとつ書いとこ。
男子なら経験のあるやろーちゃ思うとですが、びっくりしたときやら、キューンと[玉が縮こまって上がる]ことがあるやなかですか。古の人々も経験則で玉上がる=タマガルと造語したとやなかですかね・・・ってゾータンそーたん。

◆本日のキーワード◆
【たまがる・たまげる】驚く・びっくりする・肝をつぶすこと。たまがるは九州で、たまげるは中四国で多く使われるとあるとですが、自分は両方使いよります。博多弁としての「たまげる」は比較的新しかとかもしらんです。語源は魂消(たまぎる・たまげる)で「ぎる・げる」は「消える」が変化した語とあります。魂が消えてしまうくらいに驚くということですたいね。
え~、キーワードん方もついでやけん「玉(^^;関係」を文献から抜書き引用しときまっしょう。
【魂(たま)きはる】玉を刻む意。これこそ玉切る(たまぎる)やね(オイオイ(^^;)。
【魂(たま)きはる】魂極まる意で「命」にかかる枕詞。魂極まって天に上ると命が昇天ってわけね。ま、玉上がるは冗談ばってん、まるっきり根拠がない、関係がないというわけでもなかごたりますね。

え~、本日のお決まり画像。まさか玉上がりをお見せするわけにもいかんけん(最後まで通しでのお下品はご容赦ね)、長谷川法世さんの「こりゃたまがった」http://kyushu.yomiuri.co.jp/hakatahatu/surp/でも見ちゃんしゃい。いっぱい良か絵の描いちゃる。

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2005年9月10日 (土)

やり

『とうふば にちょう こーて きて やり』『うん よかよ そんかわり おつかいちん やりーね』
「豆腐を二丁買ってきてちょうだい」「うんいいよ。そのかわりにお駄賃おくれよ」

◆本日のキーワード◆
【やり】軽い命令形として使うとです。~してね。~をください。
共通語としての「やる」は、人や物を移動させたり行かせる・~をする・物を与えるetcという意味ばって、そのうち物を与えるという意味での「やる」が博多弁になると、あげるもらうの関係がごっちゃになって「もらう・いただく・受け取る・ちょうだいする」の意味でも使われるとです。同じ博多弁の「行く・来る」の混同使用法と一緒ですたいね。
ついでに軽い命令形の「ー」例文をいくつかあげとくと、「買いに行きー」「買って来ー」「宿題しー」「宿題手伝っちゃりー」などなど。

え~、博多で有名な「やり」といえばコレ

gara071801

そういや、西鉄大牟田線の福岡駅に「槍うどん」ていうとのあった記憶のあるとばってん、今でもあるっちゃろか。もし情報持っとんしゃったら教えて槍。

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2005年9月 2日 (金)

おごちそう

えっ、これも方言?シリーズその四。おごちそう。
『あんたんがいの おせちな どげな おごっつぉうに しんしゃると』『よそと あんまし かわらんめー たいした おごちそう やなか』
「あなたのお家のおせち料理はどんなご馳走にされるの」「他所のお家とあまりかわらないでしょう。たいしたご馳走じゃないですよ」

今日は手抜き。単純明解博多弁事典からの丸写し(^^;でご勘弁。
◆本日のキーワード◆
【おごちそう】ご馳走。馳走の丁寧語。ごちそうにもひとつ御の字がついて御御馳走。御御御付(おみおつけ)と同種の用語法ですたいね。おごちそう・おごっそう・おごっつおう・・・などといいます。恥ずかしながら50歳近くまで全国共通語とばかり思うとりました。まさか博多弁とは思いもせんかったです。方言とは知らんで、インターネットのある掲示板で書いたところが、他県人から「どんな豪華な御馳走なの」と突っ込まれて往生こきました。御がついても、ハレの日のための特別な御馳走というわけではなく、ただの(ただの・・・ってのも変ばってん)御馳走ですたいね。

omiasi

My 御御足(おみあし)。

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2005年8月13日 (土)

てんてるやすい

ついでシリーズその壱。てんてるやすい。
『おまやぁ あっぱらぱやけん てんてるやすう おもうとるばって おりゃ なかだちやら しきらんばい』
「お前は無頓着だから簡単に思っているけど、俺は仲人とか出来ないよ」
前回の「きやすい」と「あっぱっぱ」の親戚兄弟語(なんてあるとや?)ですたい。

◆本日のキーワード◆
【あっぱらぱ】無頓着・いいかげん・開放的・こだわりがないこと。あっぱっぱの語源とたぶん同根やなかですかね。ぱっぱ=ぱらぱら=ばらばら=まばら=開放的という流れです。
【てんてるやすい・てんてろやすい】簡単・たやすいこと。ニュアンス的には「きやすい」よりも少し強めで超簡単?!こちらの語源を考えてみると、「てんてる」は天から(=最初から)やすい。てんで(まるっきり)やすいとなるとでしょうね。良識派から日本語の誤用と指摘の多い「ぜ~んぜんオッケーすよ」という用語法は、昔っからあったわけであります。よろしかったでしょうか。

ハイ、本日のネタ画像は、考えに考えたあげくコレ
とんとろ安い。早ー買ってきーわーど。

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2005年6月12日 (日)

参考文献

おっと、肝心のことば忘れとった。
この「へっぱくBLOG」を続けていくとに欠かせんとが辞書事典類ですたいね。普通の書籍やったら巻末に載せてあるとですが、こげなWEB日誌形式やったらそうもいかんけん、最初に列記させてもろーて、著者・編者・発行者の皆様への感謝と敬意を表させていただいときます。

◆参考文献◆
日本国語大辞典 全20巻 (小学館)
方言俗語語源辞典(山中襄太:校倉書房)
辞書パック10 (電子ブック版:三省堂)
辞林21 (電子ブック版:三省堂)
広辞苑 (EPWING版:第四版:岩波書店)
スーパー大辞林(EPWING版:第二版:三省堂)
漢字源(EPWING版)
ddwin ver2.08 (草本和馬・thakata:電子ブック閲覧ソフト)

くらしのことば (西義助:不知火書房)
福岡県のことば (平山輝男編:明治書院)
福岡県ことば風土記 (岡野信子:葦書房)
筑後方言辞典 (松田康夫:久留米郷土研究会)
能古島の方言 (石橋淙平:福岡市立能古小学校)
博多方言 (原田種夫:文林堂)
博多ことば (波多江五兵衛:博多を語る会:私家版)
博多ことば (江頭光:葦書房)
博多郷土史事典 (井上精三:葦書房)
福岡町名散歩 (井上精三:葦書房)
博多に強くなろう (福岡シティ銀行編:葦書房・1~3巻)

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2005年6月10日 (金)

うておうて!

「博多らくがき帖」への6月1日の投稿記事(#1950)に、「社内に博多美人がおりまして、たまに博多弁でかまわれます」という一文があったとです。この「かまわれます」って表現はよかですね。人付き合いの妙っていうか、気持ちと気持ちが相応して、ハートウォーミングな世界ができとる気がしました。

「かまう」。この「かまう」を博多弁でいうたら、「うてあう」になるっちゃなかですかね。単純明解博多弁事典の例文にゃ
「こげな おおぼらふきにゃ うてあわれん はよ いえでん かえろっと」
て書いとります。「こんな大ボラふきは相手しとられん。早く家に帰ろう」というわけですたい。
なになに、こげな
「へっぱくばっかしこいとるブログの相手やらもしとられん」
てですか。ま、そげなこと言わんで、まちっと気長ーうておうちゃんしゃい。

もひとつ例文ばあげまっしょうかね。
「みずちゃやの げいこしゅうな かねばつんだっちゃ わがきにいらにゃ うてあわやせん」
『水茶屋券番の芸妓衆は金を積んでも、自分が気にくわねば 相手をしない』
ってわけですたい。
ちなみに、自分の父親は本籍が水茶屋町で、戦前、絵描きの修行中に、芸妓衆の帯に油彩で絵を描いてはいくばくかのお金を頂戴しよったげなです。気風の良かあねさんがたが、貧乏画学生にうまいとこ、うておうちゃりよんしゃったとでしょうね。

◆本日のキーワード◆
【うてあう】相手をする。ニュアンス的には、目下のものや、応える価値のないものにも相手をしてやる。語源は「うちあう・打ち合う」か。
【かまう】 気を使って相手をする・世話をやく。相手にしてふざける。
【うちあう】二つ以上のものがうまく適合する・相応する・つりあう。
【水茶屋町】現在の博多区千代2~3丁目あたりかいなね。

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金、打って王手! うておうて!の画像ダジャレですたい。ははは。

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「へっぱくBLOG」開始のご挨拶

「へっぱくBLOG」。単純明解・消滅寸前博多弁事典の別冊付録(^^;のタイトルですたい。博多弁の中から、一日一語とりあげて、へっぱく(減らず口・無駄話)こいたり、能書きたれたりしてんもーかて思うとります。今日がその第一号記事ですたい。よろしゅーご愛読のほどをばお願い申し上げますです。

◆本日のキーワード◆
【へっぱく】博多弁で減らず口・無駄話。
語源としては、へちはく・へしはく(圧し吐く)・圧し白・僻(へき)はく・・・あたりか。もっと単純明快に減り口の減り?
【へち・へし・へちゃ】ゆがみ・いびつ・おしつぶれた形のこと→へし口。へちゃむくれ顔。こちらも減り口の減り。
【僻:へき】考え方や位置がかたよること。
【吐く・白】言葉にだすこと。

bessatsu

別冊付録は、博多じゃ「ぺっぱくぶろく」と読むとですばい。知らんやったろ~・・・なーんちゃってくさ。

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