博多の食いもんシリーズその八十四。あい。
『あたごの さんしろうで あいの かんろにの うりよったが さすがい むろみがわで とれたっちゃ なかろうな』「愛宕の三四郎で鮎の甘露煮が売っていたけど、さすがに室見川産じゃないだろうね」
【あい】鮎。こもちあい《子持ち鮎》。博多んもんに限らず、人間の口は横着なもんでついつい母音化というか音のはっきりした言葉に訛ってしまうとでしょうね。
室見川産じゃなかろうや~と書きましたが。河口で稚鮎の遡上はよく見られるし、野河内や曲渕の方ではちっと穫れるっちゃなかでしょうか。
珍しくデパ地下に子持ち鮎が売っていたので蓼酢塩焼きにしてみました。
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