きびきさん
未収録語シリーズ四百四十九。きびきさん。
『あん たいしょうな からだんうごきが きびきさんで むだんなか よか さかなやたい』「あのご主人は体の動きがきびきびしていて無駄がない。いい魚屋さんだよ」
・・・みたいな「しゃべり」になるとでしょうが、実際は一度も聞いたことがない博多弁(たぶん消滅語)です。きびきさん。
資料としては「博多方言(原田種夫:文林堂:昭和31年刊)」と「博多ことば(波多江五兵衛:私家版:昭和45年)」に残されとります。
【きびきさん】きびきび、迅速、すばやいこと。語源や言葉の由来もさっぱりわかりません。勝手な想像捏造推理こじつけをしておきましょう。
気味《きみ・ぎみ》+盛ん。+嵩《かさ》にかかる。+加算。
機敏+盛ん。機敏(一気)呵成。機敏(一)目散。
しかしまぁ、こじつけにしてもたいがい無理のありますね。はは。
写真はあんこう。
いっちょん「きびきさん」じゃなかばってん、とりあえずはだいたいどげな魚でもおろせる「へっぱく魚店」主人でございます。
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