さっかけ
未収録語シリーズ四百四十一。さっかけ。
『ひらくわの なまって うねけずりも よーでけん あたらし かうか さっかけするか どげん しょうかいな』「平鍬の先が鈍ってしまい畝削りをよく出来なくなった。新品を買うか、鍛冶屋で刃先を付け直しするか、どうしようか」
【さっかけ】鍬や鶴嘴などの農具の刃先の付け直しや焼き直しのこと。語源はいろいろ考えられるごたります。先掛け・先欠け。この刃先の付け足し付け増しの意味から、話が少々変わってきて、ホラ吹き・針小棒大・誇張という意味でも使われとるようです。こっちは庇《ひさし》を付け出した小屋の差掛《さしかけ》小屋から来たとかもしらんですね。
さすがに刃付けはできんですが、刃先研ぎは自分でもやります。
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