栗はい箸2
博多の食いもんシリーズその七十四。栗はい箸。
『あのくさ きょうとの りょうりやでくさ くりはいばしば みたばい』『なんで きょうとでね』『そん りゆうが わからんけん くろうしよると』「あのね、京都の料理屋でね、栗はい箸を見たよ」「なぜ京都でなの」「その理由がわからないから苦労している」
・・・実話です。まずその写真をごらんにいれておきましょう。
料理屋さんの場所はこちら。
追い回しのお兄さん(見習いさん)が、菜箸がわりのこの栗箸で子持ち鮎を小皿に盛りすぐに調理場に引っ込んだので詳しい話は聞けなかったのが少々残念でありました。以下は「なぜ京都に栗箸があったか」の推理でございます。
1:博多出身のお兄さん。
2:板場では包丁はもちろん小刀で青竹串を削ったりと、いろんな細工修行をするようなのでその一環。
3:栗箸は持ちにくいし扱いにくいので箸遣いの勉強になる。
4:鮎と栗という季節ものの取り合わせの妙・・・といったところでしょうか。
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