はぎしみ
未収録語シリーズ四百七。はぎしみ。
『うちんいぬの へんなこえの きこゆるけん なんかいなて おもうたら ねとぼけて はぎしみしながら うなりよった』「我が家の犬が変な声が聞こえるから、なんだろうと思ったら寝ぼけて歯ぎしりしながら唸っていたよ」
【はぎしみ】歯ぎしりの訛り。いつもの「日葡辞書(九州方言→ポルトガル語対訳辞書:1603年」にも、haguiximi suru で収録されとりました。ついでながら、
【はぎし】歯茎《はぐき》の訛り。
【はじし】歯肉《しにく》と書いて歯肉《はじし》。
【歯齦】これも歯茎《はぐき》のこと。歯齦《しぎん》と読みます。ここらへんの言葉がなんかごっちゃになってしもうとりますね。よー区別つけきりません。
飼い主がしゃべくりおーとるうちに、待ちくたびれて寝てしもうたとでしょうね。
| 固定リンク
コメント