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2017年2月 6日 (月)

はったい粉

博多の食いもんシリーズその五十四。はったい粉。
『こどもんころ はったいこ たべよったっちゃが どげんして たべよったか おもいだせんと』『うちゃぁ たしか くろざとうと いっしょい おゆで かきまぜよったごたる』「子どものころにはったい粉を食べていたんだけれど、どうして食べていたか思い出せない」「わたしはたしか黒砂糖と一緒にお湯でかき混ぜていたみたい」

【はったい粉】米または麦の新穀を炒って焦がし、ひいて粉にしたもの。砂糖を加えたり、水や湯で練ったりして食べる。麦こがしのこと(広辞苑)
語源としては「はったい粉=はたき(打つ叩く)粉」。

先日の「だごかるい」「がめの葉餅」の関連で調べているときに、青空文庫の柳田國男「餅と臼と擂鉢」の中に、博多弁(全国的にも散在しとるようです)の「はったい粉」の語源が書いてあったもんで、そのまま引用させてもらいました。

またこの「はったい(粉)」は、「日葡辞書(九州方言→ポルトガル語対訳辞書:1603年」にも「fattai=炒った米や大麦の粉(麦こがし)」で収録されている古い方言であるのも判明しました。なかなか面白い言葉探しでした。

おまけ。日葡辞書でfattaiを見つけ出すときに、「は音」がポルトガル語のローマ字つづりの「fa」に結びつかず、語順探しでけっこう時間を食いました。「か音=Ca」は知っとったとですがね~、ざ~んねん。

Hattaiko

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