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2016年12月12日 (月)

ばすのぬける

未収録語シリーズ三百四十六。ばすのぬける。
『なーんば そげん ばすんぬけた かお しとるとな』『あしば くじいてくさ どげんもこげんも やまの かけんごたる』「なにをそんなに気が抜けた顔をしているんだい」「足をくじいてね、どうにもこうにも山笠を舁けそうにないんだよ」

【ばすのぬける】気合が入っていない様子をいうようです。博多弁調べをはじめる前まで、まったく聞いたことのない言葉で、西義助さんの「くらしのことば:不知火書房:気がそがれること」と、波多江五兵衛さんの「博多ことば:私家版:シンがない、頼りない」で、はじめて「こげな博多弁があるったいね」と知った次第。

で、その両方の博多弁資料にない語源や由来をいつものように当てっぽす。

1:ばす=馬のしっぽ=馬尾毛と書きます。戦前の子どもたちの肝試し勇気試しを兼ねた遊びに「馬尾毛抜き」があったようです。後ろ足で蹴られないように毛抜きに成功したときの緊張感が緩んだ状態をいうとでしょうか。
その様子を描いた西島伊三雄さんの童画を見た記憶があるとですが、それが挿絵やったか何やったか探しきっとりません。残念。

2:やはり昔の人たちは、馬尾毛でカッチョ(鳥)罠をつくったり、釣り糸をつくったりしていたようです。その仕掛けが外れる抜けるでがっかり?

3:蓮(はす)。その蓮の穴が抜けていることから(空)気が抜ける。酢蓮根《すれんこん》を酢蓮根《すばす》という博多弁もあります。

ま、こんなところでご勘弁。写真はカッチョ。

Tugumi

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