損けた・損ぺた
未収録語シリーズ三百四十二。損けた・損ぺた。
『かきぼうの こげん うれるなら まちっと しいれときゃ よかったやね そんけたばい』『もうけ そこのーただけで そんぺは しとらんめえもん』「牡蠣がこんなに売れるならもっと仕入れとけばよかったよ。損をした」「儲け損なっただけで損はしてないだろう」
【損けた・損ぺた】損をすること・したこと。博多弁の基本語である「損こく」の変化形で、他にも「損け(した)」「損ぺ(する)」という言い方もあります。
この変化の由来がまったくわからんとですが、とりあえず「当てっぽす」すると、
1:「損けた」は「損こく」の過去形
2:「儲けた」の反対なら「損けた」やろ!という博多んもん独特の感覚由来
3:「損ぺた」は「損して減った」の略と訛り
4:「損けした」は「短気は損気(そんき)」との混同誤使用
などなど・・・。いいかげん推理でございますな~。
岐志で殻剥きしよんしゃったです。
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