牛乳牛
博多の食いもんシリーズその五十二。牛乳牛。
『ぎゅうにゅううしい ちちださんなら にくうしい するぞやら いうて おどかさんと なおさら でらんごとなろうが』「乳牛に乳ださんなら肉牛にするぞなって言って脅かさないの。なおさら出ないようになるじゃない」
【牛乳牛】乳牛《ちちうし》のこと。乳をとるために飼う牝牛。にゅうぎゅう。ちうしともいう。ホルスタイン・エアシャー・ジャージーなどは代表的品種(広辞苑)。
先日、博多駅付近を歩いとるときに、ビルに事務所があるとか「牛乳石鹸」の宣伝ポスターが何枚も貼ってありました。そのポスターを見よって「ああ、昔、牛乳牛て聞いたことのあったな~」と懐かしく思い出した次第。ただ、この牛乳牛。方言資料にもなかし、ネット検索でも引っかからんけん、もしかしたらその人の家庭内方言みたいなもんやったとかもしらんですね。
では、その牛乳石鹸のポスター。
もぉ~一枚。
これはたしか元岡の方の牛舎やったでしょうや。
| 固定リンク
コメント