未収録語シリーズ三百三十一。せっきる。
『りっぱな にわば みさせて もらおー したら せっきちゃって はいられんかった』「立派なお庭を見せてもらおうとしたんだけれど、仕切ってあって入れなかったよ」
【せっきる】締め切る。仕切ること。へだてること。「せっきり」でその隔てになる物や線。方言の由来は閉める塞《ふさ》ぐ意味の「塞・堰(せく)」と締め切りの切りか。あるいは「塞く」と「仕切り」がごっちゃになっとるような気もします。
まぁ、きれいか庭のごと見えても、人間さまの「夜目 遠目 笠の内」と同じことで、せっきりのあるけん逆に立派に見えとるとかもしらんです。

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