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2016年6月 6日 (月)

いだくらめ

未収録語シリーズ三百二十五。いだくらめ。
『座布団ば使いナザッセ。イダクラメにしナザッセ』
「座布団を使ってください。どうぞあぐらをかいてください」

【イダクラメ】あぐらをかくこと。
日本国語大辞典の語源説に板足坐前《イタアグラマエ》の約とあるとですが、なんとも要領を得んので(まぁ個人的な理解力不足なんでしょうが)、いつものように勝手な「こじつけ説」を一つ。
居処《いど》でお尻。座《くら》ですわる場所。お尻で着座するから居処座《イダクラメ》なんてくさ。尻が落ち着かん解釈ですんまっせんね。
【~なざっせ】~なさいませ。博多弁でもぎりぎり現役語かどうかという古い表現。軽い敬語表現でもあります。

おひなさんのお内裏さんは正座やなかげなですね。足裏を合わせる楽座という「あぐら」に近い座り方とのこと。早い話が土俵下のお相撲さんの足投げ出し座りみたいなもんでしょうか。なんせお雛様の着物の裾や袴をめくったことないもんやけん・・・。

Agura

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コメント

こんばんは。こちらにもお邪魔します。糸島のあたしんとこはイラクラメって言いよりましたが今の若っか人だちは知らんと思います。

投稿: jindayuu | 2016年6月27日 (月) 20時20分

> こげな難しか博多弁は初めて知りました
長いこと言葉を集めて記事にしよると、博多弁もだんだん日常的なもんから、死語寸前の忘れられたごたる言葉のごたるもんばっかしになってきよります。
カナダの方でも生花やらお茶やら習いよる外人さんも居んしゃろーけど、そげな人たちはどげんしよんしゃるとでしょうかね。いっぺん見てみたい気もします。

佐賀の唐津の方に泳ぎよるヤリイカを活きたまま刺身で食べさせる店があるとですが、そこで行儀よく「御膳座り」した若い外人さんを見たことがあるとです。ただ箸は絶対に動かそうとはせんかったけん、あれはもしかして「イカ」やら食べる日本人に呆れて身体が固まってしまったとかも・・・と思うた記憶があります。

投稿: MISTAKER | 2016年6月10日 (金) 10時13分

「~なざつせ」は聞きいたことあるような、無いようなですばつてん、「いだくらめ」こげな難しか博多弁は初めて知りました。ついでですが、こちらの人は座んしゃあ時は男女とも「あぐら」で、正座姿ば見たことないです(私が知らんだけかもしれまつせんが。

投稿: hanazono | 2016年6月10日 (金) 02時31分

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