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2016年1月 4日 (月)

おいお

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

未収録語シリーズ 三百七。おいお。
『おいおの しおな それこそ あんばいていうごと しょうがつの なんちまえから するとがよかか いっつも まようったいね』「正月鰤の塩加減はそれこそ塩梅というように、正月の何日前からするのがいいかいつも迷うんだよ」

【おいお】鰤。とくに正月雑煮用の鰤や塩鰤のことを指すことが多いようです。「いお」は古語で魚(うお)のこと。博多では最近は少なくなりましたが、鰤のワタを抜き一匹丸ごと塩をして、土間や暖かくならない台所などに天井から吊り下げて正月を迎える家庭も多かったです。昔、友人の家でトイレか何かに行くときに、薄暗い土間に大鰤が一本ぶら下がとって、一瞬何かわからんでけっこうギョッとしたことがありました。「おいお」の「お」由来は青魚(あおいお)からか、大魚(オオイオ)からか。

我が家はおろしたもの切り身にして塩にします。

Zouni_buri01

Zouni_buri02

これで量的には子どもんとこのも合せて二軒の三ケ日分です。簀子や割り箸で二段に重ねています。なんとか塩梅よー水気が飛びました。

Ouchizouni

「おいお」の博多雑煮です。我が家は昔から質よりも量重視の(ははは)丼雑煮です。材料としては、餅・ぶり・紅白蒲鉾・椎茸・金時人参・里芋・かつを菜・柚子皮といったところ。

ついでですが、博多雑煮の由来や雑煮に入れる食材の移り変わりなど、こちらにけっこう詳しく書いとります。ご参考まで。

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コメント

> 昭和16年頃から段々手に入りにくうなりました
正月どころの話やなかったろうけんですね、それこそ「絵に描いた餅」でもあればという時代やったとでしょうね。この平和な時代が壊れんごとお偉いさん方にはしっかりして欲しかです。

> 日本髪ば結うた母は頭の上の「いお」
ははは。せっかく結うたとが崩れたり生臭うなったらワヤですもんね。

最近は塩鰤を吊り下げする家はあんましなかごたりますね。そもそも一本物で買うことじたいせんけんですね。鮭も甘塩ばっかしやし、健康志向の高まりがあるとかもしらんですが、この時代の流れはいいとか悪いとかわからんです。

投稿: MISTAKER | 2016年1月 4日 (月) 10時17分

あけましておめでとうございます。昭和16年頃から段々手に入りにくうなりましたが、それまでは正月が近うなつてきたら塩鮭、塩ぶりが台所の天井からぶらさがり、正月用に日本髪ば結うた母は頭の上の「いお」に気つけながら動きよつたです。

投稿: hanazono | 2016年1月 4日 (月) 09時10分

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