こうぼうかるう
未収録語シリーズ 三百四。こうぼうかるう。
『あっちんがいの ばばしゃんな そげん としでもなかとい はよーから こうぼうかるーて きなっさったね』「あちらのお婆さんはそんなに歳でもないのに早くから猫背になってこられたね」
【こうぼうかるう】猫背。背が曲がること。糸島博多筑後の共通語のごとあります。ただ語源がよーわかりません。「こうぼうかるう」の後半の「かるう」は「からう(背負う)」やろとは思うとですが、肝心の「こうぼう」が???です。
仰らしか書き方ですが、もう実際に何年も考えてきよるとですが結論が出てこんとですよ。それでもうキリがないけん無理やりにでも何かにこじつけとこうという次第。ははは。
1)弘法からう:お遍路さんが同行二人と書いた白衣・笠・頭陀袋(ずたぶくろ)・行嚢(後述)を身につけたり背負った様子やたとえ。
2)行嚢(こうのう)からう:旅行用の袋、リュックサックのこと。
3)業報(ごうほう)からう:昔の業因果報を背負って生きること。人生の重みというものでしょうか。
4)子負(こお)ぶう&からう:子や孫をおんぶした様子。
追記。
5)瘤(こぶ)からう:知人から甘木秋月の方に「背瘤(せこぶ)からう」とう方言があると教えていただきました。背瘤、まさに猫背のことでありますね。「背」が省略されたと考えると、単純な変化だけにかえって説得力のある語源説のように思えました。
ぜ~んぜんまとまりののーてすんまっせんです。ついでに今回は手抜きで「糸島弁ブログ」に書いたもんとまったく同じ内容になっとります。これもご容赦ご勘弁。
篠栗新四国霊場めぐりのお遍路さん。みなさん白衣ですが笠やリュックは被っとんしゃれんですね。バスん中に置いとんしゃるとかもしらんです。
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