すげかえる
未収録語シリーズ 二百七十五。すげかえる。
『かなづちの えのゆるんで あぶなかけん すげかよーか』『とうざな あたまに くぎでんうって かしめときゃ よかろうたい』「金槌の柄が緩んで危ないから差し替えようか」「当分は柄の頭に釘でも打って止めておけばいいだろう」
【すげかえる(挿げ替える)】差し替える。差し込んだもの、はめ込んだものを入れ替えること。「すげる」でさしこむ。はめこむ。さしとおして結びつけること。日常語的には人事の役職を入れ替えるみたいな使い方で共通語。挟まった柄や棒などを入れ替えるという意味で古語由来の方言・・・こんな感じでしょうか。
【かしめる】接合部分の緩みを爪や金具を工具で打ったり締めたりして固く止めること。例文では釘を楔(くさび)代わりに打ち込んで緩みを止めようとしている。
写真は上が金槌。下はけっこう検索対象になっている「ぼんごし」
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