こーくら
未収録語シリーズ 二百五十六。こーくら。
『あいた わすれとったばい こーくらの さかきんみずば かえちゃっとかんか』「おっと、忘れていた。神棚の榊の水を代えておいてくれないか」
【こーくら】神棚のこと。こくら、おこくらともいいます。もともとは神仏を祀った小さなお堂や祠(ほこら)のことのごたります。どういう漢字を当てるかというと、神(かみ)+座(くら)で胡座(あぐら)の座(くら)ですたいね。神様が坐るところ。わかりやすかでしょ。
ついでに胡座の元々の意味を辞書的に書いときますと、
【あぐら】古代の貴族が着座する床の高い台や腰掛け(精選版日本国語大辞典)げなです。
この着座する床の高い台・・・ちゃどげなもんかと想像すると
もしかしたらお雛さんが座っとんしゃる「台」やないかと思うとります。ちなみに男雛の座り方も「あぐら」をかいとんしゃります。足を組まずに足裏合わせの座り方とか・・・。
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