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2014年11月17日 (月)

おばいけ

博多の食いもんシリーズその四十四。おばいけ。
『まぁ さかなにゃ おばいけでよかばってん たまにゃ ほんなもんの おのみの たべたかな』「酒肴にはおばいけでもいいんだけれど、たまには本物の尾の身が食べたいね」

【おばいけ】さらし鯨のこと。尾羽毛(おばけ)の訛り。博多方言。

【尾羽毛(おばけ)】これがじつに面白いとですよ。いろんな国語辞典で用語の解釈が違うとです。
1:鯨の尾の方の肉。最も美味とされる(広辞苑)。
2:クジラの脂皮を縦に薄切りにしたもの。やや黄色みのある白色。食用。おばき。おばいけ。おばいきのこと(大辞林)
いちばんわかりやすそうなのは日本方言大辞典で、
3:①鯨の脂肉②鯨の尾びれ③鯨の皮④さらし鯨
とあります。要するに博多では④の「さらし鯨」の意味でしか使われとらんごたります。

【さらし鯨】鯨の皮下脂肪をそぎ切りにして,熱湯で脂肪を抜き冷水にさらしたもの。普通,酢味噌で食べる(大辞林)。博多の食べ方と一緒です。

Obaike

写真は、一時期前まで博多料理の定番やった「おばいけとせんぶきまげのぬた」です。

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コメント

> 塩鯨なんかが常食やつたですもんね
そげんです、そげんです。よーあげな塩辛かもんば食べよったな~と思います。今やと高血圧の素みたいなもんですよね。

このおばいけは100g500円くらいやったです。これくらいの値段ならたまには食べられますが、すぐ横に置いてあった本物の尾の身の一塊に「いくらすると?」て聞いたら「5000円」て言われました。100gが3000円やったです。たかだか尻尾のくせにいばりくさって・・・ていう感じがしました。ははは。

投稿: MISTAKER | 2014年11月21日 (金) 16時51分

ちりちりとした「おばいけ」の酢味噌和えは、おいしかつたですよ。47年前カナダの日本食店にビン詰めにしたとば売りよりました。熱湯ばかけたら、ぶわーと膨れたちりちりの「おばいけ」が出来うれしかつたあー。ばつてん、間もなく見らんようになりました。子供の頃は塩鯨なんかが常食やつたですもんね。

投稿: hanazono | 2014年11月21日 (金) 12時07分

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