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2014年6月26日 (木)

すめ

博多の食いもんシリーズその四十二。すめ。

ある地元の掲示板で、普通はうどんそば類のつゆを意味する「すめ」という方言を、ラーメンスープの意味にも使っとる人が居って、誤用の指摘など含めて話題になっとったらしかです。

そこで今日はこの「すめ」について久しぶりに(単純明解博多弁事典には収録済)すこし詳しく能書き垂れしておきましょう。「へっぱくBLOG」臨時版というわけです。
まずは辞書的定義。

【すめ】方言。そば、うどんなどに添える汁。壱岐・対馬・大分日田・熊本南関(日本国語大辞典:小学館)

使用地域として他に確認できているところでは、むろん博多(自分も使う)をはじめとする福岡都市圏と筑後。個人的な感覚からすると、壱岐で使われているなら佐賀の唐津あたりも「すめ圏」の可能性はありそうですたいね。

さて語源候補。まず第一は、澄ましや清まし汁の略転。二つめは、吸い物の「吸い」の転。三つめは、薄(うす)めの略・・・なんて語源説も考えられんこともなかとですが、その根拠は「薄め」なーんちゃってくさ。

まぁ方言なんてのは、そのまま末代まで引き継がれるものもあれば、時代の流れとともに意味や用語法がまったく違ったものになったり、あるいは言葉そのものが消滅したりするとも当たり前ばってんが、さすがにラーメンの汁を「すめ」というのはね~であります。

写真は博多雑煮。わざこと「うどんそば」やないもんを出してみたりして。すめはあご。

P1010007

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