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2014年1月28日 (火)

ねぶと

未収録語シリーズ 二百二十二。ねぶと。
『なーん その へっぴりごしな』『しりねぶとん できて いすい すわれんし あるいてもいたかと』「なんだよ、そのへっぴり腰は」「尻におできができて椅子にも座れないし歩くのも痛いんだよ」

これも「消滅寸前博多弁事典」には載せとるとですが、ねぶと=腫物の意味だけで、この言葉・方言の由来などを書いとらんやったけん再掲。

【ねぶと】 おでき・ふきでもの・腫物、あるいは化膿して炎症をおこしている部位や状態のこと。
表面は(化膿して)柔らかそうでも、その下にはたしかに根がありますもんね。ま、ツ・トウ(かさぶた)と一緒で、かきむしったり、いじりまわしたりするけん余計に治らんとですよね。しかし、なんか痛かくせにいじくるとはなんか変な快感のありますもんね。

日葡辞書( 当時の標準語である京都語と九州方言との違いを比較しながら、日本イエズス会が長崎学林で1603年(慶長8)に刊行した日本語ーポルトガル語の辞書)にも「ネブトガデキタ」と収録されとるそうです(広辞苑)。

もひとつ。広辞苑からこんな「根太は敵(かたき)に押させよ」という言い回しを見つけました。無慈悲に強く押してもらうと膿(うみ)が出やすい・・・ということでしょうね。面白かですね。

え~、本日はなんも「ねぶと」に関連した写真を思いうかばんやったけん、こげなと。耳ねぶと・・・ならぬ、イカ耳の天ぷら。ははは。

Ikiika_atozukuri

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コメント

> 尻ねぶとーは普通に言いますね。
博多弁の資料的には「ねぶと」をただの腫物とするもんと、耳の腫物とするもんがあって「尻ねぶと」は少数派のような感じですが、自分は例文のごたる実体験から少数派支持です。ははは。
あと、出物腫物ニキビ系では「めんちょ(う)」もありますね。

投稿: MISTAKER | 2014年2月16日 (日) 07時59分

尻ねぶとーは普通に言いますね。
実父が使うので、弟の子供達も
ちゃんと通じます。
ただ、あまり使う人がいないので
熊本由来の言葉かも?と
思ってましたけど
博多弁だったんですね~

投稿: ぼたん | 2014年2月15日 (土) 20時24分

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