どこいきですと
挨拶語シリーズその二。どこいきですと。
『きょうな どこいきですと そげな よそいき きて』『いきしい いきんにきまで いきよると』「今日はどこへ行ってるんですか。そんな晴れ着を着て」「行きがけに壱岐の近くまで行ってるの」
まぁこれも前々回の「にゃーごつ」と一緒で、別に返事をもらわなくてもかまわない挨拶語ですたいね。普通やと「どこいき?」「ちょっとそこまで」で会話が終わることも多かとですが、わざことややこしか博多弁会話にしてみたとです。では、それぞれの用語説明。
【どこいきですと】Where are you going? 「ですと」で尊敬表現。
【よそいき】余所行(よそゆ)き。外出の時に着る(普段着でない)衣服。または晴れ着のこと。
【いきし】行きし。ゆきがけ。行く途中で・行くついでにの意味。
【いき】長崎県壱岐島。福岡市西区壱岐。
【にき】際・そば・近くの意味。語源候補として根際(ネキ)や野際・軒端(ノキ)など。
ついでやけん、おまけの写真で話をまちっとややこしゅうしてみますかね。写真は糸島市の二丈一貴山(いきさん)集落入口にある夷巍寺(いきじ)の仁王門と阿吽一対の仁王さん(どっちが阿か吽か忘れてしもーた)。
「糸島弁ブログ」で使ーた写真を再利用しとります。
| 固定リンク
« 飲みかた飲みごと | トップページ | ムキ »
コメント