めーご
『このごろん こどもな あんまし めーごたれやら ごーばなたれは おらんごたるね』「最近の子供にはあまり目やに垂らしたのや青洟垂らした子は居ないみたいだね」
【めーご】姪御のことではありません。漢字を当てると目垢(めご)となるとです。垢(ご)はあか。読んで字のごとしで目の垢・目やにのことですたいね。めだれ・めほだれという地域もあるごたります。垢は目だけやのーて、耳にも鼻にも臍にもついて、それぞれ耳ご・鼻ご・臍ごといいます。博多弁にゃどうしてか、こういうけっこうばっちい言葉も豊富ですたいね。
【ごうばな】強ばりつくような青洟をいいます。強洟という字になるとでしょうね。昔はほんとに強洟垂れが多くてから、袖口で垂れた洟ば拭くもんやけん袖がガチガチ固まってギラギラ輝いとりました。ま、袖ぐらいなら良かばってんが、拭いた残りの洟が頬にも強ばりついて表情が引きつって見える子も居ったです。
猫さんは今でも目ご耳ごの子はちょいちょい見かけます。
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コメント
> 「あれは体内に入り込む菌を防いでるので大丈夫です♪」
なるほど~。子供の青洟=大人の鼻毛みたいなもんですばいね~。なんか違う気もするばってんが・・・。ははは。
なんにしても肝っ玉母さんが少のーなったこのごろにしちゃ珍しかお人やと思います。よかことよかこと。
投稿: MISTAKER | 2009年12月19日 (土) 22時40分
祖母は「まほだれ」と言ってましたね>目ヤニ
うちの姪は現代っ子ですけど
時々青っ洟垂らしてますよ(笑)
義妹は「あれは体内に入り込む菌を防いでるので大丈夫です♪」と平然と構えてます
母はたくましいもんですねぇ
投稿: ぼたん | 2009年12月19日 (土) 11時26分
> 、終わつた途端にみーんながずるずるーと盛大に洟を啜りあげて
ははは。なんかその光景が見えてくるごたります。
しかしなんで昔はあげん「ハナタレ坊主」が多かったとでしょうかね~。今のように光化学スモッグやら黄砂やらなかったろうし空気はきれいかったはずやけんですね、やっぱ子供の栄養状態やらが関係しとったとでしょうかね。
自分は昭和30年の小学校入学ですが、そのころはまだ黒学生服着た子供も何人か居って、そのせっかくの学生服の袖が拭きあげたゴーバナで汚のーなっとったとを、これも今もって妙に覚えとります。
投稿: MISTAKER | 2009年12月15日 (火) 07時49分
昭和もはじめ生まれの者にとりましては、その様は普通の状態でしたもんね。子供達がごうばな垂らしながら、腰に棒切れ差して遊びほうけてたのを思い出して大笑いしました。もうひとつおかしいのは、天長節(古いなあー、今は建国記念日ですか)なんかの祭日の式で校長先生が「教育勅語」を読みんしゃあーとき、全員黙祷させられ、終わつた途端にみーんながずるずるーと盛大に洟を啜りあげて。紅白のお饅頭をもらえるのだけが楽しみでした。
投稿: hanazono | 2009年12月15日 (火) 04時54分