ぼくたん棒
『そん ぼくたんぼうな ひきとん つっぱりにゃ ふとすぎらんな ようじんぼうに しとくが よかばい』「そのこん棒は引き戸のつっぱり棒には太すぎやしないかい。用心棒にするのがいいよ」
「ぼくたん棒」。たぶん、ネット検索かけても、この「へっぱくBLOG」か、単純明解博多弁事典しか引っ掛からんでしょうや。それくらいに貴重(というかユニーク)な博多弁ですたいね。
【ぼくたん棒】こん棒・丸太・杭。手にできるくらい(バット大)の木材。語源としては朴太棒(ぼくたぼう)。例文のぼくたん棒の「ん」は、丸太ん棒の「ん」と同じ用法。
【朴】手を加えていない材木。素朴・朴訥・質朴の朴ですたいね
【用心棒】時代劇やヤクザ映画でおなじみの用語ですが、もともとは盗賊などを防ぐ用心に備えておく棒のことですばい。
はい、では、そのぼくたん棒の写真。
素浪人は落ちていた木切れを拾い、一二度素振りをくれてやると、「ちょっと痛いぜ」と笑った・・・なーんちゃってね。
| 固定リンク
コメント