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2007年10月18日 (木)

あご

博多の食いもんシリーズその九。あご。
『おたくな まいひんごと ほしあごで だし とりよるげなね うちんがいやら しょうがつか よっぽど なんか あるときだけばい』「お宅は毎日のように、干しあごで出汁をとっているんだってね。うちなんか、正月とか、よほど何か(行事)があるときだけだよ」

◆本日のキーワード◆
【あご】 飛魚のこと。博多では生魚の飛魚よりも、生干し飛魚・焼き干し飛魚をいうことの方が多いかもしれんです。生干しは軽く焼いて酒肴やご飯のおかず。焼き干しあごは「出汁」をとります。普段は手抜きの我が家も正月だけは焼き干しあごか焼きハゼで出汁をとります。石川・新潟・京都・中国・九州と、けっこういろんなところで「飛魚=あご」といわれとるようです。

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上が生のあご。下が干しあご。正月が近まってくると焼きあごが出回ります。

さて問題は語源。よく「あごが落ちるほどおいしいから、あご」という説明がされとりますが、なんせ1600年はじめころ編纂された日葡辞書(日本語→ポルトガル語辞書:日本イエズス会刊行)に掲載されとるほどの古い方言やけんですね~、自分はちょっと違うっちゃない?!と思うとります。
日本国語大辞典には、語源=アカヲ(赤魚)の約とあります。飛魚は青魚やろとおっしゃる向きにはこの写真。

Ago02

ミンチにすると、けっこうきれいな赤色しとります。え~、なるほどたいね・・・と納得する前に、MISTAKER説も聞いとっちゃらんですか。もう一枚、あご写真ば載せときます。

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ほら、よー、頬骨の横に出っ張っとる下駄顔の人ば「エラ(顔)」やら「エラの張っとる」て言うやないですか。こん場合、人間の「顎=エラ」ですたいね。
自分は飛魚の場合も、この「あご=エラ」が成立しとったっちゃなかろうか・・・て考えとるとです。飛魚でいちばん目立つとこはエラのすぐ横から出とる、飛行機の翼のごたる胸ビレやなかですか。昔の人は、この胸ビレを見て「顎!あご!アゴ!」て言いだしたとやなかですかね。そげん思います。ま、いつもの「当てっぽす」ですばってん・・・。

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コメント

> 昨年はかつお菜の入らん淋しいお雑煮やったけん。
やっぱあですね、正月の雑煮はかつお菜の入らんとですね、雑煮やなか気がしますもんね。ハレの食べ物はハレ用の具材が揃わんと決まりませんです。普段食いなら青梗菜でも三つ葉でも水菜でもなんでん良かっちゃけど・・・。

下の方にも書いとりますが、かつお菜ばいっぱい送ってもろーたら、余りは茹でて冷凍しとくと良かです。

あ、そうそう、いっそのこと「かつお菜の種(市販されとります)」も送ってもろーて、プランター栽培ていう方法もありますです。遊び半分で育ててみるとも面白いかもしらんです。自分は地面に植えて試したとですが、なーんも手入れせんでも半分くらいの大きさには育ったですよ。小さくても味は一緒やったです。お試しお試し。

投稿: MISTAKER | 2007年11月 9日 (金) 16時36分

こんにちは。
今年…じゃなくて来年のお正月は博多には帰らん予定やけん、かつお菜ば送ってもらおうと思うとります。昨年はかつお菜の入らん淋しいお雑煮やったけん。
デパートに九州展が来たときは、必ず味つきあごを買って食べています。実家では焼きあごをだしに使うぐらいで、生干しは食べたことないな~。

投稿: よっしぃ | 2007年11月 9日 (金) 13時20分

> かつお菜の無かお雑煮はもう一つものたらんごたあー
そらそうやと思います。自分は「単純明解博多弁事典」で「博多を代表する一番の味、いちばんのもん」て書いとります。そんくらい独特のもんですもんね。九州でも他んとこにはないごたってですね、正月が近づくと鹿児島の姉んとこに送ったりしよります。
かつお菜はけっこう日持ちするし、また冷凍のきくけん、なんとか工夫したらカナダまで届く方法はあるかもしれんですね。

投稿: MISTAKER | 2007年10月22日 (月) 08時06分

お正月用にと里から「あご」のダシば送つてやんしゃたとよ、うれしかつたー ばつてん かつお菜の無かお雑煮はもう一つものたらんごたあー。カナダにタカナもカツオナも無いもんやけん。

投稿: hanazono | 2007年10月22日 (月) 03時55分

キャッシュが残って違う名前になったとを笑いよったら、今度は自分が正真正銘のMISTAKERとなりました。すんまっせん。

投稿: MISTAKER | 2007年10月20日 (土) 18時16分

FK_Snoopy さん?はじめまして!しかしえらいまた達者な博多弁やな~と思うたら、なーんね。常連さんやん。ははは。どっかのBBSでのキャッシュが残っとったですばいね。

> くさや
これは、自分も今回の「あご」調査をするまで、飛魚も材料のひとつちゃ知らんやったです。その干物じたいも経験しとりませんが、たいがい匂うらしかですね~。

自分が好きな干物に順番つけるなら、いちばんは(釣ってきて干した)自製のキス。同じ自製の小鯛はたいしたことなくて番外。二番はやっぱメザシ。大分津久見や米水津(よのうづ)あたりんとなら間違いないごたります。三番目は山陰の水かれいの一夜干しですかね。めったになかばってん、ちっとでも卵が入っとったら儲けた~って感じ。

投稿: 飛魚すくい | 2007年10月20日 (土) 18時15分

> 海上をビュンビュン飛ぶ筈ですよ!
だけん、飛魚ばつかまえるとは、蝶々やトンボと一緒で網ば空中に振り回して捕まえるとのごたーですよ・・・ていうとはモチロン嘘(^^;。ばってん、たしか、宮崎の方に観光飛魚漁ていうとのあって「網ですくう」ていうとはほんなごとです。
念のため探したら、飛魚すくいの写真のありました。投稿名の「飛魚すくい」をクリックしてみちゃり~。

投稿: 飛魚すくい | 2007年10月20日 (土) 17時56分

 「アゴ」(飛び魚)は、色んな食べ方があるごたる。私(あたきゃ)くさ、塩焼き、刺身、叩き、干物位しか知らん。ばってん、博多じゃあんまり食べん、伊豆大島、青島の30cmのデカか「クサヤ」ば最高と思うと!どげんじゃろうか?思うただけで、酒の飲みたか! 笑

 博多じゃ、飲屋にムロ(丸?)アジの「クサヤ」持ち込んで焼いちゃんしゃいと頼んだら、大将が怒りんしゃった。「そげな臭かもん、店で出したら、客が来んごとなる」と腹かかれたばい。 (;-_-)

 「干しアゴ」も高こうなって、西新のリヤカーのオバサンから買おうと思うたら、高うて驚ろろいたばい。辛子明太、スボ巻き、イワシ蒲鉾、姫貝の干物、海竹、鯨軟骨漬け・・何でも高うなって、品もんも悪うなって、困ると!

投稿: FK_Snoopy | 2007年10月20日 (土) 13時36分

よう喋る人ば、アゴがきいとらっしゃ~ね!
て言いよりましたが、飛魚から取ってきたもんじゃなかごたる・・・
新鮮なアゴが売りようとば見て、あの”ムナビレ?”を広げて見た事ありますが、あれは綺麗ですよね!
海上をビュンビュン飛ぶ筈ですよ!

投稿: 月桂樹 | 2007年10月20日 (土) 11時38分

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