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2006年10月 1日 (日)

こえたご

未収録語シリーズ二十九。こえたご。
『えんそくで まーた ごうぐちがわ んにきの こえたごに おてたとの おるげなばい』「遠足でまた郷口川のそばの肥溜めに落ちたのがいるらしいね」

いやぁ、わざわざ、こげな臭ーなるごたる言葉ば選って書かんでもよさそうばって、ちーと気になったことのあったもんやけん、こらえちゃっときんしゃい。鼻ばつばんで匂わんごとして読んじゃりね。

◆本日のキーワード◆
【こえたご:肥担桶】肥溜め。野壷のこと。もともとの意味は(辞書的には)肥料にする糞尿を運ぶ桶・こえおけ・糞桶のことをいうごたりますが、博多弁やと、田んぼの脇に肥貯め・肥溜めのことを言うことが多かったっちゃなかでしょうか。
【ごうぐちがわ:郷口川】旧国鉄の箱崎駅裏から原田に挟まれたあたり(郷口町)を流れよった小っちゃか川。名島城やら帆柱石を見にいく遠足で通りよったとです。不思議なことに、いっつも、「こえたご」と「郷口川」が対になった記憶で思いださるーとです。郷口川んにきな、よっぽど、こえたごだらけやったとでしょうね。
【んにき】~のそば・~の近くのこと。「ん」は「~の」の転。「にき」は根際(ネキ)や野際・軒端(ノキ)などが語源のごたーです。

さーて、なして急に「こえたご」やら思い出したかというと、「のだめカンタービレ」というテレビ新番組のタイトルが原因やったとです。自分はどうも「こえたご」のことを「のだめ:野溜め」とも言いよった気のするとですが、ちっと確信はなかとです。資料もなかもんやけん、なんとも断言できんとです。
どげんですか。博多んもんさん・博多っ子さん、どげんですか。「野溜め」て言いよんしゃれんやった?

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コメント

> その存在や落ちたという話しは聞いたことがありません
さーて、それは、どういう理由でしょうね~。農業の質が違うとかな。いや、それよりも、世代の違いの方が大きいのじゃないでしょうか。その10年?15年?の間に化学肥料の使用が増大したんじゃないでしょうかね。
ちなみに、自分の母親は千葉は鴨川の出身です。博多に嫁いで来ても、博多ことばにあまり馴染まぬような(^^;人でした。ははは。

投稿: MISTAKER | 2006年10月 7日 (土) 21時16分

> この辺(遠賀郡)じゃ「どつぼ」ていよったですね。
はは~、こら、知らんやったです。広辞苑あたりにゃ同じ意味で「野壷」てあるとですが、どつぼは載ってないけん、ちっと大きい辞書を調べてみると、土壷=肥溜め・糞壷・野良などの下肥だめ(日本国語大辞典)とありました。
今でも、しょっちゅう聞く言葉で、麻雀やらパチンコで最悪パターンにはまることを「どつぼにはまる」ていうとがありますが、元々の語源はこっちの土壷にあるとでしょうね。なるほどな~。気がつかんかったです。ありがとうございました。

投稿: MISTAKER | 2006年10月 7日 (土) 21時15分

この新番組は知ってます。原作は漫画だそうで、友だちが傑作だと褒めてました。ドラマになるとどうでしょう。
私の育ったところは千葉県の松戸市と言うところですが、当時まだ農家の家が点在し田畑がかなりありました。しかし、その存在や落ちたという話しは聞いたことがありません。話題にならなかったです。つまんないなァ~

投稿: ミーシャ | 2006年10月 7日 (土) 15時52分

今頃コメントするともおかしいかもしれんですが・・・この辺(遠賀郡)じゃ「どつぼ」ていよったですね。
子どもの頃近所のガキがどつぼに落ちたことがいっぺんあります。
うちのお袋は自分がたのこえくみをして近くの畑のどつぼに捨てに行きよったですよ。たいがい当時の畑ちゃアポ臭かったです。

投稿: 追山誰奈 | 2006年10月 7日 (土) 11時59分

> 馬糞紙て言うてわかっどか?(^^♪
若か人にゃまずわからんとやなかですかね。
以前この「へっぱくBLOG」でも「馬糞紙」のことば話題にしとります。コメントの下の投稿者んとこに馬糞紙ばリンクさせとりますけん、どうぞクリックしてみてください。

投稿: 馬糞紙 | 2006年10月 6日 (金) 15時24分

>牛糞はね~(^^;、さすがに用心しよったですね。
牛と馬はなんであがん水分含有率んちがうとだろか?
こらぁ 犬糞に葉っぱばかぶせてあっとば 踏んだつより悪かもんね(^^;

今んもんに、馬糞紙て言うてわかっどか?(^^♪

投稿: りりー姫 | 2006年10月 6日 (金) 13時18分

> 『馬糞』ば踏まんごつ 歩きよったよ(^^;
馬糞くらいなら、ワラか草みたいなもんやけん、なんてことなかったばってん、牛糞はね~(^^;、さすがに用心しよったですね。

投稿: MISTAKER | 2006年10月 5日 (木) 22時09分

>昭和30年代とかやったら、うち辺りはどげんやったっちゃろか。
うちあたりは「こえたご」ばかついで、リヤカーにのせよらしたて思う。
ちった自家処理もしよったよ。

『馬糞』ば踏まんごつ 歩きよったよ(^^;

投稿: りりー姫 | 2006年10月 5日 (木) 09時22分

> 昭和30年代の前半の話たい(^^;
10代の乙女のころやろかね(^^;。水仙の花で汲み取り料払うちゃシャレとる話ですたい。若い子やったけんオマケしてもろーたとやなかろかね。ははは。
昭和30年代とかやったら、うち辺りはどげんやったっちゃろか。馬車で汲み取りに来よったっちゃなかろうか。なんせ馬糞は毎日んごと見よったけんですね~。

投稿: MISTAKER | 2006年10月 5日 (木) 01時53分

>>何年のころの話でっしょうか?
昭和30年代の前半の話たい(^^;
留守番ばしとって、いくら払うとよかかわからんだったつよ。厚かましか私は水仙で払ろたったい。新聞紙につつんでわたしたつ。そすとしゃがな、集金にこんちゃよかけんておもたったい。

投稿: りりー姫 | 2006年10月 4日 (水) 08時20分

メールありがとうございましたm(__)m

>何年のころの話でっしょうか?
ちょっと待ってはいよ。考ゆるけんが(^^;

投稿: りりー姫 | 2006年10月 4日 (水) 07時55分

りりーさん
> うちん「こえ」ば汲んでもろて、代金の代わりにうちに咲いとった水仙の花ばもっていかしたこつんあったつ(^^;

ほうほうほう!これもまた美しい(^^;話でありますね。馬車か牛車の時代にさかのぼることになるとですかね。何年のころの話でっしょうか?
ただ、明治のころは、逆に、「肥え」をもろーていく代わりに、もろーていく方が、採れた野菜やら置いていく慣わしのあったごたーですよ。この糞尿交換システムをネタにした小説書いたりして直木賞とった作家(有明夏夫)がいるから世の中面白かです。

投稿: MISTAKER | 2006年10月 3日 (火) 17時34分

運営元のNIFTYのさばけんメンテで超遅レスになりました>ALL。

月桂樹さん。
> 真っ白な田圃ば近道してこえたごに落ちたらしか!
ははははは。雪の日の「こえたご」落ちやらいうとは、想像もせんやったですね。なんとも美しい国・日本の情景というか、銀世界に最高の汚点というか(^^;。安倍君に教えてやろう。
しかし、昔は、そうした美しくも匂うような(^^;伝説の持ち主が、校内に一人や二人は必ずいたもんでありますね。一生語り続けられるとやろな~。

> ”どんがめ”ともゆうとりましたが・・・これは博多弁じゃなかごたるね・・
おなし「こえたご」でも、木桶(風呂桶)みたいなとを埋めてちゃるとこと、大きな甕(かめ)の「こえたご」の埋めちゃるとこのあったけん、そっちの甕(肥え甕)のことを言うたとじゃなかでしょうかね。ただの勘ですばってん。甕と亀をひっかけて「どんがめ(泥亀)」て言うたとかも。当然に当てっぽす(^^;。

投稿: MISTAKER | 2006年10月 3日 (火) 17時24分

運営元のNIFTYのさばけんメンテで超遅レスになりました>ALL。
ぼたんさん
> 3号線沿いの川っぺりにもあったごた気のするっちゃけど・・・
石堂川(御笠川)のこっちゃろか。ここがいちばん多かったっちゃなかですかね。そのころは水上住宅やら気の利いた表現やのーて、自分やらは普通にバラックて言いよったです。「破れ小屋」「トタン小屋」と呼びよー人もおったかな。ほかには、今では文字にできん差別的な言い方しなる人もおったです(石原東京都知事は今でも平気で公言しよーばってん・・・)。
どこやったか(柳橋あたり?キャナル横の清流公園近く?)、はっきり思いだせんとですが、三階建て(^^;くらいの、一種芸術的なトタン小屋のあって、その小屋が強制撤去か取り壊しになるていう記事が新聞に載ったとを思いだしました。たぶんそれが博多の最後のバラックやなかったかと記憶しとります。そげん無茶苦茶古い話でもなかとやないかいな。

投稿: MISTAKER | 2006年10月 3日 (火) 17時19分

「こえたご」なつかしかねぇ。

「こえたご」ばかつぐ っていいよったよ。
こらぁ バランスばとらなんけんむつかしかつよ(ーー゛)

うちん「こえ」ば汲んでもろて、代金の代わりにうちに咲いとった水仙の花ばもっていかしたこつんあったつ(^^;

投稿: りりー姫 | 2006年10月 2日 (月) 20時41分

ふふふ・・”こえたご”に敏感にはんのうしよる月桂樹です。
小学校の時、雪が今よりず~っと多かったかいな!あたり一面真っ白、同級生の男の子が学校にこんね~!どうしたとかいなて、思うとったら校庭のむこ~のほうから歩いて来よる、ドンドン近づいて来るばってんが、なんかおかしかよ!
しぇんしぇいが、慌てふためいて行ったら、”こえたご”に落ちとったいね!
みんな臭せ~~~!と逃げ回ったちゃけど!
用務員さんとこで、お風呂に入れてもろうて、戻ってきた時、丸坊主の頭から湯気がたっとったとが面白かった!
なんで落ちたかぁって言うたら真っ白な田圃ば近道してこえたごに落ちたらしか!

”どんがめ”ともゆうとりましたが・・・これは博多弁じゃなかごたるね・・・

投稿: 月桂樹 | 2006年10月 2日 (月) 12時51分

水上住宅は3号線沿いの川っぺりにもあったごた気のするっちゃけど・・・野溜めも言いよったかもしれんけど やっぱこえたごのほうが良う使いよったかいな~

投稿: ぼたん | 2006年10月 2日 (月) 09時25分

> 郷口川んにきなーよう魚釣りに行きよりました
おや、ひろくまさんも、このへんにお住まいやったとですか?!
水上住宅て言われたら、二叉瀬の方にかけて、なんかそげなとのあったごたる記憶もチラっとあるごたります。それこそ、原っぱ田んぼやった原田あたりから空港あたりまで、今はすっかり区画整理で市街地化しとるごたーです。四車線くらいの道が何本か出来て、かえってどこに向かうとかわからんごとなります。JRが高架になったせいもあるとですけど・・・。

投稿: MISTAKER | 2006年10月 2日 (月) 08時49分

郷口川んにきなーよう魚釣りに行きよりました。恐ろしく汚か川やったばってん、ふっとかフナの釣れよりました。

さすがに、その当時には肥溜めはありませんでした。川沿いに水上住宅はあったかも知れまっせん。
原田周辺は、昔は野菜の一大産地だったそうですね。

投稿: ひろくま | 2006年10月 1日 (日) 23時39分

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