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2006年6月 7日 (水)

もんち!

あすんもんシリーズその七。もんち!

『もーんち じゅーえん ひーろた あとで おとした いうても しらーん』
「俺のもの!10円拾った。後で落としたと言っても知らない」
え~、今日の「もんち!もーんち!」は、ある一枚の写真ば使ーてみたかっただけで、あとはぜ~んぶ「単純明解博多弁事典」からの使いまわしですたい。

◆本日のキーワード◆
【もんち・もーんち】
「俺んと。誰にもやらん。つばつけた」という意味の、めっけもん・拾い物の所有宣言をするための博多弁ですたいね。子どもんときな、地面に落ちとるもんな、ランチンでん釘でんなんでんかんでん、足で踏んづけて「もーんち!」て言いよりました。めったに10円玉やらは拾わんやったです。
語源はこれはまた難しくてですね、いろいろ調べよるとですがはっきりせんです。
1.拾い物勝ち。
2.悶着なし。
3.門打ち(もんうち):門を閉めること。閉めて確保宣言。
4.門内(もんうち):縄張り
5.門地(もんち):門閥。閥(仲間)意識。
6.「拾い物だ」の「だ」の、たんなる「ち」への変転。「ひろいものち」
7.めっけもんという言葉があります。たまたま見つけたもの・偶然得た幸運・・・という意味ですが、このめっけもんを「目付重宝」ともいいます(日本国語大辞典)。この「目付重宝」から類推して「拾い物重宝」が「物重宝」、さらに約転して「もんち」。
以上、考えりゃ考えるほど悶々としてくるとです。

はい、では、どうしても使ーてみたかったていう写真はコレ。
もーんち!

If0605

もろーたカリカリご飯ば足で押さえて、俺んと!誰にもやらん!て言いよります。

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コメント

> 「もんち」と言えば、相手に取られることが無かった。
えらい古か記事まで読んでもろーて恐縮です。ダンチン・らんちんん中でも「もんち」の使いみちがあったとですばいね。なるほどですね~。良かこと教えてもろーてありがとうございます。
しかし、今の子供たちの遊びんなかに、同じような意味やら使い方しよる、それらしかルールはあるとですかね~。とったもん勝ちやら、強いもん勝ちだけのごたる気もするですね。そしてすぐイジメ騒ぎになったりして・・・。

投稿: MISTAKER | 2007年11月15日 (木) 21時23分

「ダンチン(ビー玉(だま))」で、ダンチンが相手の陣地内の玉を弾き出す遊びで、狙って投げた玉が当って、陣地内で止まったとき、「もんち」と言えば、相手に取られることが無かった。

投稿: おきゅーと | 2007年11月15日 (木) 15時56分

> 文庫本サイズです。
発行部数が少なくても、少々古くても、だいたい博多関連本の入手ルートは確保しとるつもりやったとですが、この本はかなりの稀少本のようです。たいがい探したとですが、見つからんやったです。文庫サイズというとが影響しとるとですかね。傷みやすいとかいな。
> 不肖ワタクシが書いてます (^^ゞ
なるほど~、そういうわけですか。そやけん、そげな珍し本を持っとんしゃーはずわけですたいね。
結局んところ、福岡市総合図書館に二冊だけ置いてあるとがわかったけんですね、時間みてチェックしてきます。重ねて情報ありがとうございました。おおきに~。

投稿: MISTAKER | 2006年7月24日 (月) 04時49分

『ふくおか博多事典』について補足です

当時あった『シティ情報ふくおか』というタウン誌で2年間連載された読者投稿企画をまとめたものを中心に単行本化されたもので、版型はA6…つまり文庫本サイズです。「九州産業大学」の項は、不肖ワタクシが書いてます (^^ゞ

投稿: まつお | 2006年7月23日 (日) 07時41分

> 『ふくおか博多辞典(1981年・プランニング秀巧社)』
ご丁寧に追加情報ありがとうございます。
自分がたにあるか、図書館にあるかはともかくとして、だいたい「博多関連本」は知っとーつもりやったですが、これは覚えがなかったです。見たことあったっちゃろか?!
もともと「もんち」記述のある地元資料がなかとですよね。ほんなごと良か情報ば教えてもらいました。これはさっちが手に入れないかんです。古本でも入手してみようて思うとります。ありがとうございました。

投稿: MISTAKER | 2006年7月23日 (日) 01時44分

福岡市がまだ政令指定都市になる前に市民だった、まつお と申します。
TB先で書いた事情により、突然「もんち!」という言葉を思い出し、やっぱり三つ子の魂百までとはよく言ったものだなと思います。

ところで、「もんち」の使い方や、それを無効にする言葉について気になり始め、さきほどロフトの奥にある段ボール箱をひっくり返して『ふくおか博多辞典(1981年・プランニング秀巧社)』という本を探し出してきたところ、それにはこう書かれていました。

もんち:まだ手元にない遠くの物を、他人より早く自分のものにしたい時、大声で「もんち!」と叫ぶ。すると、誰にも取られずにすむ。

もんちがえし:自分のものにしたいときに叫ぶ「もんち!」を無意味にしてしまう方法。この「もんちがえし」も「もんちぎったん鍵しめた」と言われたときには無効になる。

投稿: まつお | 2006年7月22日 (土) 14時43分

> お邪魔します(*^.^*)
いらっしゃいませ。
「もんち」はどの世代まで伝わってる言葉か、どうもはっきりせんですね。ま、どっちにしたっちゃ、消滅傾向の博多弁にゃ間違いなかごたります。
ところで、猫さんの仕草のかわいかでしょ。月桂樹さんとこにも猫さんのおんしゃるごたるですね。またゆっくり見にいかせてもらいます。ありがとうございました。

投稿: MISTAKER | 2006年7月 5日 (水) 07時32分

お邪魔します(*^.^*)
もーんち・・・知らんかった!

だーれも盗って行かんけん、よかよか・・・

投稿: 月桂樹 | 2006年7月 4日 (火) 20時53分

> 『この席、ばーった!』みたいに使うようです。
ほほ~、面白かですね~。これも語源を探しづらい方言のごたあですね。ただ、いつもんごと、アテッポスすると、
縄張りした・縄張った・張った・ばった=俺のもの・・・とかいうとも考えられんことはなかろうごたります。

投稿: MISTAKER | 2006年6月 8日 (木) 01時55分

> これが方言やったことに本気で驚いています
おおおおお、これは共通語的に使ってらっしゃったてことですか?!だとすると、思惑とは違ってかなり予想外のコメントを戴いたことになります。意外でした。やっぱり言葉というのは、何度も書くことですが、決まった狭い地域や家族間だけでも使われ方が違うんですね。
自分なんかは、自分の周囲だけの方言で横(同世代間)へも、縦(後世)へも拡がりもない限定的な博多弁と思っとりましたが、どうも違うごたりますね。けっこう若い世代の方も使う方言だというのを今回初めて知りました。勉強になりました。ありがとうございます。

投稿: MISTAKER | 2006年6月 8日 (木) 01時49分

<もーんち!!>言いよったなぁ。

静岡では、同義語は<ばーった!!>です。
『この席、ばーった!』みたいに使うようです。

投稿: ひろくま | 2006年6月 7日 (水) 22時44分

猫ちゃんがもんちしとるーっ(笑)愛らしか!愛らしか!

これが方言やったことに本気で驚いています、私。

投稿: よっしぃ | 2006年6月 7日 (水) 10時15分

1の拾い物勝ちていうとは、拾い者勝ちの方が良かとかな。どっちでんあるか?

投稿: MISTAKER | 2006年6月 7日 (水) 04時26分

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地元の図書館のサイトにアクセスしたら、お知らせが掲示されていました それによると、ホームページから資料の予約ができるようになったそうです あれ? そんなんだったら前からできたじゃない…と思うのは早計で 今までは「貸出中」のものだけしか予約できなかったのを これからは「書架にあるもの」も予約できるのだそうです つまり、わが町の図書館にこの本はあるかなぁと検索して見つけたら その場で「俺が借りるからね」と唾をつけることができるらしいのです お知らせを見て、真っ先に頭に浮かんだ言葉が... [続きを読む]

受信: 2006年7月21日 (金) 22時39分

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