馬糞紙
博多弁文房具シリーズのその弐。馬糞紙。
「うったちも おしぴんばらまきに まけんごと とびどーぐば つくらないかんばい ばふんしば きって じゅうじしゅりけんば つくろーじぇえ」
『俺たちも、押しピンばらまき作戦に負けないような飛び道具を作らないとダメだよ。馬糞紙を切って十字手裏剣を作ろうぜ』
◆本日のキーワード◆
【馬糞紙:ばふんし】藁(ワラ)などを原料とした,黄色くかたいボール紙。工作用紙。
博多弁というよりか、共通語と考えないかんっちゃろけど、戦後生まれの団塊世代にとっては、あまりに懐かしすぎる言葉(死語・消滅語に近い?)やもんやけん、あえてここに取り上げてみたとです。
ただし、馬糞紙はあくまでも馬糞紙で、ボール紙やらという代用語では説明できんものやったことは間違いなかっちゃなかですかね。
ふん(^^;では、素性の知れない「馬糞紙」にかわって、正真正銘の博多の馬糞(^^;ば紹介してみまっしょうかね。一個食べてみてんしゃい。
【馬糞饅頭】黒糖まんじゅうのこと。
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コメント
> 今頃コメしてスマソ。
いやいやいや~、こげな古か記事まで読んでもろーて感謝感激ですたい。戯れ歌ていうか、遊び歌ていうとは、それこそ場所々々でぜ~んぜん違ってきとりますもんね。
例えば、単純明解博多弁事典の「オキュート」項目んとこで、おきゅーと売りの「音声」入れとりますばってん、うちゃそげな売り声聞いたことなか・・・ていうメールを貰ーたりしましたです。
博多本の中にゃ「おきゅーとわい、とわい」やら書いてあるとですが、それこそ自分は聞いたことなかとです。人・地域でそれぞれですが、自分が知らんとはすべて存在せん・・・と思いこんどる人も意外に居るとですね~。
投稿: MISTAKER | 2008年10月 5日 (日) 05時53分
今頃コメしてスマソ。
その戯れ歌ですが、私達仲間じゃ~、
「村のお山のお医者さん、鼻糞丸めて
偽仁丹、ソレー! お馬のションベン水薬、ソレー!
それを飲むのがアンポンタン」です。笑
相の手まで、入った正統版です。^_^;
私が出た某義務校HPに「この校区は文教地域と
言われ、父兄も教育熱心な・・・」と
あります。
何のことかいな~誰のことかいな~
と思うのです。爆
投稿: おきゅーと | 2008年10月 4日 (土) 09時40分
> 「うまのくそまんじゅう」と呼んでましたよね?^^;
そうやったかいな~、言われてみればていう感じです。「うまんくそ」てもいいよったかも。こっちん方がまだ湯気の出よるごたって印象の悪かごたる。ははは。
うまんくそ・・・でまた変な歌ば思い出したです。1曲ご披露。
♪うーまのしょんべん みずぐすり~ 鼻くそ丸めて豆仁丹 そーれをのむとがあんぽんたん♪
投稿: MISTAKER | 2008年7月20日 (日) 08時43分
馬糞饅頭は「ばふんまんじゅう」ではなくて
「うまのくそまんじゅう」と呼んでましたよね?^^;
文字にするとものすごくイヤンなかんじです(苦笑)
投稿: ぼたん | 2008年7月20日 (日) 07時38分
Meg in Nelsonさん、ようこそ。
手織りと馬糞紙。縁があるような、ないような・・・ですね。さすがに手漉きの馬糞紙はなかった気がしますが。
> でも食べる物で馬糞はいやだなあ。
たしかに。ははは。
馬糞饅頭という言葉の使用状況というのは、冗談や子供たちの「おふざけ」のなかで俗っぽく使われたことが多かったようで、実際に文字として表現されたり、現実の商慣習のなかで常用されたということではない気がします。
投稿: MISTAKER | 2008年7月19日 (土) 21時44分
ニュージーランドで手織りをしているものですが、馬糞紙をGoogleしたらここに来ました。横浜出身で比較的方言とはご縁の無い人生でしたが、大学時代アメリカで言語学を先行してから方言とかアクセントなど聞いて回っては楽しんでいます。
でも食べる物で馬糞はいやだなあ。
投稿: Meg in Nelson | 2008年7月19日 (土) 19時27分