えいしょうえ・しょんがえ
未収録語シリーズ 百七十二。えいしょうえ・しょんがね。
『なあなあ いわいうたんなかの えいしょうえやら しょんがねちゃ どげな いみな』『いみやら なかろうもん ただの かけごえ はやしことばや なかとな』「ねえ、博多祝い歌のなかの、えいしょうえやしょんがねとはどんな意味なの」「意味なんてないだろう。ただの掛け声はやし言葉じゃないのかい」
・・・というわけですが、今回はその意味不明の掛け声部分を無理やり意味づけしょうかと考えとります。では、その博多どんたくの歌。博多祝い歌の一番の歌詞。
1 祝いめでたの若松さまよ 若松さまよ 枝も栄ゆりゃ 葉も茂る
エイショーエー エイショーエー ショーエ ショーエ
アー ションガネ アレワイサソ エーサーソーエ ションガネ (この部分繰り返し)
以下、意味付けと用語説明はすべて日本国語大辞典から。
【エイショー・エー】【エイ・ショーエー】
栄昌:栄えること。
詠唱:節をつけ声をだしてうたうこと。
詠誦:詩歌などを声に出して詠むこと。
昌栄:勢いが盛んで栄えること。
唱詠:詩歌などを吟ずること。
誦詠:詩歌文書などを吟ずること。
賞詠:詩歌などのよさを認めて味わいながら吟ずること。
觴詠:酒を飲み詩歌を吟ずること。
【ションガネ】=しょんがえ=しょんがい=しょんがいな=(ションガネは博多んもん特有かも)。しょうがない・しかたないの意味はなかと思うとります。
俗謡の終わりにつけるはやしことば。しょんがえ節のなかの一節。ここから他のうたにも転用された。
【しょんがえ節】流行歌のひとつ。江戸時代、寛文のころから明治まで、歌詞と曲調を変えてうたわれた。
語源:自分の移住地以外で踊ったところからショガイ(所外)踊の節の義か、またはショガエ(所替)か。他には(勝凱)や(唱歌栄)の文字が当てられたげなです。
【アレワイサソ】
これも、うたの中にはいるはやし詞。♪お江戸日本橋七つ立ち、初上り。行列揃えてアレワイサノサ・・・と同じ。博多とお江戸で同じ掛け声ですたいね。
意味としちゃどうなるとやろ。文献資料が見つからんので、とりあえずへっぱく流に、「あれあれ、どうしましょ、さあさあ、こうしましょ?!」とでも訳しておきましょうか。
・・・とまぁ、こんなところでっしょうか。しょんがね。
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